医学部

佐藤 俊充

sato toshimitsu

基本情報

所属
藤田医科大学 医学部 医学科 心臓血管外科・呼吸器外科学 講師
学位
博士(医学)

J-GLOBAL ID
201501000030230740
researchmap会員ID
7000012900

MISC

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  • Toshimitsu Sato, Masayoshi Kobayashi
    International Journal of Angiology 21(3) 147-149 2012年9月  
  • 佐藤俊充, 小林昌義
    脈管学 52(April) 207-210 2012年  
    症例1は68歳男性で、糖尿病の既往があった。心房細動で植込み型除細動器(ICD)挿入のためワルファリン休薬中で、ICD挿入4日目に突然両下肢脱力、冷感を認め、大腿動脈以下の拍動を触知せず、CTで腹部大動脈終末部に多量の血栓を認め、発症3時間後に血栓除去術を行った。術後2週目に再度両下肢の虚血症状が出現し、CT上両下肢動脈塞栓の診断で再度血栓除去術を行った。その後、左鼠径部の創感染をきたし、糖尿病のため感染コントロールは困難で、左総大腿動脈が破綻して出血し、手術的止血も効果なく、全身状態の悪化とARDS発症で人工呼吸管理を行うも、初回手術後54日目に呼吸不全で死亡した。なお、創感染部と血管壁からCitrobacter Koseriが検出された。症例2は71歳女性で、突然の両下肢脱力で受診した。大腿動脈以下の拍動を触知せず、CTで腹部大動脈終末部に多量の血栓を認め、発症8時間後に血栓除去術を行った。術後経過は良好で術後14日目に独歩退院した。
  • Toshimitsu Sato, Hiroaki Tamai, Masayoshi Kobayashi, Kiyohito Yamamoto, Kimihiro Komori
    CARDIOVASCULAR PATHOLOGY 20(5) 266-271 2011年9月  
  • 佐藤俊充, 宮内正之
    日本血管外科学会雑誌 18(5) 563-566 2009年  
    【背景】胃十二指腸動脈瘤は内臓動脈瘤の中でもかなり稀であるが,いったん破裂に至ると,致命的になることが多い.今回は未破裂胃十二指腸動脈瘤の 1 症例を経験した.【症例】76歳,男性.既往は高血圧のみであった.近医の超音波検査で偶然に発見された右上腹部拍動性腫瘤の精査目的に当科紹介となった.CT検査および血管造影検査で,最大径 5cmの胃十二指腸動脈瘤と診断したが,瘤のproximal neckが短く,血管内治療は断念し,手術的治療の方針とした.【結果】全身麻酔下に開腹し,総肝動脈,左右肝動脈,胃十二指腸動脈(末梢側)をテーピング,遮断可能とした.瘤壁を切開し,1 カ所の胃十二指腸動脈の開口部を瘤の内腔から縫合閉鎖した.肝への血流は総肝動脈と固有肝動脈の端端吻合にて施行した.術後肝への血流は問題なく維持されていた.【結論】稀な未破裂の胃十二指腸動脈瘤に対して手術的治療を行い,経過良好であったので報告する.
  • 佐藤俊充, 宮内正之
    日本血管外科学会雑誌 18(1) 17-20 2009年  
    【背景】腹部大動脈瘤(AAA)と上腸間膜動脈(SMA)または腹壁との間で十二指腸が壁外性に圧迫され,閉塞に至る症例は比較的稀であるが,このような症例を 2 例経験したので報告する.【症例】症例 1:81歳,男性.2005年11月下旬頃から,頻回の嘔吐を認め,近医受診.2005年12月上旬当科を紹介受診.CTにて右上方に突出するAAA(最大径75mm)とSMAにより十二指腸水平部が壁外性に圧迫され閉塞していることを確認した.症例 2:71歳,男性.2006年 7 月中旬から食後の嘔吐が頻回となり,近医を受診.上腹部に拍動性腫瘤をふれたため,2006年 7 月下旬当科を紹介受診.腹部単純写真ではガス像から胃および十二指腸の拡張を認めるのみであった.CTで右上方に突出するAAA(最大径65mm)と腹壁により十二指腸水平部が壁外性に圧迫され閉塞していることを確認した.【結果】2 症例とも最終的に人工血管置換術を施行することで軽快した.【結論】AAAを有する高齢者の上腹部イレウスの 2 例を経験し,適切な治療により治癒することができた.

講演・口頭発表等

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その他教育活動上特記すべき事項

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  • 件名
    指導医講習会
    終了年月日
    2012/11
  • 件名
    PBLテュータ参加
    終了年月日
    2013/06
  • 件名
    OSCE評価参加
    終了年月日
    2013/12