研究者業績
研究者氏名 古家 聡
フルヤ サトル URL 所属 武蔵野大学 部署 グローバル学部 グローバルコミュニケーション学科 職名 教授 学位 学士(東京教育大学), 修士(立教大学大学院), 博士(立教大学大学院) J-Global ID 201301069548996393
研究キーワード
個人主義と 集団主義
,異文化コミュニケーション
経歴
2017年4月
-
現在
武蔵野大学大学院言語文化研究科 言語文化専攻(博士後期課程) 教授
2016年4月
-
現在
武蔵野大学グローバル学部 グローバルコミュニケーション学科 教授
2014年4月
-
現在
武蔵野大学大学院言語文化研究科 言語文化専攻 教授
2022年4月
-
2023年3月
サンフランシスコ州立大学 心理学部 在外研究員
2016年4月
-
2022年3月
武蔵野大学グローバル学部 グローバル学部 グローバルコミュニケーション学科 学科長
学歴
2006年4月
-
2009年3月
立教大学大学院 異文化コミュニケーション研究科
2004年4月
-
2006年3月
立教大学大学院 異文化コミュニケーション研究科
1972年4月
-
1976年3月
東京教育大学 文学部 文学科英語学英文学専攻
1973年8月
-
1973年8月
ハワイ大学 東西文化センター
委員歴
2014年12月
-
2018年12月
異文化コミュニケーション学会 学術委員長
論文
古家 聡   
The Basis 武蔵野大学教養教育リサーチセンター紀要 (1) 135-148 2011年3月
本論文では、同一文化内の人々同士ではあまり意識されることのない「コミュニケーション・スタイル」を分析している。日本的コミュニケーション、つまり、日本人、あるいは日本社会に特有のコミュニケーション・スタイルとはどのようなものなのかを検討するにあたり、まず、先行研究に見られるコミュニケーション・モデルを検討し、その特徴を明らかにしている。さらに欧米ではあまり見ることのできないような、極めて日本的であると思われるコミュニケーション・スタイルについて考察し、まとめている。
古家 聡   
『ヒューマン・コミュニケーション研究』 38(38) 173-192-192 2010年5月 [査読有り]
本論文では、個人主義と集団主義という概念の受け止められ方があまりにも曖昧で多層的であるにもかかわらず、日本人が集団主義的だからという理由で説明されるコミュニケーション・スタイルに対して新たなる解釈を試みて、これまでの通説に反証することを意図した。日本人の実際のコミュニケーションで、表層的には「集団主義」の1つの形態としてみなされるような出来事や実例は存在する。これまでの実証的研究の結果と実際の生活における認知や行動とのギャップを理論的に埋める試みを、異文化コミュニケーション研究の視点から行った。
古家聡   
立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科 博士論文 147 2009年3月 [査読有り]
本研究では、これまで自明とされてきた個人主義と集団主義という概念を批判的に考察し、日本的コミュニケーション・スタイルの特性の再解釈を行った。異文化コミュニケーション研究として、様々な学問分野の知見を取り入れ、領域横断的に分析を行い、「我利追求」という人類に共通の行動原理を設定して、目標達成のために表層的には個人主義や集団主義とされるようなコミュニケーション・スタイルを選好していると論じ、新たなるパラダイムを提示した。
古家 聡   
『インターカルチュラル第6号』(日本国際文化学会) 6(6) 131-143-143 2008年6月 [査読有り]
本論文では、社会心理学や異文化コミュニケーション学の分野で内外を問わず、今なお活発な議論と研究がなされている重要なテーマである個人主義と集団主義という概念の意味・内容と国際比較の問題点を、ナショナリズム、文化本質主義、自文化中心主義との関連で考察した。
古家 聡   
『異文化コミュニケーション』 (11) 73-92-92 2008年5月 [査読有り]
本論文は、大学生に焦点を絞り個人主義と集団主義に関して日本・アメリカ・中国・韓国の4ヵ国の国際比較を行ない、各国の大学生の価値観を質問紙により実証的に考察した。結論としては、少なくとも大学生に関しては、これまで言われてきたような「日本人が集団主義的で、アメリカ人が個人主義的である」というような通説は支持されないことが明らかになった。
MISC
古家聡   
月刊『武道』令和5年10月号 (682) 128-131 2023年9月 [招待有り]
古家聡   
追悼外山滋比古先生 289-292 2022年5月
古家聡   
『IDE現代の高等教育』 No. 638(2022年2-3月号) 48-52 2022年2月 [招待有り]
古家聡   
Re (208) 24-27 2020年10月 [招待有り]
書斎の窓 2014年(3月号) 1-5 2014年3月
『はじめて学ぶ異文化コミュニケーション――多文化共生と平和構築に向けて』(石井敏・久米昭元・長谷川典子・桜木俊行・石黒武人著、有斐閣)を4000字で書評したもの。異文化コミュニケーション研究の歴史的経緯を紹介しながら、本書の特徴を具体的に論じた。
書籍等出版物
正木伶弥, 古家聡(担当:共著)
三修社 2022年2月 (ISBN:9784384335071)
古家聡, 藤岡美香子, Geoffrey Tozer(担当:共著)
2021年2月
古家, 聡, Ihata, Anne Christine(担当:共著)
2020年11月 (ISBN:9784560088852)
古家 聡, 藤岡美香子, ジェフリー・トーザー(担当:共著)
三修社 2018年2月
本書は、TOEICを受験するのに必要なヴォキャブラリーを大学生が身につけることができるように工夫したテキストである。教師用指導書164頁、CD付き。
Troy McConachy, 古家聡, 櫻井千佳子(担当:共著)
南雲堂 2017年1月
言語と文化の関係や異文化コミュニケーションの心理的側面を考察している。社会心理学や言語学、そして、文化人類学や異文化コミュニケーション学の概念や理論をわかりやすく解説している。
講演・口頭発表等
古家聡   
異文化コミュニケーション学会年次大会(第38回大会) 2023年11月11日
古家聡   
異文化コミュニケーション学会年次大会(第36回大会) 2021年11月27日
古家聡   佐藤昭宏   ベネッセ教育総合研究所   石黒武人   渡部春香   ベネッセi-キャリア   
多文化関係学会年次大会(第20回大会) 2021年10月23日
古家 聡   
日本国際文化学会第18回全国大会 2019年7月7日
「我利追求」と「利己的協調主義」という人間の行動原理を説明する2つのパラダイムを措定することにより、個人主義対集団主義の議論に新たなる解釈を提示している。
古家 聡   
多文化関係学会年次大会 2017年9月9日
日本人には個がないとか個が弱いというような過度な一般化をしてきた日本人集団主義説の表層的な解釈に警鐘を鳴らし、「集団主義」に代わる「利己的協調主義」が日本的コミュニケーション・スタイルを分析する際には有効であることを論じている。
Works(作品等)
2012年3月 その他
平成21年度から23年度までの3年間、科学研究費補助金(基盤研究(C)(21520595)の助成を受けて行った「第二言語の文章構成習得課程に見られる文化的差異の研究」の一環として、いわゆる「日本的コミュニケーション」と言われるコミュニケーション・スタイルについて、自己観の視点から考察した。
2010年3月 その他
本稿は、平成21年11月2日に行われたFD研修第1回講師として述べた内容を報告書に掲載したものである。英語を取り巻く環境に関連する諸問題を取り上げ、また、大学における外国語教育の目的をどう考えたらよいのかを具体的に論じた。後半は、実践的に英語教授法の例を紹介して、最後に質疑応答に応えた。
監修 鳥飼玖美子 2009年4月 その他
平成21年4月~。テレビ、ラジオ、ワンセグ用の番組で使われる毎週1~2本の英語ニュースに関して、日本語訳とセンテンスごとの解説を付した。
2009年3月 その他
本稿では、大学における英語教育と大学側から見た高校における英語教育を論じ、小・中・高・大の連携を図るための具体的提言を述べている。日本というコンテクストを意識した場合、英語にさらされる機会が圧倒的に少ないこと、また、それに関連して教授法も混同される場合があること、さらに、大学における英語教育の目的等についても、街の会話学校との違いとして、スキル教育に加えて何らかのプラスアルファが必要であることなどを主張した。
2003年2月 その他
これまでの伝統的な日本人論と David Matsumoto らの豊富なデータに基づく最近の研究の比較を行った上で、特に日本の若者が、今までの固定化されたイメージではとらえきれない価値観を持っていることを指摘した。また、日本人にとっての英語学習の意味を問いかけ、それはまさに「情」の世界から「理」の世界への脱却を試みる志向に他ならないことを論じた。
教育内容・方法の工夫
件名
Advanced TOEICクラスの実現
年月日(From)
2002/04/00
概要
これまで(1)統一カリキュラムによる英語教育(2)TOEIC導入による習熟度別クラス編成を行なってきたが、それに加えて3年生対象の選択科目「Advanced TOEIC」を設定した。選択科目にもかかわらず、約60名もの受講生があったので、2分割にして、その両方を古家が担当した。
その他(教育上の能力)
件名
武蔵野女子学院 学院特別研究費 採択 研究代表者
年月日(From)
2003/04/00
年月日(To)
2004/03/00
概要
TOEICの語彙分析(共同:藤岡美香子)1,000,000円
件名
武蔵野女子学院 学院特別研究費 採択 研究代表者
年月日(From)
2004/04/00
年月日(To)
2005/03/00
概要
大学生に求められる英語語彙の分析(共同:藤岡美香子)500,000円
件名
大正大学学術研究助成金
年月日(From)
2005/04/00
年月日(To)
2007/03/00
概要
平成17・18年度。日本語母語話者に対するレトリックに重点を置いた外国語教授法に関する研究 (代表:西蔭浩子、大正大学)17年度136万円、18年度80.25万円
件名
日本私立学校振興・共済事業団学術研究振興資金
年月日(From)
2007/04/00
年月日(To)
2010/03/00
概要
日本語母語話者に対する外国語教授法の研究――外国語学習における母語干渉の分析を通して(代表:西蔭浩子、大正大学)平成19年度824,000円、平成20年度1,500,000円、平成21年度1,200,000円
件名
武蔵野女子学院 学院特別研究費 採択 研究代表者
年月日(From)
2008/04/00
年月日(To)
2010/03/00
概要
日本的コミュニケーションの特性分析:個人主義と集団主義の再検討 600,000円
資格・免許
件名
高等学校教諭2級普通免許 外国語(英語)
年月日
1976/03/00
件名
中学校教諭1級普通免許 外国語(英語)
年月日
1976/03/00