菅原 大地, 金子 迪大, 阿部 望, 秋山 美紀, 豊沢 純子, 島井 哲志
日本心理学会大会発表論文集 85 SS-003-SS-003 2021年
ポジティブ心理学では,教育・職場環境や社会制度の変容を通して地域社会のウェルビーイングを高めるためことが目標となっていた。その目標を達成するために,ポジティブ心理学的介入(Positive Psychological Interventions;PPIs)という多様な介入方法が開発されてきた。多様性と文化差を重視するThird Wave Positive Psychologyが提唱されたことを受け,本シンポジウムでも本邦で実施されたPPIs研究を紹介する。阿部望先生には,学校現場での予防的介入という観点から,精神症状の低減とwell-beingの向上を目指した強み介入の有効性についてお話いただく。秋山美紀先生には,看護職者のバーンアウトの予防を目的にPPIsとセルフ・コンパッションを取りいれた介入とその効果についてご発表いただく。豊沢純子先生には,自助および共助の観点から前向きに防災に取り組むことを目標とした「防災強みカルタ」介入についてご紹介いただく。指定討論には島井哲志先生を迎え,PPIsの魅力と今後の発展可能性について議論を深める。