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畜産の研究 68(2) 247-252 2014年2月
Kennedy and Veversは,108種の家禽や野鳥の卵について卵殻の色素を定性的に調べ,それらの分類を試みている。その結果,108種のうち49種の鳥は,プロトポルフィリンのみを卵殻の色素としていた(全体の約45%)。次いで,33種の鳥は,卵殻にプロトポルフィリンとビリベルジンの2つの色素を持っており(約31%),17種の鳥はプロトポルフィリンとビリベルジン,およびその亜鉛化合物(亜鉛ビリベルジン)という3つの物質を卵殻の色素としていた(約16%)。ビリベルジンのみを卵殻色素として...