武蔵野女子大学紀要(英語学論説資料Vol.28-5所収) VOL29(2) 179-187 1994年3月
平成 6年 3月15日。1980年代に入って活発化しつつある英語公用語化運動の歴史的社会的要因とその運動の現状と成果を分析。英語公用語化運動の中心的問題は窮極的には、移民の同化の問題であり、推進論者は、増加しつつある非白人移民に対しては、アングロサクソン中心の同化を求め、反対論者は、各民族集団の独自の文化・言語を尊重、維持する文化的多元主義を主張している。<多様の中の統一>か<多数への統合>かが問われている。