研究者業績
基本情報
研究分野
5経歴
4-
2007年7月 - 現在
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2003年6月 - 2007年6月
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1999年4月 - 2003年4月
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1998年7月 - 1999年3月
学歴
1-
1982年4月 - 1988年3月
受賞
1論文
108-
Archives of Virology 170(12) 2025年11月15日 査読有り筆頭著者責任著者
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Clinical journal of gastroenterology 2022年5月4日 査読有り責任著者A case of subclinical hepatitis E virus (HEV) infection was detected by nucleic acid amplification test on blood donation. The patient was followed-up until day 220 after the blood donation but showed no symptoms throughout the observation period. Aspartate aminotransferase and alanine aminotransferase levels reached the maximum values on day 37 with a slight increase but remained in normal ranges from day 67 to 220. The quantity of HEV RNA at the initial examination on day 13 was 1.1 × 102 copies/mL, which increased to 2.8 × 103 copies/mL by day 37. It was not detected from day 67 to 220. Immunoglobulin G class antibody to HEV (anti-HEV IgG) was below the cut-off value until day 37 and exceeded the cut-off value to positive on day 67, accompanied by normalization of liver function and negative conversion of HEV RNA. Thereafter, the titer decreased gradually, falling below the cut-off value on day 163, and continuing negative until day 220. Although the persistent duration of anti-HEV IgG positive is believed to be generally long, it was within only 126 days for this subclinical case. Further investigation is needed to determine whether short-term positivity for anti-HEV IgG is typical in subclinical HEV infection.
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肝臓 63(1) 35-38 2022年1月 筆頭著者責任著者岐阜県近郊で発生したE型肝炎13例のE型肝炎ウイルス(HEV)の感染源・感染経路を、問診と原因HEVの遺伝子配列の解析から推測した。全員孤発例であった。2例は生のブタ内臓肉、1例は調理したブタ内臓肉、7例は調理したブタ肉、2例は調理不十分なブタ肉の喫食歴があった。HEVゲノムのORF2領域の412塩基長の配列をもとに近隣結合法で系統樹を作成した。1例はORF1領域を解析した。原因HEVの遺伝子型は、3aが5例、3bが6例、3fが1例、4iが1例であった。13例中2例は原因HEV株に近縁株の登録はなかったが、11例には97%以上の相同性を持つ株が見つかり、地域内拡散8例、国内広域拡散2例、国際拡散1例の3つのパターンに類別された。
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Clinical Journal of Gastroenterology 13(2) 252-259 2020年4月 査読有り筆頭著者
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Hepatology Research : the official journal of the Japan Society of Hepatology 49(9) 1003-1014 2019年4月 査読有り筆頭著者責任著者
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肝臓 59(12) 700-703 2018年12月 査読有り筆頭著者責任著者著者らは三重県と岐阜県を中心にE型肝炎の発生状況を調査し、患者の喫食歴などを問診するとともに、原因となったHEVの遺伝子配列を決定し、症例相互の原因HEV株の関係や、データベースから探究した近縁株との関係を調べることで、感染源・感染経路の解明に努めている。今回、問診では互いに接点がないと思われたが、発症時期と遺伝子解析結果から感染源が同一と推測された3組6症例が存在したので、各症例の概要を報告した。6例とも同一経済圏内の発生であり、感染にはブタ肉などの食品の流通や人の往来が関与していると考えられた。
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肝臓 59(9) 497-500 2018年9月 査読有り責任著者症例は73歳男性で、進行胃癌+肝転移に対する化学療法にて薬剤性間質性肺炎を発症し、プレドニゾロンを12日間投与され軽快傾向で退院した。定期受診にて急性肝障害が指摘され緊急入院となり、グリチルリチン製剤投与にて経過観察中IgAクラスE型肝炎ウイルス陽性が判明し急性E型肝炎と診断した。血小板減少を伴ったが、入院13日目には肝障害が改善したため退院し、血小板数も正常に復した。退院後52日目に再入院して胃癌に対しニボルマブを投与したところ血小板が0.2×10^4/μlまで減少し、血小板輸血とデキサメサゾン投与を行ったが、再入院15日目に上部消化管出血のため死亡した。骨髄穿刺検査の結果と経過から、ニボルマブ投与による免疫性の血小板減少症が考えられた。
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VIROLOGY 513 146-152 2018年1月 査読有り筆頭著者責任著者
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INFECTION GENETICS AND EVOLUTION 55 343-349 2017年11月 査読有り
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LIVER INTERNATIONAL 36(1) 31-41 2016年1月 査読有り筆頭著者責任著者
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VIROLOGY 485 431-438 2015年11月 査読有り
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日本消化器病学会雑誌 112(8) 1533-1541 2015年8月 査読有り責任著者
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HEPATOLOGY RESEARCH 44(10) E63-E76 2014年10月 査読有り
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JOURNAL OF VIROLOGY 88(13) 7120-7129 2014年7月 査読有り
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HEPATOLOGY RESEARCH 44(6) 694-699 2014年6月 査読有り
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JOURNAL OF GENERAL VIROLOGY 94(Pt 8) 1780-1790 2013年8月 査読有り
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INFECTION GENETICS AND EVOLUTION 18 287-298 2013年8月 査読有り筆頭著者責任著者
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腎と透析 74(3) 470-474 2013年3月74歳男性。糖尿病および慢性腎不全により血液透析を行っていた。今回、糖尿病に対しビルダグリプチン(VG)投与を開始後、腹部膨満感と便秘症状が出現、更に腹痛および吐気も伴った。画像所見にて小腸および大腸ガスと半結腸主体の便の停滞が認められたため、内服薬を中止し、絶飲食を行い、あわせて補腋を開始したところ、腹痛や腹満は消失し、排便回数や排便量が増加傾向となった。そこで、VG内服の再開を開始したが、腹部症状が増悪したため、再び絶飲食、内服薬中止、末梢輸液を行った。その結果、症状は改善し、経口摂取を再開した。尚、今までの経緯よりVG再開後に便秘症状が再発したことから、同薬剤が便秘の原因の被疑薬と考え、内服を中止したところ、腹痛・腹満・食事摂取量・排便回数・排便量・排便性状は安定した。
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INFECTION GENETICS AND EVOLUTION 12(7) 1524-1534 2012年10月 査読有り筆頭著者責任著者
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LIVER INTERNATIONAL 32(4) 675-688 2012年4月 査読有り筆頭著者責任著者
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LIVER INTERNATIONAL 32(2) 339-345 2012年2月 査読有り筆頭著者
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Nihon rinsho. Japanese journal of clinical medicine 69 Suppl 4 35-40 2011年5月
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日本脊椎関節炎学会誌 2(1) 109-114 2010年9月20歳以下の若年でほぼ同時期に発症したHLA-B27陽性の脊椎関節炎(SpA)の姉妹例を報告した。症例1(二人姉妹の姉)、症例2(症例1の妹)、母方伯母に強直性脊椎炎(AS)の既往があり、2例とも20歳以下で臀部痛などの脊椎関節炎症状が出現し、HLA-B27は陽性であった。SpAのAmor診断基準はそれぞれ11点、10点であったことからSpAと診断され、非ステロイド系抗炎症薬、サラゾスルファジン投与により臨床症状とCRPは正常化した。本症例は女系家族集積性の極めて高いSpAの姉妹例で、ASを含むSpAがまれなリウマチ病態であるなかで、見落とされやすい女性症例に留意する必要性を示すものであり、女性SpA例の特徴を理解するうえで貴重な症例であった。
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生活衛生 53(3) 153-159 2009年7月難消化性デキストリン含有食品「健糖楽茶」のショ糖負荷試験による血糖値抑制効果について二重盲検クロスオーバー法で検討した。血糖値に異常がない健康被験者20例を対象とした。対照食品あるいは試験食品を速やかに摂取させ、6分後に150mLのショ糖液を速やかに摂取させた。血糖値のピーク値は試験食品群、対照食品群ともショ糖液摂取直後の30分に現れ、血糖値は45分で有意に試験食品群で抑制された。摂取後60分、90分、120分では対照食品群との有意差はなかった。AUCは有意に試験食品群で抑制された。インスリン値の経時変化は、対照食品群と試験食品群に有意差はなく、二元配置分散分析では摂取後時間にのみに有意差を認めた。対照食品群に比べて試験食品群でインスリン値が低値になることはなかった。対照食品群で、血糖値とインスリン値には比較的強い相関を認めた。試験食品及び対照食品を摂取することによる有害事象は認めなかった。
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生活衛生 53(3) 160-168 2009年7月難消化性デキストリン含有食品「健糖楽茶」の反復摂取における安全性について検討した。1回1包、1日3回の試験食品を1ヵ月間摂取する過剰摂取試験を実施した。試験開始前、試験開始2週間後、4週間後、終了後2週間目に理学検査、血液及び尿検査を実施した。29例の、試験食品の平均摂取回数は80.2回、平均摂取率は95.4%と良好なコンプライアンスであった。摂取期間中の有害事象(愁訴)は摂取後2週間に多く発生したが、いずれも軽症で数日以内に解消した。摂取前の愁訴人数と近い人数であった。尿潜血陽性は一過性で、摂取前の陽性反応が継続的に発生しなかった。試験中の脱落例はなく、1ヵ月間過剰摂取試験における血液検査結果及び尿検査の結果では、特別な有意差を示す変動は観察しなかった。いずれかの検査において血糖値が110mg/dLを超えた境界型被験者の臨床検査値にも異状はなかった。安全性はヒト臨床試験で確認した。
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HEPATOLOGY RESEARCH 38(7) 704-716 2008年7月 査読有り
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Gastroenterological Endoscopy 48(11) 2626-2631 2006年11月62歳女。特発性肺線維症(IPF)の増悪でメチルプレドニゾロンによる入院治療が行われていたが黒色嘔吐、黒色便も出現した。意識清明、眼瞼結膜軽度貧血を認めた。胸部聴診で軽度ラ音を聴取し、心窩部に軽度圧痛を認めたが、腹部は平坦、弾性軟で肝脾は触知せず、下肢に軽度浮腫を認めた。また神経学的異常所見は認めなかった。上部消化管内視鏡で胃上体大彎後壁より毛細血管拡張を認めた。病変は血管集簇に接して長径10mm、短径5mmの類楕円形の血管集簇が連続して存在し出血がみられたため出血性胃血管拡張と診断した。
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JOURNAL OF GENERAL VIROLOGY 87(Pt 3) 629-634 2006年3月 査読有り
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JOURNAL OF GENERAL VIROLOGY 87(Pt 1) 73-82 2006年1月 査読有り
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JOURNAL OF URBAN HEALTH-BULLETIN OF THE NEW YORK ACADEMY OF MEDICINE 82(3) 468-478 2005年9月 査読有り
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JOURNAL OF VIROLOGICAL METHODS 126(1-2) 139-148 2005年6月 査読有り
MISC
24-
肝臓 57(Supplement 3) 2016年
書籍等出版物
8-
Springer-Verlag Tokyo 1999年