研究者業績

中井 剛

ナカイ ツヨシ  (Tsuyoshi Nakai)

基本情報

所属
藤田医科大学  医学部・薬物治療情報学  講師
学位
博士(医学)(名古屋大学)

ORCID ID
 https://orcid.org/0009-0005-2667-7057
J-GLOBAL ID
202001000562143382
researchmap会員ID
R000010558

論文

 29

MISC

 63
  • 安藤基純, 牧野令奈, 中井剛, 西野義彦, 植田康次, 戸田千登世, 岡本誉士典, 西田博之, 小嶋仲夫
    Journal of Toxicological Sciences 34(Supplement) S86-3015 2009年6月  
    神経変性疾患との関わりが示唆される生体内カテコールやドパミン(DA)などは、Cuなどの金属との酸化還元反応を介して生体分子を損傷する。本研究では、各種金属(Cu, Hg, Mn, Fe, Pt, Se)とカテコール関連化学物質とによる核酸の酸化損傷・高次構造変化およびそれらが遺伝子発現に及ぼす影響について検討した。また、カテコール誘導体化や新規多核Se化合物によりこれらの損傷を抑制する要件についても検討した。Cu(II)とDAの酸化還元反応は核酸の高次構造変化と酸化損傷を引き起こし、遺伝子発現を阻害した。この阻害はCu(I)特異的キレート剤およびカタラーゼで抑制されるので、Cu(I)およびH2O2の関与が考えられる。Hg(II)は単独でも高次構造変化を起こし遺伝子発現を阻害したので、Cu-DAによる高次構造変化を部分的に説明すると考えられる。しかし、Hgはメチル化すると核酸に顕著な変化を与えなかった。Mn(II)はCu(II)とDAによる酸化損傷を増強した。一方、cis-Pt(IV)(NH3)2Cl4は還元物質の共存下で高次構造を変化させ、Fe(III)同様ヒドロキシルラジカルによる酸化的DNA損傷を示した。カテコール環側鎖にα-カルボニル基を導入すると、上記損傷は抑制された。その機構として、金属との錯体形成による酸化還元サイクルの停止がUV, NMR解析などから示唆された。SH化合物とH2SeO3の反応により得たSS結合間にSeを複数含む新規多核Se化合物は、酸化的核酸損傷を効果的に抑制した。以上、様々な疾患との関わりが示唆される核酸の損傷が各種金属と化学物質との反応で起こる機構と、それを制御する要件についてその一端が明らかとなった。
  • 西野義彦, 安藤基純, 牧野令奈, 中井剛, 前田小織, 村瀬晴香, 植田康次, 戸田千登世, 小嶋仲夫
    日本薬学会年会要旨集 129(3) 131-131 2009年3月5日  
  • 中井剛, 安藤基純, 牧野令奈, 西野義彦, 桑田麻央, 植田康次, 戸田千登世, 小嶋仲夫
    日本薬学会年会要旨集 129(3) 179-179 2009年3月5日  
  • 西野義彦, 安藤基純, 中井剛, 岡本誉士典, 植田康次, 小嶋仲夫
    日本病院薬剤師会東海ブロック・日本薬学会東海支部合同学術大会講演要旨集 19th-2009 108 2009年  
  • 中井剛, 安藤基純, 西野義彦, 岡本誉士典, 植田康次, 小嶋仲夫
    日本病院薬剤師会東海ブロック・日本薬学会東海支部合同学術大会講演要旨集 19th-2009 108 2009年  
  • 西野義彦, 安藤基純, 牧野令奈, 中井剛, 植田康次, 戸田千登世, 小嶋仲夫
    衛生薬学・環境トキシコロジー講演要旨集 2008 222 2008年10月3日  
  • 牧野令奈, 安藤基純, 中井剛, 西野義彦, 植田康次, 戸田千登世, 小嶋仲夫
    衛生薬学・環境トキシコロジー講演要旨集 2008 221 2008年10月3日  
  • 植田康次, 安藤基純, 牧野令奈, 中井剛, 西野義彦, 戸田千登世, 小嶋仲夫
    Journal of Toxicological Sciences 33(Supplement) S128-143 2008年6月  
    金属は一般にDNAに対して高い親和性を持つ。この性質は金属の生体影響を考える上で重要である。職業環境や日常生活での微量だが慢性的な金属への暴露は、発がんや神経変性疾患を引き起こす一因になると考えられているが、これらの疾患の惹起に金属のDNAへの作用がどのように関与するかについては検討の余地がある。複数の酸化数をとる遷移金属のいくつか(Redox metals: Fe, Cuなど)は酸化還元反応を介して生成する活性酸素種(ROS)などがDNAを攻撃すると考えられており、分子機構の詳細解明は現在も続いている。また、非酸化還元性の金属(Non-redox metals: Zn, Hgなど)は、その毒性に酸化ストレスの関与が示唆されているにもかかわらず、直接的にはROSを産生することができない。ミトコンドリアやROS消去系の阻害が関与するとされているが、DNAへの結合が細胞活動に影響することも考えられる。<BR>今回の発表では、各種金属のDNAへの結合とその影響について検討した結果を報告する。ともにRedox metalsであるFeとCuにおいて、DNAを損傷する活性種およびその作用様式に明らかな違いが見られた。両者とも塩基を酸化損傷するが、その過程でCuはDNAの高次構造を変化させることを見出した。これは、Cuの還元にともなうDNAとの配位構造の変化によるものと考えられる。一方、Non-redox metalsではHgがDNAの高次構造を大きく変化させた。塩基損傷など直接的な遺伝情報の変化は引き起こさないものの、DNA複製・転写などに影響すると思われ、Hgの毒性発現機序の一つとして重要な意味を持つ可能性がある。
  • 安藤基純, 牧野令奈, 小松祐太, 中井剛, 西野義彦, 水野洋樹, 大林学武, 植田康次, 小嶋仲夫
    日本薬学会年会要旨集 128th(3) 67-67 2008年3月5日  
  • 牧野令奈, 安藤基純, 小松祐太, 中井剛, 西野義彦, 水野洋樹, 大林学武, 植田康次, 小嶋仲夫
    日本薬学会年会要旨集 128th(3) 67-67 2008年3月5日  
  • Motozumi Ando, Rena Makino, Tsuyoshi Nakai, Yoshihiko Nishino, Yuta Komatsu, Hiroki Mizuno, Koji Ueda, Nakao Kojima
    YAKUGAKU ZASSHI-JOURNAL OF THE PHARMACEUTICAL SOCIETY OF JAPAN 128 63-63 2008年  
  • Motozumi Ando, Koji Ueda, Rena Makino, Yuta Komatsu, Tsuyoshi Nakai, Yoshihiko Nishino, Hiroki Mizuno, Manabu Ohbayashi, Nakao Kojima
    J. Res. Inst. Meijo Univ. 7(7) 81-88 2008年  査読有り
  • 安藤基純, 牧野令奈, 小松祐太, 中井剛, 水野洋樹, 西野義彦, 大林学武, 植田康次, 小嶋仲夫
    衛生薬学・環境トキシコロジー講演要旨集 2007 96 2007年10月10日  

書籍等出版物

 1

講演・口頭発表等

 81

担当経験のある科目(授業)

 5

所属学協会

 7

共同研究・競争的資金等の研究課題

 11

産業財産権

 2

学術貢献活動

 4

社会貢献活動

 1