岩田 裕子   森 恵美   坂上 明子   前原 邦江   小澤 治美   青木 恭子   土屋 雅子   
母性衛生 57(1) 138-146 2016年4月
本研究は、産後1ヵ月時の褥婦が認識するソーシャルサポート源・量とその満足度の2側面から記述し、ソーシャルサポートとうつ症状との関連を明らかにすることを目的とした。関東および関西の13分娩施設で出産した褥婦に対して、ソーシャルサポート、産後うつ症状、基礎的情報について、自記式質問紙法により調査した。その結果、産後1ヵ月時の褥婦2,854名(回収率86.2%)にとって、実父母は手段的サポートと情報的サポートの主なサポート源となっていた。一方、夫・パートナーは手段的サポート、評価的サポート、情緒...