言語の選択:
 

メニュー

文学部グローバル学部法学部経済学部経営学部アントレプレナーシップ学部データサイエンス学部人間科学部工学部教育学部薬学部看護学部教養教育部会文学研究科言語文化研究科法学研究科政治経済学研究科経営学研究科データサイエンス研究科人間社会研究科仏教学研究科工学研究科環境学研究科教育学研究科薬科学研究科看護学研究科通信教育部人間科学部通信教育部教育学部通信教育部人間社会研究科通信教育部仏教学研究科通信教育部環境学研究科動作説明用別科(介護福祉)

研究者業績

研究者リスト >> 中村 孝文
 

中村 孝文

 
アバター
研究者氏名中村 孝文
 
ナカムラ タカフミ
URL
所属武蔵野大学
部署法学部 政治学科
職名教授
学位修士(国際基督教大学大学院)
J-Global ID200901004020107352

研究キーワード

 
市民 ,デモクラシー ,アーレント ,ウェーバー

研究分野

 
  • 人文・社会 / 文化人類学、民俗学 / 

経歴

 
2014年4月
 - 
現在
武蔵野大学法学部 政治学科 教授   
 
2013年4月
 - 
現在
武蔵野大学大学院政治経済学研究科 政治経済学専攻(博士後期課程) 教授   
 
2010年4月
 - 
現在
武蔵野大学大学院政治経済学研究科 政治経済学専攻 教授   
 
2008年4月
 - 
現在
武蔵野大学 政治経済学部 学部長   
 
2008年4月
 - 
2014年3月
武蔵野大学政治経済学部 政治経済学科 教授   
 

学歴

 
 
 - 
1983年3月
国際基督教大学大学院 行政学研究科 
 
 
 - 
1980年3月
国際基督教大学大学院 行政学研究科 
 
 
 - 
1976年3月
中央大学 法学部 政治学科
 

委員歴

 
2007年4月
 - 
現在
日本政治学会  文献委員会委員
 
2006年4月
 - 
現在
日本政治学会  『年報政治学』査読委員会委員
 

MISC

 
 
人間研究   (第2号) 53-74   1997年3月   
モムゼン以来、ナショナリストとしてのウェーバー像が定着している。本稿では、ウェーバーは、いかなる意味でナショナリストであったのかを検討した。手法として、「倫理」論文等の宗教社会学的著作と方法論論文からウェーバー思想を抽出し、それを政治論文に読み込む方法をとった。マモニズムにとらわれた資本主義文明と官僚主義的人間類型にささえられたロシアから、「文化人」を守り通すことが、彼のナショナリズムを促した。
 
人間関係学科通信   (第2号) 2   1996年3月   
レオ・シュトラウスの論文“What is Liberal Education?”を与件として、現代における人格教育の必要性を論じた。政治哲学は、あるべき政治の理念と、その理念にもとづく政治体制の提示を一つの目標とするが、そうした目標達成をささえる人間像の提出が不可欠である。シュトラウスが、教育の実践と教育論に大きな関心をはらった理由がそこにある。
 
人間研究   (第1号) 37   1996年3月   
現代における価値の相対性と選択の主観性をめぐる問題性について、ウェーバーとシュトラウスの思想を与件として検討を加えた論文である。第一章では、ウェーバーの社会科学方法論の世界観的前提に分析を加え、第二章で、それに対するシュトラウスの批判を検討したうえで、第三章において、シュトラウスの政治哲学の意味を分析した。シュトラウスの「真理の断片」としての世界把握が、間主観性の可能性をもつことを提案した。
 
人間関係学科通信   (第4号) 3   1996年   
現代日本におけるデモクラシーの危機は、その原因の1つが政治主体の未確立にあるが、アメリカにおいてもシェルドン・ウォリンの同様の指摘がある。ウォリンは、そうした現状に対して、アメリカの伝統である「市民精神の復活を試みるが、それは同時に現代日本の課題でもあると結論づけた。しかし、それは単に主体性の主張だけでは言説として意味をなさず、「パトスの知」(中村雄二郎)を取り込んで実現されねばならない。
 
武蔵野女子大学紀要   (第29号) 22   1994年3月   
ルソー政治思想における「市民」について考察した論文である。市民とは、ルソーによれば、主権に参加する人間のあり方をいう。それは「社会契約論」の中心概念であり、共同体は「公的ことがら」に主体的にかかわる市民によって支えられる。本稿では、「契約論」直前の代表作「ダランベールへの手紙」を与件として、市民形成に果たす習俗と徳の役割を実証的に検証し、ルソーにおける市民の形成のプロセスを解明しようと試みた。

書籍等出版物

 
 
DTP出版   2004年3月      
1章:古代ギリシアの哲学、2章:ソクラテスの哲学と人間観、3章:プラトンの政治思想、4章:アリストテレスの政治思想、5章:アウグスティヌスの政治思想、6章:中世政治思想の特質とその崩壊、7章:ルネサンスとマキアヴェリの政治思想、8章トマス・モアの『ユートピア』、9章:モンテスキューの政治思想、10章ホッブズの政治思想、11章:ロックの政治思想、12章:アンシャン・レジームとルソーの政治思想、13章トクヴィルの政治思想、14章ウェーバーの現代社会分析、15章:アーレントの政治哲学、16章...
 
岩波書店   2001年5月      
第1部:デモクラシーの起源、第2部:デモクラシーの理念、第3部:デモクラシーの現実、第4部:デモクラシーに有利な条件と不利な条件。原著On Democracy(Yale Univer-sity Press)の翻訳。(全306頁)また、解説9頁を執筆した。
 
中村孝文, 竹尾隆(担当:共著)
八千代出版   1992年3月      
1章:現代政治の基層,2章:現代政治理論の展開,3章:利益団体,4章:政党と政党政治,5章:投票行動,6章:統治構造の基本形態,7章:立法部と行政部,8章:行政と官僚制,9章:国際関係。自己担当部分は第2章。そこでは、主にD.イーストンの著作における政治学の科学化を問題性をもつ研究として取り上げ、結論部分でS.ウォリンの思想史的アプローチの有効性を論じた。(総頁数303頁中P33~P68(第2章)を担当)
 
中村孝文, 原田鋼(担当:共著)
ブレーン出版   1991年4月      
平成 3年 4月25日。自己担当部分:物象化、家産官僚制、価値合理性・目的合理性、共同幻想、決断主義、合理化、ニヒリズム、官僚制化、理念型、オールタナティブ、マージナル・マン、形式合理性・実質合理性、責任倫理・心情倫理、ハンナ・アーレント、レオ・シュトラウス、シェルドン・ウォーリン、エリック・ホッファー、公的異議申立て。(総頁数1223頁中、P29~P30、P76、P110、P132、P159、P202、P239~P240、P246、P293、P301~P302、P457、P574、P78...
 
実務教育出版   1989年6月      
平成 1年 6月15日。行政学テキスト。行政国家現象と日本の行政の伝統がもたらす反民主主義的行政のあり方を念頭におきながら執筆したもの。とくに行政権の政治化が本来の民主主義と調和させられるためには、行政責任の確保こそが重要なポイントになるとの立場から官僚制論、行政責任論に力点をおいた。

講演・口頭発表等

 
 
獲得型教育研究会   2010年3月27日   
デモクラシーの観点から、初等・中等教育の先生方を対象に「市民」の育成が教育の課題であることを説明した。特に、官治・中央集権型の支配を自治・参加型の政治行政に変えていく際に、自治の主体としての「市民」の必要性を強調した。
 
異文化教育研究会   2010年1月31日   
シティズンシップをめぐる近年の課題についての研究発表。難民・移民が提起する市民権の問題、国民国家の変質の問題、日本における官僚統治の伝統と自治的政治行政システムへの転換を担う市民運動や市民参加の提起する問題等について研究発表を行なった。
 
日本法政学会   2008年11月30日   
日本法政学会109回大会(尚美学園大学)における「法律学と政治学の対話」(シンポジウム)において、政治思想史研究の立場から法律学との関連について論じた。本来政治思想とは制度設計を行うことを任務とするものであるため、立法作業の基準を提示する役割を持つと説明した。
 
武蔵野大学現代思想研究会   2006年12月   
現代アメリカを代表する政治哲学者であるウォリンの政治科学への批判を解説した。ウォリンは、政治学が現代政治を批判する能力を喪失していることを問題とし、伝統的な政治哲学の復活を主張している。この発表では、ウォリンの政治文化の捉え方が、現代日本に応用できることを肯定的に評価した。
 
日本大学政治研究会   2006年10月   
ウォリンの著書『アメリカ憲法の呪縛』と『政治学批判』の紹介を行ないながら、アメリカのデモクラシーの現状を紹介した。また、ウォリンがモンテスキューの立憲主義思想の影響とハンナ・アーレントの影響下に政治理論を組み立てていることを実証的に論じた。

所属学協会

 
 
   
 
日本法政学会
 
   
 
政治思想学会
 
   
 
思想史研究会(成蹊大学)
 
   
 
日本選挙学会
 
   
 
早稲田大学政治思想研究会

Works(作品等)

 
 
2009年12月   その他
平成21年12月12日。平成20年度中に発表された「政治思想(欧米)」についての文献を整理し解説した。ここでは、近年の日本の政治思想研究が、従来の「近代政治思想」研究から、1970年代以降の英語圏の「政治理論」へとシフトしてきたことを指摘した。
 
2008年8月   その他
政治学と経済学の研究対象が市民社会と市民的公共性であることを、アーレント、ハーバーマス、ウォリン等に引照しながら論じた。現代において、企業によって市民社会と生活世界が蚕食されていることに批判的に立ち向かうことの必要性を述べた。
 
2008年4月   その他
古代ギリシアにおける哲学の発生とその主題を論じ、プラトンのイデア論がその哲学の伝統に根ざしていることを説明した。またプラトンの主たる関心が魂(プシュケー)にあることを論じ、魂をイデアの発見に向けるのが教育であり、魂の善がプラトンの目標だったと論じた。その限りで宗教とプラトン哲学の接点があるとした。
 
2007年12月   その他
2006年度中に発表された政治学の研究業績を、「政治学・政治理論」「日本政治・政治過程」「行政学・地方自治」「政治思想(日本・アジア)」「政治思想(欧米)」「政治史(日本)」「政治史・比較政治(西欧・北欧)」等に分けて紹介した学会展望のうち、「政治思想(欧米)」の部分を執筆した。アイリス・ヤングの図式を使用し多様な論文を整理した。
 
2007年3月   その他
現代の大学教育が直面する諸課題を整理し、武蔵野大学が試みている解決方法を解説した。単位制度のしくみ、CAP制の意義、GPAの解説、授業方法の改善の方策等を詳細に述べた。今後の大学教育の改善に資する目的で執筆した。

その他(教育上の能力)