研究者業績
研究者氏名 小菅 和也
コスゲ カズヤ URL 所属 武蔵野大学 部署 教育学部 教育学科 職名 特任教授 学位 修士(東京学芸大学大学院) J-Global ID 200901058755727764
研究キーワード
中学・高校における英語授業
,第二言語習得
,英語発音指導
,英語音声学
,英語教育
経歴
2020年4月
-
現在
武蔵野大学 大学院教育学研究科 特任教授
2020年4月
-
現在
武蔵野大学 教育学部 教育学科 特任教授
2019年4月
-
2020年3月
武蔵野大学 教育学部 教育学科 教授
2015年4月
-
2019年3月
武蔵野大学教育学部 児童教育学科 教授
2014年4月
-
2019年3月
武蔵野大学大学院教育学研究科 教育学専攻 教授
学歴
2001年4月
-
2003年3月
東京学芸大学大学院 教育学研究科 英語教育専攻
1973年4月
-
1977年3月
東京外国語大学 外国語学部 英米語学科
委員歴
2012年4月
-
現在
財団法人語学教育研究所 所長
2005年6月
-
現在
ELPA(英語運用能力評価協会) アドバイザリー
2014年4月
-
2016年3月
お茶の水女子大学附属高等学校評議委員 評議委員
2004年4月
-
2012年3月
財団法人語学教育研究所 理事長
2009年4月
-
2010年3月
財団法人語学教育研究所 研究大会運営委員長
受賞
1993年10月
パーマー賞(財団法人語学教育研究所)
論文
小菅和也   
武蔵野教育学論集第8号 2020年3月
英語を学ぶ日本語母語話者(本論では、日本の中学生(目安としては中2以降、ある程度習得が進んだ学習者)、高校生、大学生を対象として考える。以下、本稿ではわかりやすく単に「学習者」と呼ぶ)が、英語発音を学ぶ上で、特に困難を生じやすい項目について述べ、その具体的指導の実践を紹介し、その効果、課題を明らかにし、今後の英語発音指導の要点を明確化する一助とする。音声学的厳密さよりも、指導上の単純化・簡略化を念頭に論ずる。
小菅和也   
武蔵野教育学論集第6号 55-63 2019年3月
本学教育学部児童教育学科の「英語科教育法」の授業における、模擬授業の指導について論ずる。英語の授業を英語で運営する手法として、一般財団法人語学教育研究所が提唱するOral Introductionを取り入れ、履修者に模擬授業を体験させる。実際の授業の運営、Oral Introductionのポイントについて述べ、模擬授業を行う、あるいは観察する際の視点となるチェックリストを提案し、授業者に見られる問題点、「英語科教育法」運営の課題について論ずる。
小菅 和也   
武蔵野教育学論集 第3号 57-67 2017年7月
高等学校学習指導要領外国語編に「英語の授業は英語で行うことを基本とする」と記載されている。英語で英語の授業を進めるための、授業の基本的な考え方、有効な指導技術としての、Oral Introductionを用いた、新教材(文法項目・題材内容)の導入についての考え方、実践上の留意点、1時間の授業の組み立て方について、実践例も提示することによって、具体的に論ずる。
望月正道   小菅敦子   小菅和也   淡路佳昌   富島奈央   
麗澤レヴュー (22) 13-38 2016年9月
経験3年目の教師による高校2年生の英語授業を4回ビデオ撮影し、これを再生しながら研究協議し、その発話記録を分析した。ベテラン教師は、生徒の学習活動や教師の教授活動について多く助言し、学習目標や学習課題についての発言はそれほど多くなかった。学習活動や教授活動では、特に教師と生徒のコミュニケーションの欠如を問題視したこと、ベテラン教師の信念に基づいて助言がなされることが明らかとなった。
語研ジャーナル (9) 39-46 2010年11月
英語の授業を英語で進めるうえで、その基本理念として、英語を言葉として教えることの重要性を述べ、その心構えを論ずる。さらに、指導技術に言及し、オーラル・イントロダクションのチェックリストを提示する。そこでは、授業組み立ての原則として、(1)音声から文字へ(2)理解から発表へ(3)概要から詳細へ(4)教師の指導から生徒の活動へ(5)全体から個人へ、といった5つの視点について論ずる。
書籍等出版物
池内 正幸, 窪薗 晴夫, 小菅 和也(範囲:編者)
開拓社 2018年9月 (ISBN:9784758922593)
第50回目の授賞をもって2016年に終了した市河賞の精神を受け継ぐべく、英語学・言語学から中・高等学校の英語教育・英語授業に具体的にどのような貢献ができるかについて、これまでとは異なる新しい試みとして一歩踏み込んだ形での論考を収録した論集である。また、中・高等学校の現場の教員からの意見・評価も交えている。現代英語学・言語学と現場の英語教育を、新しい視点から結びつける試みである。
小菅 和也(担当:分担執筆, 範囲:「接辞」「数の読み方」(pp.141-146))
大修館書店 2017年12月
多岐にわたる英語学習の全貌を概観する本として編まれた。内容は大きく次の5つの章にまとめられている:「英語圏の国々」「英米の生活」「英語の広がり」「ことばとしての英語を学ぶ」「英語の使い方」。
編者:酒井志延、浅尾幸次郎、小林めぐみ
著者, 若林俊輔, 編集, 小菅和也, 小菅敦子, 手島良, 河村和也, 若有保彦(担当:共著, 範囲:pp.36-38)
研究社 2016年6月
日本の英語教育の改善に尽力した故・若林俊輔氏(東京外国語大学名誉教授、1931-2002)の単行本未収録の雑誌記事を中心に、氏が遺した膨大な数の論考から、混迷する現在の英語教育を考えるうえで、現在も十分な意義を持つ記事を独自にピックアップし一冊にまとめ、編者が解説を加えた。小菅和也は、「英検」「教科書」「小学校英語」「ALT]「母語」などに関する記事に解説を加えた。
江原一浩, 小泉仁, 久保野りえ, 蒔田守, 向後秀明, 及川賢, 田島久士, 松本剛明, 海崎百合子, 粕谷恭子, 久埜百合, 小菅敦子, 手島良, 藤井昌子(担当:共著, 範囲:pp.2-7)
開拓社 2014年4月
一般財団法人語学教育研究所編。「音読で生徒の声がでない」「新出単語をどう導入したらよいか」「テスト問題がマンネリ化してしまっている」「小学校英語の授業はどう組み立てたらよいのだろうか」等々、教師の悩みに対して回答し、英語教師の授業改善のヒントを提供する。小菅和也の担当は「オーラル・イントロダクションは何のために行うのか」で、新教材を英語で導入することの意義と具体的方法を論ずる。
金谷憲, 英語診断テスト開発グループ著(担当:共著)
ELPA(英語運用能力評価協会) 2006年9月
英語力の診断テストを開発する過程、その考え方を示し、診断テスト(プロトタイプ)を提示する。この診断テストは、実際に学校現場で手軽に利用し、英語力についての適切な診断情報を提供し、教師の指導、生徒・学生の学習に役立てることを意図したものである。テストは「音声」「語彙」「文法」の3部門から構成されている。「文法」については、名詞句の構造把握を取り上げ、「語彙」においては、学習者の需要語彙知識を取り上げ、「音声」については、日本人が不得意とする音素の聞き取りによる特定をテストする。
講演・口頭発表等
小菅和也   
茨城県高等学校教育研究会 英語部指導法研究委員会 研修会 [招待有り]
ことばはまず音声であり、英語の発音について、「生徒にどう指導するか」という視点に立ち ま、ず 英語のリズム(特に弱形に注目)と単語間の音連結を取り上げる。さらに 日本語話者が概して苦手とする 母音や子音など個々の音素を取 り上げ 、さらに、 発音補助としてのカタカナ表記の活用などにも触れる。。教材としては 語レベル 短文レベル 実際の教科書教材 その他の材料も含めて提示する。講義というよりも 実践的なワークショップ的側面を重視する。現職教員の英語発音再認識のきっかけとなり 発音指導の参考に...
小菅和也   
一般財団法人語学教育研究所
現職の中学・高校英語教員を対象に、Oral Introductionを核とした、英語で進める英語の授業の基本的な考え方、実際の運営について、受講者の模擬授業やそれに対する講評も含めたワークショップを行う。
小菅 和也   
愛知県東三河高校英語部会(一般財団法人語学教育研究所・出張講師制度) 2018年2月2日 [招待有り]
英語授業における発音指導の基本と留意点について講義。英語の音声で特に、リズムと音連結に注目してワークショップ。
小菅 和也   
宮城県立仙台第三高等学校英語教員研修会(一般財団法人語学教育研究所・出張講師制度) 2018年1月23日 [招待有り]
仙台三高の英語教員による授業を参観し、講評する。また、英語の授業を英語で進める方法として、Oral Introductionの紹介、実演、ワークショップ。
小菅 和也   
明星中学・高等学校英語教員研修会(一般財団法人語学教育研究所・出張講師制度) 2017年10月4日 [招待有り]
英語の授業をいかに英語で進めるかについて、講義、実演、ワークショップ。
担当経験のある科目(授業)
英語コミュニケーションゼミ (武蔵野大学文学部英語英米文学科)
TOEIC基礎演習 (武蔵野大学文学部英語英米文学科)
実用音声学 (武蔵野大学グローバルコミュニケーション学部)
Listening & Reading A, B (武蔵野大学教育学部)
Comprehensive English A, B (武蔵野大学教育学部)
Works(作品等)
2014年12月 その他
学会紀要から、英語教育関係の論文について、紹介・批評する。『IRICE PLAZA第24号』(IRICE英語教育学会)から次の論文をとりあげる:「英語発音表記のシャドーイングへの影響」(加藤希)実験のデザインよりも、カナ表記そのものに注目したい。カナ表記を工夫して、発音指導に生かそうという試みには、大きな可能性がある。カナ表記の可能性と限界を見極めて、有効活用を図りたい。
2014年6月 その他
学会紀要から、英語教育関係の論文について、紹介・批評する。『語研ジャーナル第12号』(一般財団法人語学教育研究所2013年11月)から次の論文を紹介する:卯城祐司「英語で進める英語を読まない授業」教師と生徒の英語による双方向の授業に教科書をどのように位置づけ、どのように生かすか、というのが問題である。伝統的な「英文和訳」用教材、という視点からは1日も早く脱却したい。卯城氏が指摘するように、「英語の授業は英語で」というカタチにとらわれるのではなく「真の英語力をつける」という目標を常に意識したい。
2013年12月 その他
学会紀要から、英語教育関係の論文について、紹介・批評する。『Kobe English Language Teaching 第28号』(神戸英語教育学会2013年1月)から次の論文を紹介する:吉川勝正「学習参考書と文法書における助動詞willの単純未来と推量の用法に関する記述についての調査と考察」現場の教員にとって、非常に有益で興味深い論文である。文法説明に関しては「伝統的」な説明や訳語がまだまだ横行している。英語学の知見を取り入れて、単語ひとつの意味や働きについても、教師は常に敏感かつ繊細...
2013年6月 その他
学会紀要から、英語教育関係の論文について、紹介・批評する。『語研ジャーナル 第11号』(一般財団法人語学教育研究所2012年11月)から次の論文を紹介する:大内由香里「小中連携:中学校の授業をどう始めるか―入門期指導再検討―」音声中心の英語授業を、長年実践してきた大内氏の主張には説得力がある。特に新任の中学校英語教師に、ぜひ全文を読んでもらいたい。得るところは大きいはずだ。
2012年12月 その他
学会紀要から、英語教育関係の論文について、紹介・批評する。『紀要 第44号』(愛知県立大学外国語学部2012年3月)から次の論文をとりあげる:大森裕實「国際化時代の英語音声PEDAGOGY考察」発音はとかく軽視されがちである。「通じさえすればいい」という発想から生まれる発音は往々にして「通じない」発音になる。「英米の発音(RP, GA)にとらわれる必要はない」という主張は一理あるが、ではどうすればいいか。具体的な指針が求められている。その点で、大変informativeで、示唆に富む論文である。
社会貢献活動
【助言・指導】 2009年4月 - 2010年3月
【助言・指導】 2006年4月 - 2009年3月
教育内容・方法の工夫
件名
英語コミュニケーションゼミ
年月日(From)
2003/04/00
年月日(To)
2003/04/00
概要
基本的にすべて英語による運営。英語によるプレゼンテーションを指導。学生のパフォーマンスをビデオ録画し、授業外でも研究室で個別指導。各自がビデオで自分のプレゼンを見直すことによるモニター効果は大である。
件名
英語科教育法
年月日(From)
2003/04/00
年月日(To)
2003/04/00
概要
中学校レベルの教材を用いて、履修者が英語による模擬授業を行う。ビデオ録画し、各自がモニターすることによって授業改善を行う。
その他(教育上の能力)
件名
教育歴(担当科目等)INTENSIVE TOEIC
年月日(From)
2003/04/00
年月日(To)
2005/03/00
概要
英語力の充実とTOEICスコアのさらなる向上を図る
件名
教育歴(担当科目等)TOEIC基礎演習
年月日(From)
2003/04/00
概要
英語基礎力の充実とTOEICスコアのアップを図る
件名
教育歴(担当科目等)英語コミュニケーションゼミ・卒業研究
年月日(From)
2003/04/00
年月日(To)
2005/03/00
概要
英語による口頭発表力および論文作成能力の育成
件名
教育歴(担当科目等)英語科教育法・教育実習
年月日(From)
2003/04/00
概要
教職科目、英語教員として必要とされる知識の習得・能力の育成
件名
教育歴(担当科目等)英語教育法研究(大学院)
年月日(From)
2003/04/00
概要
英語教員としての高度な知識の習得・能力の育成
資格・免許
件名
高等学校専修免許 外国語(英語)
年月日
1994/05/00
件名
中学校一級免許 外国語(英語)
年月日
1977/03/00
件名
高等学校二級免許 外国語(英語)
年月日
1977/03/00
その他(職務上の実績)
件名
TOEICコーディネーター
年月日(From)
2003/04/00
年月日(To)
2003/04/00
件名
外国語教育研究センター
年月日(From)
2004/00/00
年月日(To)
2007/00/00
件名
教務係
年月日(From)
2004/00/00
年月日(To)
2005/00/00
件名
国際交流委員長
年月日(From)
2008/04/01
年月日(To)
2009/03/31
件名
英語英米文学科 学科長
年月日(From)
2009/04/01
年月日(To)
2011/03/31