酒井 智子, 西垣 昌和, 森 令子, 田中 真琴, 金 成元, 数間 恵子
移植 45(5) 518-525 2010年10月
血縁ドナーコーディネートプロセス評価ツール(評価ツール)を作成し、血縁ドナーコーディネーター既配置施設と未配置施設のコーディネートの現状を比較した。重要度1の66項目のうち、採用基準に照らして血縁ドナーコーディネートプロセスの評価ツールとして採用された項目数は、計38項目となった。どの時点においても、もとの網羅的リストの1/3~1/5、かつ評価ツール(案)の項目の半数以上が採用され、採用項目がない時点はなかった。評価ツールとした38項目についてコーディネーター配置の有無別に、ドナーが経験したと回答した割合が2群間で有意に異なったのは2項目、覚えていないと回答した割合が2群間で有意に異なったのは4項目であった。経験したと回答した項目数の平均は2群間で統計的に有意な差はなかった。覚えていないと回答した項目数の平均はコーディネーター配置施設の方が未配置施設に比べ、有意に低かった。