研究者業績
基本情報
研究分野
1受賞
1-
2019年6月
論文
52-
Scientific reports 12(1) 20012-20012 2022年11月21日Chronic kidney disease (CKD) and heart failure (HF) are the first and most frequent comorbidities associated with mortality risks in early-stage type 2 diabetes mellitus (T2DM). However, efficient screening and risk assessment strategies for identifying T2DM patients at high risk of developing CKD and/or HF (CKD/HF) remains to be established. This study aimed to generate a novel machine learning (ML) model to predict the risk of developing CKD/HF in early-stage T2DM patients. The models were derived from a retrospective cohort of 217,054 T2DM patients without a history of cardiovascular and renal diseases extracted from a Japanese claims database. Among algorithms used for the ML, extreme gradient boosting exhibited the best performance for CKD/HF diagnosis and hospitalization after internal validation and was further validated using another dataset including 16,822 patients. In the external validation, 5-years prediction area under the receiver operating characteristic curves for CKD/HF diagnosis and hospitalization were 0.718 and 0.837, respectively. In Kaplan-Meier curves analysis, patients predicted to be at high risk showed significant increase in CKD/HF diagnosis and hospitalization compared with those at low risk. Thus, the developed model predicted the risk of developing CKD/HF in T2DM patients with reasonable probability in the external validation cohort. Clinical approach identifying T2DM at high risk of developing CKD/HF using ML models may contribute to improved prognosis by promoting early diagnosis and intervention.
MISC
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ホルモンと臨床 52(夏季増刊) 49-52 2004年8月59歳女.右前頸部腫脹,高血圧を主訴とした.以前より右前頸部腫脹を認めていたが放置していた.増大傾向にあり,甲状腺腫瘍が疑われた.低K血症を認め,レニン抑制も認めた.成長ホルモンに比しIGF-1の高値も認めた.TRHテストでGHの奇異性の上昇を認め,立位負荷試験ではアルドステロンの低下を認めた.また,副腎静脈血サンプリングでは,右副腎静脈において優位なアルドステロンの上昇を認めた.頭部MRIにて下垂体腺腫,甲状腺エコーにてのう胞状腫瘍,腹部CTにて左副腎腫瘍を認めた.デキサメゾン抑制での131Iアルドステロンシンチでは左副腎への取り込みが強いものの両側に取り込みを認めた
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JOURNAL OF BONE AND MINERAL RESEARCH 18 S407-S407 2003年9月
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ホルモンと臨床 51(夏季増刊) 55-58 2003年7月86歳女.主訴は浮遊感,味覚障害.満月様顔貌,中心性肥満,高血圧,低カリウム血症を指摘され,また,尿中17-OHCS排泄量の増加があり,クッシング症候群が疑われた.内分泌学的検査にて血中ACTH値の軽度上昇,血漿レニン活性の低下,尿中コルチゾール及び17-OHCS排泄量の増加を認めた.下垂体MRIにてemptysella,その他画像検査にても異常はなく,ACTH産生部位は特定できなかった.経過中に,血中及び尿中コルチゾール,尿中17-OHCSが正常化したため,周期性クッシング症候群と診断された.その後,ACTH,コルチゾールの異常高値のため,サンドスタチンを投与したところコルチゾールの値は正常化した.外来通院のためオペプリムの内服に変更し,以後,入退院を繰り返しながら外来加療された.しかし経口摂取困難となり,敗血症にDICも併発し死亡した.剖検にて,下垂体にごく微小の腺腫様構造(ACTH染色陽性)が認められた
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糖尿病 45(12) 881-887 2002年12月33歳女.意識障害を主訴とした.急激に口渇が出現し,切迫流産で胎児死亡にて人工娩出術を施行して傾眠傾向となった.血糖789mg/dl,動脈血ガスpH 7006,血中総ケトン体高値,尿ケトン(2+)より糖尿病性ケトアシドーシスと診断された.入院時HbA1c 6.1%,尿中CPR 1.2μg/日血清アミラーゼ 694IU/l,リパーゼ 139IU/l,Elastase 1 890ng/dl,グルカゴン負荷試験無反応,GAD抗体(-),IA-2抗体(-),ICA(-).HLAはA2,A24(9),B61(40),B51(5),DR2,DR8DQ1,DQ4であった.本症例は妊娠初期7週に発症した「劇症1型糖尿病」と考えられた
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現代医学 50(1) 71-79 2002年7月潜在性機能低下症から顕性機能低下症への移行は甲状腺自己抗体の有無,性別,年齢,ヨード摂取量により異なり,費用対効果の面からも治療の対象は厳格に設定されるべきである.甲状腺機能低下症には遊離脂肪酸(FFA)高値を示す例と低値を示す例があり,このうちFFA高値の群では低値の群に比べて臨床的に軽症でL-T4投与によりTSH値が正常化する迄の期間が短い.FFAが甲状腺濾胞細胞の機能に対して防禦的に作用している可能性があり,脂肪酸の細胞機能への関与が注目される
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ホルモンと臨床 49(秋季増刊) 41-45 2001年9月16歳男.水痘症発症後,高ナトリウム血症と血漿ADH低値を認め,尿崩症の疑いで入院した.当初は画像診断上,下垂体に明らかな異常はみられなかった為特発性尿崩症を考えたが,経過中に下垂体茎の腫大が出現し,同部はMRIガドリニウム造影によりほぼ均一に造影された.これらの所見から胚細胞腫等の脳腫瘍を疑ったが,リンパ球性漏斗部下垂体炎の可能性も否定できず,画像診断上は鑑別困難であった.慎重に経過観察を行っていたところ,さらなる下垂体茎の腫大と下垂体前葉機能低下を認めたことから胚細胞腫を強く疑い,生検により胚細胞腫と診断した
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藤田学園医学会誌 24(2) 249-254 2000年12月バセドウ病患者26名(A群)と橋本病患者,健常成人を対象に検討した.CD40とインターロイキン(IL)-4を介した刺激は各群の末梢血単核球においてCD23陽性細胞を増加させた.A群は可溶性CD23,CD23陽性細胞を最も増加させる一方,IL-10の産生を増加させたが,CD8陽性細胞除去によりCD28陽性細胞は特に低下した.バセドウ病ではCD40を介したB細胞活性化によるTh2作動が強く働き,IL-10の過剰産生を生じると考えられ,CD8細胞はこの系に対し抑制的に作用していると考えられる.従がってCD8陽性細胞を増強することがTh2への偏りを是正する治療として理にかなっている
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藤田学園医学会誌 24(2) 189-195 2000年12月1型及び2型糖尿病患者30名を対象に,入退院時の血管内皮増殖因子(VEGF)及びアイソフォームendothelin-1(ET-1)濃度を測定した.血糖コントロール不良で入院した患者の入院時血清VEGF濃度は,健常者と比べ有意に増加していたが,退院時にはHbA1c及び空腹時血糖(FPG)値の減少とともに血清VEGF濃度も有意に低下した.血漿ET-1濃度は入退院時で変化なく,VEGF濃度,HbA1c,FPG値のいずれとも相関しなかった.VEGFの増加が糖尿病性血管障害及び動脈硬化の発症に関与している可能性が考えられた
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糖尿病 43(Suppl.1) 251-251 2000年4月
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JOURNAL OF DIABETES AND ITS COMPLICATIONS 13(5-6) 264-270 1999年9月
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現代医療 31(増刊III) 2218-2224 1999年9月測定法を改良し赤血球の除蛋白にNaOH及びZnSO4を使用することにより良好な用量曲線と再現性を示す赤血球ソルビトール濃度の測定を行うことができた.この方法による赤血球ソルビトール濃度値を用いて空腹時血糖値及びHbA1c濃度との相関を調べたところ,有意な正の相関を認めることができた.したがってこの改良したソルビトール測定法は恐らく現時点ではソルビトールの測定に適当なものであると思われる.糖尿病患者における赤血球ソルビトール濃度の増加はアルドース還元酵素阻害薬の投与により抑制された