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ペット栄養学会誌 17(1) 1-5 2014年4月
マウスやラットでは、苦味物質である塩酸キニーネ(QHCl)と甘味・うま味物質の混合溶液の選択飲水法によって嗜好性に対する行動応答が調査されている。本研究ではビーグル犬に対し、甘味・うま味を呈するアミノ酸を用いた選択飲水試験を行い、両者の行動応答を検討した。試験は12時間絶水後に行い、1mM QHCl単独溶液と、1mM QHClと10mM、100mMおよび500mMの各アミノ酸(グリシン、スレオニン、アラニン、プロリン、セリン、グルタミン酸ナトリウム)混合溶液を同時に20分間呈示し、選択飲水...