研究者業績
基本情報
- 所属
- 藤田医科大学 医学部 呼吸器外科学 主任教授
- 学位
- 医学博士(東北大学)医学博士(東北大学)
- J-GLOBAL ID
- 200901059259319075
- researchmap会員ID
- 1000365543
- 外部リンク
学歴
4-
- 1996年
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- 1996年
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- 1991年
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- 1991年
委員歴
2-
2008年 - 2018年
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2008年 - 2018年
受賞
6-
2002年
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2002年
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2001年
MISC
98-
EUROPEAN JOURNAL OF CARDIO-THORACIC SURGERY 34(4) 878-881 2008年10月
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日本呼吸器外科学会雑誌 22(6) 856-860 2008年【目的】難治性気胸の術後合併症リスク評価.【対象と方法】高齢者難治性気胸手術症例43例に対し,術前背景因子,術前臓器機能因子,術前評価可能な麻酔手術侵襲等について比較検討し,単変量解析によるリスク評価を行った.続いて多変量解析を行い,高齢気胸術後合併症リスク評価を試みた.【結果】男性41例女性2例で,術後合併症は10例(23.3%)で認められた.諸因子別網羅的解析では,全25項目中血清TP,Alb,chE,Na+低値群およびPS,酸素投与群,麻酔スコア値で有意であった.すべての因子による多変量解析ではPS低値群にて有意に合併症が発生した(odds比:73.7,P=0.003).【結語】高齢者難治性気胸ではperformance status不良,低栄養状態,低Na群および酸素吸入群は全身麻酔手術ハイリスク群である.
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日本呼吸器外科学会雑誌 = The journal of the Japanese Association for Chest Surgery 22(6) 856-860 2008年【目的】難治性気胸の術後合併症リスク評価.【対象と方法】高齢者難治性気胸手術症例43例に対し,術前背景因子,術前臓器機能因子,術前評価可能な麻酔手術侵襲等について比較検討し,単変量解析によるリスク評価を行った.続いて多変量解析を行い,高齢気胸術後合併症リスク評価を試みた.【結果】男性41例女性2例で,術後合併症は10例(23.3%)で認められた.諸因子別網羅的解析では,全25項目中血清TP,Alb,chE,Na+低値群およびPS,酸素投与群,麻酔スコア値で有意であった.すべての因子による多変量解析ではPS低値群にて有意に合併症が発生した(odds比:73.7,P=0.003).【結語】高齢者難治性気胸ではperformance status不良,低栄養状態,低Na群および酸素吸入群は全身麻酔手術ハイリスク群である.
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TRANSPLANTATION PROCEEDINGS 39(1) 283-285 2007年1月
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BIOCHEMICAL AND BIOPHYSICAL RESEARCH COMMUNICATIONS 349(2) 781-788 2006年10月
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日本呼吸器外科学会雑誌 20(6) 881-885 2006年骨髄移植後閉塞性細気管支炎に起因した再発性難治性気胸の一例を経験したので報告する.症例は40歳男性.2003年急性骨髄性白血病にて骨髄移植施行半年後,骨髄移植後閉塞性細気管支炎を発症した.2004年より右自然気胸を合計3回発症.2005年に両側気胸発症し,手術目的にて当科紹介となる.4回の手術後,最終的には両側気胸に対し,病巣切除およびポリグリコール酸シート+フィブリン糊にて胸膜被覆術を施行した.現在再発を認めていない.
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日本呼吸器外科学会雑誌 = The journal of the Japanese Association for Chest Surgery 20(5) 768-772 2006年血清(1→3)-β-D-グルカン値の測定による深在性真菌症の血清学的診断は,広く利用されているが,その測定値は真菌症以外の種々の因子による影響を受け,偽陽性を示すことがある.我々は肺リンパ脈管筋腫症の患者に対し,脳死両側肺移植術を施行した.術翌日の血清(1→3)-β-D-グルカン値は2964 pg/mlと異常高値を示した.原因を検討した結果,術中の人工心肺中のポンプ吸引使用により,ガーゼに浸み込んだ血液が体内へ送血されたことが原因である可能性が疑われた.それを踏まえ,我々は生理食塩水とガーゼを使用した(1→3)-β-D-グルカン値の実験的測定を行ったところ,ガーゼから生理食塩水への(1→3)-β-D-グルカン成分の溶出を示唆する結果を得た.ガーゼの大量使用,および人工心肺中にポンプ吸引を行った症例では血清(1→3)-β-D-グルカン値の異常高値を示す可能性があり,注意を要すると考えられた.
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日本呼吸器外科学会雑誌 = The journal of the Japanese Association for Chest Surgery 20(6) 881-885 2006年骨髄移植後閉塞性細気管支炎に起因した再発性難治性気胸の一例を経験したので報告する.症例は40歳男性.2003年急性骨髄性白血病にて骨髄移植施行半年後,骨髄移植後閉塞性細気管支炎を発症した.2004年より右自然気胸を合計3回発症.2005年に両側気胸発症し,手術目的にて当科紹介となる.4回の手術後,最終的には両側気胸に対し,病巣切除およびポリグリコール酸シート+フィブリン糊にて胸膜被覆術を施行した.現在再発を認めていない.
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JOURNAL OF THORACIC AND CARDIOVASCULAR SURGERY 129(3) 692-693 2005年3月
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日本呼吸器学会雑誌 43(5) 283-288 2005年
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日本呼吸器学会雑誌 43(5) 283-288 2005年
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JOURNAL OF HEART AND LUNG TRANSPLANTATION 23(12) 1392-1395 2004年12月
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JOURNAL OF THORACIC AND CARDIOVASCULAR SURGERY 128(5) 793-794 2004年11月
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CRITICAL CARE MEDICINE 32(9) 1910-1915 2004年9月
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TRANSPLANTATION 78(4) 524-529 2004年8月
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日本呼吸器外科学会雑誌 18(4) 587-592 2004年症例は29歳, 男性. トラック運転中に居眠りをして大型トラックに追突, ハンドルで前胸部を強打した. 近医に搬送され気管分岐部裂傷の診断を得て, 当科に紹介された.気管支鏡検査上, 気管分岐部竜骨の左右主気管支接合部が損傷し直径約8mmの裂孔が認められた.受傷約24時間後に手術を開始.竜骨の損傷が比較的広範なため, 明らかな損傷部のみのdebridementと単純縫合閉鎖では術後縫合不全や肉芽性狭窄の危険性が高いと考え, 気管分岐部を切除しMontage型再建術を行った.術後, 気管・気管支吻合部合併症をきたすことなく良好に経過し第29病日に退院した.気管分岐部損傷に対する分岐部切除再建術の報告はこれまでないが, 竜骨の広範な破壊を伴う症例に対しては, 積極的にこの術式を考慮してよいと考える.