高石 武史, 西浦 廉政, Avalos Edgar, Xie Shuangquan, 赤木 和人
日本応用数理学会 2018年 年会 (名古屋大学) 2018年9月5日
高石と木村によって提案されたフェーズフィールドを用いたき裂進展モデルは,バネとダッシュポットの組み合わせで考える粘弾性体のモデルにおいて,バネ部分のみからなる弾性エネルギーとフェーズフィールドを用いたき裂表面エネルギーの組み合わせを考えることで,材料の変位,き裂の有無を表すフェーズフィールド,ダッシュポット部分の歪の時間発展からなる粘弾性体のき裂進展モデルが導き出せる.既に報告したMaxwell型のみではなく,より現実の材料に近いZener型を考えることで,き裂進展にどのような影響が出るかをシミュレーション結果から解析した.