研究者業績
研究者氏名 島田 徳子
シマダ ノリコ URL 所属 武蔵野大学 部署 グローバル学部 グローバルコミュニケーション学科 職名 教授 学位 文学士(お茶の水女子大学), 修士(人文科学)(お茶の水女子大学), 博士(学際情報学)(東京大学) J-Global ID 201701013557272289
研究キーワード
日本語教育
,異文化コミュニケーション
,異文化間教育
研究分野
人文・社会 / 日本語教育 /
人文・社会 / 教育工学 /
人文・社会 / 社会心理学 /
経歴
2020年4月
-
現在
武蔵野大学グローバル学部 グローバルコミュニケーション学科 教授
2018年4月
-
現在
武蔵野大学大学院言語文化研究科 言語文化専攻(博士後期課程) 教授
2018年4月
-
現在
武蔵野大学大学院言語文化研究科 言語文化専攻 教授
2010年9月
-
2022年3月
慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス 非常勤講師
2018年4月
-
2020年3月
武蔵野大学グローバル学部 日本語コミュニケーション学科 教授
学歴
2008年4月
-
2014年9月
東京大学大学院 情報学環 学際情報学府 博士過程 文化・人間情報学コース
1993年4月
-
1995年3月
お茶の水女子大学 大学院 人文科学研究科 日本言語文化専攻 修士課程
1985年4月
-
1989年3月
お茶の水女子大学 文教育学部 外国文学科 英語・英文学専攻
委員歴
2023年4月
-
現在
日本語教育学会 BJTビジネス日本語能力テスト特別委員会
2023年4月
-
現在
日本語教育学会 表彰委員会
2021年4月
-
現在
文化庁 日本語教育小委員会委員
2021年4月
-
現在
文化庁 文化審議会国語分科会委員
2020年10月
-
2021年3月
イノベーション・デザイン&テクノロジーズ株式会社 『日本語教育の参照枠』に関する調査協力者会議における委員
受賞
2017年12月
人材育成学会, 論文賞,新卒外国人元留学生社員の組織社会化のメカニズム ― 経験学習行動と異文化間ソーシャルスキルに注目して ―
2015年12月
人材育成学会, 人材育成学会 学会賞 奨励賞,元留学生外国人社員の組織社会化を促進する日本人上司による支援と本人の経験学習行動との関係(2013年度第11回年次大会)
2013年6月
異文化間教育学会, 優秀発表賞,元留学生外国人社員の組織会化に関する研究
論文
島田徳子   中原淳   
異文化間教育 58 112-131 2023年8月 [査読有り]
島田 徳子   
東京大学大学院学際情報学府 学際情報学専攻 博士課程 博士論文 2017年7月 [査読有り]
本研究では、日本の大学や大学院などの高等教育機関で学んだ留学生が、日本企業に就職したのちに、新入社員として日本の組織に、どのようなメカニズムで適応するのかについて、量的研究により明らかにした。元留学生社員の日本の組織における適応において、文化的社会化、つまり、組織内の文化学習が重要な役割を果たしていることが実証された。文化の学習では、文化的差異に対して肯定的な評価・感情を持つことが重要である。文化的差異に対して、肯定的な評価・感情を持ち認知的共感に至るには、他者との相互作用による意味づけが...
島田徳子   中原淳   
人材育成研究 12(1) 21-44 2016年3月 [査読有り]
本研究の目的は、日本企業に就職した元留学生社員の組織社会化について、個人要因と組織要因を統合したメカニズムを実証的に示すことである。個人要因として、経験からどのように学んでいるかという「経験学習行動」と、文化背景の異なる他者との対人関係に役立つ技能としての「異文化間ソーシャルスキル」に注目した。これらの二つの要因が、組織要因である「上司の支援」の獲得や、組織社会化の学習内容や適応成果にどのような影響を与えているのかについて、共分散構造分析によって明らかにした。その結果、「経験学習行動」と「...
ウェブマガジン『留学交流』 2016年(2月) 26-38 2016年2月 [招待有り]
本稿では、日本企業のグローバル化や、日本社会の少子高齢化に伴う高度人材の確保の必要性などを背景として、近年増加している外国人留学生(以下 留学生)の日本企業への就職後の適応について探究する。島田・中原(2014)では、組織社会化研究においてその重要性が実証されている上司と新規参入者間の社会的相互作用に注目し、元留学生社員が最初に配属された職場の日本人上司による支援をどのように認識し、その認識が組織社会化にどう影響しているのか、定量調査に基づき検証した。本稿では、島田・中原(2014)を適宜...
島田 徳子   
日本語学 34(12) 44-54 2015年10月 [招待有り]
本稿では、言語教育スタンダードを「文化的多様性を尊重する言語教育政策として、言語学習の理念や共通の評価基準を示したもの」と位置づけ、その立場から日本語教育スタンダードの源流・現在・未来を探究した。まず、日本国内外の多言語・多文化化の現状を各種統計から概観した。次に、言語教育スタンダードの源流として「言語のためのヨーロッパ共通参照枠:学習、教育、評価」(CEFR)を取り上げたのちに、CEFRの日本語教育における受容について検討した。そのうえで、日本語教育スタンダードの課題を21世紀スキルの観...
MISC
高知県中小企業団体中央会   
2022年1月 [招待有り]
島田徳子   
日本の人事部 LEADERS( リーダーズ) Vol.8 102-102 2020年4月 [招待有り]
島田徳子   二瓶知子   古川智樹   
2020年2月 [招待有り]
外国人人材の活用指標となる、BJTに関するCan-do statements調査研究の結果を公表したもの。優秀な外国人人材が求められている昨今、日本のビジネス現場で必要となる日本語能力についての指標が強く求められている。そこで公益財団法人 日本漢字能力検定協会は、外国人人材がビジネス現場で具体的に何ができるのかをBJTのレベルと結びつけて具体的に示すことを目的に、BJTに関するCan-do statements調査研究を公益社団法人日本語教育学会(事務局:東京都千代田区/会長:石井恵理子)...
島田徳子   菊岡由夏   古川智樹   
2018年9月 [招待有り]
公益財団法人 日本漢字能力検定協会による、社団法人 日本語教育学会委託 調査研究事業の成果。外国人人材の活用指標となる、BJTに関するCan-do statements調査研究の結果を公表した報告書。以下、漢字能力検定協会のHPより。
優秀な外国人人材が求められている昨今、日本のビジネス現場で必要となる日本語能力についての指標が強く求められています。そこで公益財団法人 日本漢字能力検定協会は、外国人人材がビジネス現場で具体的に何ができるのかをBJTのレベルと結びつけて具体的に示すことを目的...
島田 徳子   
異文化コミュニケーション (20) 213-215 2017年
書籍等出版物
中原淳(担当:共著, 範囲:第18章 元外国人留学生の組織社会化)
東京大学出版会 2017年4月 (ISBN:9784130402804)
第18章「元外国人留学生の組織社会化」を執筆。
本書『人材開発大全』は、人材開発(人的資源開発)に関連する研究論文や研究論考を収録した、日本で初めての研究論文集(ハンドブック)である。
中原淳, 編著者, 木村充, 伊勢坊綾, 脇本健弘, 吉村春美, 関根雅泰, 福山佑樹, 伊澤莉瑛, 島田徳子, 重田勝介, 舘野泰一(担当:共著, 範囲:9章 海外での経験は、能力向上にどのような影響を与えるのか―経験学習行動をてがかりにして)
生産性出版 2012年3月 (ISBN:9784820119975)
第9章「海外での経験は、能力向上にどのような影響を与えるか-経験学習行動を手がかりにして」を執筆。
本書『職場学習の探究』は、副題の「企業人の成長を考える実証研究」が示すとおり、「企業で働く成人の学習」に関して多種多様な視点からアプローチした研究論文を所収したものである。「仕事で成長するにはどうすればいいのか」「どんな職場であればいいのか」企業人を対象とした「仕事経験や職場環境に関するアンケート」をもとに、経営学習論、学習研究論の11人の研究者たちが分析し、得られた知見を明らかにする。
国際交流基金 2010年7月 (ISBN:9784875401216)
山内祐平, 重田勝介, 西森年寿, 望月俊男, 山田政寛, 古賀暁彦, 藤本徹, 松河秀哉北村智, 中原淳, 山口悦司, 島田徳子(担当:共著, 範囲:第10章 デジタル教材の開発2 なりきりEnglish!)
東京大学出版会 2010年4月
第10章「デジタル教材の開発2 なりきりEnglish!」を執筆。
本の概要は、次の通り。
ウェブ時代の新しい学びへ
学校教育、企業内人材育成、外国語習得、生涯教育・・・など、オンライン上の学習が広まるなか、デジタル教材になにが求められているのか、その歴史と思想から設計・評価の実際まで、教育学の観点をとおして解説する。デジタル教材に関する基礎知識を網羅した一冊。
講演・口頭発表等
島田徳子   中原淳   
人材育成学会 第11回年次大会 2013年12月15日 人材育成学会
<概要>
日本企業のグローバル化に伴い,日本の大学や大学院を卒業・修了後,在日企業に就職を希望する外国人留学生が増加している。発表者らは,就職後の元留学生社員の組織適応や定着のプロセスに注目して研究を進めてきた。元留学生社員の組織適応と上司の支援の関係について量的調査により検討した結果,上司の支援は文化的社会化に影響を与え,業務遂行に関する技能的社会化には差が見られなかった。本発表では,これまでの研究に引き続き,日本人上司による支援と経験学習サイクルとの関係について考察するとともに,本人...
島田徳子   堀井惠子   
日本語教育学会 2013年10月13日
本研究発表では、中国人私費留学生の中日両国間の日本語学習の連続性や一貫性のモデル構築を目指したJ-GAP中日アーティキュレーションプロジェクトの一環として行った調査結果について考察する。本研究の目的は、母語使用環境(中国)で日本語を学ぶT大学中国人大学生と目標言語使用環境(日本)にいるM大学中国人私費留学生の両者間の、「日本語能力の自己評価」「日本語使用不安」「学習ストラテジーの使用」の相違点を明らかにすることである。分析の結果、M大学(日本)の学生は、T大(中国)の学生よりも日本語能力の...
堀井惠子   島田徳子   
日本語教育学会 2013年10月13日
J-GAP 中日アーティキュレーション・プロジェクトの一環として,留学前後のアーティキュレーション上の課題を探るために編入留学生に行ったインタビュー調査結果の分析から,主に以下の項目が得られた。
① 日本語の基礎習得から日本語能力試験合格までを主な目標とする留学前の日本語学習ニーズと,日本語を使って日本で生活し大学生活を全うするためのアカデミック・ジャパニーズを主とする留学後の日本語学習ニーズの違いの認識を持つ機会がないまま,専門教育に入っている。
② 大学の日本語科目がアカデミック・ジャ...
池田広子   島田徳子   
日本語教育学会 2013年度実践研究フォーラム 2013年8月3日
本発表は,大学院ビジネス日本語コースの授業科目の一つである「ビジネス読解」の目標設定にCEFRのB2・C1レベルのCan-doを活用し,教育実践の評価を通してCan-doによる目標設定の有効性と限界について考察した。分析の結果,授業で育成できた能力と,今後強化すべき能力についての示唆が得られた。今後は,思考力育成や,個々の学習者の学習プロセスの観点から実践を評価する必要がある。
島田徳子   
スリーエーネットワーク株式会社 40周年記念イベント パネルディスカッション 2013年7月 [招待有り]
武蔵野大学の大学院ビジネス日本語コースは、高度職業人としての実践的かつ高度な日本語コミュニケーション能力と日本のビジネス文化の理解、そして問題発見解決能力の養成を目指しています。本コースの「ビジネス読解」は、教科書として「新書」を使い、目標設定にCan-doを活用しています。また、「反転授業」という考え方が注目されていますが、この科目も、授業外に各自担当部分の精読とレジュメを作成し、授業は発表とディスカッションを中心としています。実践例をご紹介することで、ビジネス場面で通用する「読解」能力...
教育内容・方法の工夫
件名
外交官を対象とした日本語教育プログラム
年月日(From)
1997/04/00
年月日(To)
1999/06/00
概要
若手外国人外交官を対象とした初・中級の日本語コースのデザイン・実施・評価を担当。現実場面の日本語使用を促すため、インターネットを利用した問題解決型タスク教材(ウェブクエスト)を開発し実践し評価した。
件名
外国人日本語教師を対象とした日本語/日本語教授法プログラム
年月日(From)
1999/07/00
年月日(To)
2012/03/00
概要
海外で日本語を教えている外国人日本語教師を対象とした中・上級の日本語及び日本語教授法コースのデザイン・実施・評価を担当。
件名
日本語教師を対象とした教材開発/コースデザインプログラム
年月日(From)
2004/03/00
年月日(To)
2004/03/00
概要
インストラクショナル・デザイン、第二言語習得研究などを理論的枠組みとした教材開発/カリキュラムデザインに関する日本語教師研修プログラムのデザイン・実施・評価を担当。
件名
日本人大学学部生初年次教育:アカデミックライティングプログラム
年月日(From)
2009/04/00
年月日(To)
2009/07/00
概要
専修大学ネットワーク情報学部が、初年次教育としてアカデミックライティングのプログラムを新しく導入する際に、カリキュラム開発、教材開発、授業を担当。
件名
留学生を対象とした就職支援のためのビジネス日本語プログラム
年月日(From)
2009/04/00
年月日(To)
2010/03/00
概要
アジア人財資金構想「高度実践留学生育成事業」の日本語教育を中心としたカリキュラム開発、教材開発、授業を担当。
実務経験を有する者についての特記事項(教育上の能力)
件名
国際交流基金関西国際センター 司書日本語研修
年月日(From)
1997/10/00
年月日(To)
1998/03/00
概要
海外の大学等の図書館の外国人司書を対象とした6か月の日本語研修プログラム。日本の図書館での実習の機会も提供し、司書のための日本語が学べるコース。
件名
国際交流基金関西国際センター 外交官日本語研修
年月日(From)
1998/04/00
年月日(To)
1999/06/00
概要
諸外国の政府・公的機関で、業務上日本語の習得を必要としている若手外交官を9ヶ月間招へいし、日本語及び日本事情の研修を行うプログラム。職務に役立つコミュニケーション能力を効率的に身につけることを目指すコース。
件名
国際交流基金日本語国際センター 海外日本語教師短期研修
年月日(From)
1999/07/00
年月日(To)
2012/03/00
概要
海外の中堅外国人日本語教師を対象とした2か月の日本語・日本語教授法・日本事情の研修を行うプログラム。
件名
国際交流基金日本語国際センター 中国大学日本語教師研修
年月日(From)
1999/09/00
年月日(To)
1999/11/00
概要
中国大学の中国人日本語教師を対象とした2ヶ月の日本語・日本語教授法・日本事情の研修を行うプログラム。
件名
国際交流基金日本語国際センター 埼玉JET日本語教授法研修
年月日(From)
2001/03/00
年月日(To)
2001/03/00
概要
埼玉県の委託により、埼玉県内のJETプログラムで来日している外国人教師を対象とした日本語教授法の研修を行うプログラム。
資格・免許
件名
日本語教育能力検定試験
年月日
1996/03/00
件名
英語科教員免許(中学1級、高校2級)
年月日
1989/03/00
実務経験を有する者についての特記事項(職務上の実績)
件名
千葉県松戸市国際交流協会日本語教育セミナー 講師
年月日(From)
2002/10/00
年月日(To)
2002/10/00
件名
茨城県鹿島郡神栖町国際交流協会日本語教育セミナー 講師
年月日(From)
2003/05/00
概要
地域の日本語ボランティアを対象とした日本語教授法セミナーの講師を担当。
件名
さいたま市国際交流協会が主催する「ボランティア日本語教師養成講座」講師
年月日(From)
2003/11/00
年月日(To)
2003/11/00
概要
地域の日本語ボランティアを対象とした日本語教授法セミナーの講師を担当。
件名
東京大学 大学総合教育センター「第二言語習得研究に基づく言語学習教材プロジェクト」研究協力・共同研究者
年月日(From)
2006/07/00
年月日(To)
2009/03/00
概要
社会人向けモバイル英語リスニング学習教材「なりきりEnglish!」の開発を担当。
件名
日本語教育学会の文化庁委嘱事業「生活者のための日本語活動を担う人材養成に関する質的調査研究 B調査:地域の日本語教室活動実態調査」に対するコメンテータ
年月日(From)
2008/06/00
年月日(To)
2009/03/00
概要
調査結果に対して、「教材」の観点からコメントを述べた。