複雑化する社会の諸課題に注目し、学際的研究を行っております。第一に、会計・経営学の専攻経験を活かして、社会的包摂に資するソーシャル・サービスを提供する非営利組織の研究に取り組んでおります。市民社会の成熟に伴い本分野は着実に発展してきているものの、その市場規模拡大と比較した場合、未だ研究途上の段階にあります。ここでは、例えば、多様なステークホルダーに対する適切な組織情報開示を通じて組織のガバナンスや経営内容の改善をはかることで、社会から支持される非営利組織のあり方を模索する研究を行っております。次に、日本学術振興会特別研究員や官公庁等での委託調査経験を活かして、サービス分野のルール化を研究しております。グローバル化やボーダレス化で急速に複雑化する経済事象を前にして、法規制は未だ十分整理・検討され尽くしたとは言いがたい状況にあります。ここでは、個人情報データ流通から金融サービス取引、消費者保護といった国際経済法分野の研究を行っております。第三に、法学から経済・会計まで幅広い分野の教育・研究経験を活かして、公民(科)教育の研究活動を行っております。ここでは、一般市民のリーガルマインド向上のために、大学における法教育や主権者教育に関する教材プログラム開発などの実践的研究を行っております。