研究者業績
研究者氏名 土屋 忍
ツチヤ シノブ URL 所属 武蔵野大学 部署 文学部 日本文学文化学科 職名 教授 学位 学士(経済学)(早稲田大学), 修士(国際文化)(東北大学大学院), 博士(文学)(北海道大学大学院) J-Global ID 200901040256279614
研究キーワード
中島敦・太宰治・坂口安吾・北原武夫・金子光晴・森三千代・吉行淳之介・黒井千次
,文学と映画
,武蔵野学・武蔵野文学・武蔵野文化
,〈植民地〉表象・東南アジア表象・文学と場所
,〈外地〉の日本語文学・〈南洋〉表象
経歴
2019年4月
-
現在
学校法人 武蔵野大学 文学部・文学研究科 文学部長・文学研究科長・文学館長・文学研究所長
2017年4月
-
現在
武蔵野大学大学院文学研究科 日本文学専攻(博士後期課程) 教授
2014年4月
-
現在
武蔵野大学文学部 日本文学文化学科 教授
2016年4月
-
2019年3月
学校法人 武蔵野大学 キャリア開発部長
2004年4月
-
2007年3月
武蔵野大学 文学部 専任講師
学歴
1995年4月
-
1998年4月
東北大学大学院 国際文化研究科 (比較文化論講座)
1993年4月
-
1995年3月
東北大学大学院 国際文化研究科 (比較文化論講座)
1988年4月
-
1992年3月
早稲田大学 政治経済学部 政治経済学科
委員歴
2015年6月
-
現在
公益財団法人 早稲田奉仕園 理事
2017年4月
-
2018年3月
日本近代文学会 編集委員
2006年3月
-
2016年5月
財団法人早稲田奉仕園 評議員
受賞
2021年11月
英国 セント・アンドルーズ映画祭 コンペティション部門, 最優秀撮影賞,映画「たまらん坂」小谷忠典(監督)・倉本光佑(カメラマン)・土屋忍(プロデューサー)ほか。
2020年
むさし野文学館, グッドデザイン賞水谷俊博(設計)・土屋忍(ディレクター)・むさし野文学館
2012年6月
台湾真理大学, 我的華麗島 西川満記念 懸賞学術論文 当選,漂流民の台湾―西川満《ちょぷらん島漂流記》の夢想と追憶-土屋忍
論文
土屋忍   
坂口安吾研究会会報 2002年9月
札幌の藤女子大学で開催された坂口安吾研究会の印象記である。担当したのは、近藤周吾氏と中山昭彦氏の研究発表である。両氏の発表内容を、全体討議を含めてまとめたうえで、問題点等を指摘し、率直な印象を述べ、報告とした。原稿用紙約10枚
土屋 忍   
植民地文化研究 (創刊号) 217-228 2002年6月 [査読有り]
「海峡殖民地」としての「新嘉坡」を通して「日本」を語る永井荷風の『ふらんす物語』(初版、1909)における帰航記「悪寒」の位置を検証した論考。漱石、ジーボルトらが同時代に書き残したシンガポール描写との比較検討をおこない、荷風が実見してもあえて書かなかったことを推定し、彼の虚構意識を示した。中東を描いた箇所の分析がないなど、作品論としてはやや不充分な点があるので、続編の執筆を予定している。原稿用紙約37枚、査読あり
土屋 忍   
川村湊責任編集『「戦後」という制度─戦後社会の「起源」を求めて─』文学史をよみかえる 5 254-275 2002年3月 [査読有り]
「土人」の語の起源と用例に関する独自の調査結果を示し、「土人」が重要な役割を果たす昭和期(戦前戦後)の二作品『熱帯紀行』(中河與一、1934)と『限りなく透明に近いブルー』(村上龍、1976)を読解した。そして、「土人」に付与されてきたマイナス・イメージを逆用(異化)する文学表現を確認し、「土人」をめぐる自己表象と他者表象の系譜を文学史上に見出した。原稿用紙約60枚、査読あり
土屋忍   
社会文学通信 (第58号) 2000年9月
「日本社会文学会」入会と同時に依頼されて書いた研究報告。東京とタイを舞台とする池澤夏樹の長編小説「タマリンドの木」の物語内容を論じ、文学と体験の関係についての考察を報告した。原題は「『日本社会文学会』入会に際して」である。
土屋 忍   
国際文化研究科論集 (第7号) 35-48 1999年12月 [査読有り]
高見順の長編小説『ある晴れた日に』(1941)においてMiguel Covarrubiasの Island of Bali (1937)のもつ意味を分析した。バリの儀礼「ププタン」を物語る日英双方の語りを比較検討し、『ある晴れた日に』の「ププタン」が、演劇的な空間表現のなかで語り手の眼差しが劇場における観客のそれと合致するように描かれていることを論証した。そしてそれが、当時の通俗的バリ・イメージを書きかえる表現たり得ていた点を指摘した。原稿用紙44枚、査読あり
MISC
土屋忍   
読売新聞 2023年10月 [査読有り][招待有り]
土屋忍   
読売新聞 2023年10月 [査読有り][招待有り]
土屋忍   
読売新聞 2023年9月 [査読有り][招待有り]
土屋忍   
読売新聞 2023年9月 [査読有り][招待有り]
土屋忍   
読売新聞 2023年9月 [査読有り][招待有り]
書籍等出版物
土屋忍(担当:共編者(共編著 者))
双文社 2014年3月
共編著。西川満論と書誌を掲載。
土屋忍(担当:編集)
2014年
各論考は、各種講座を重ね、それらの蓄積に基づいた共同研究の成果であり、新たに書き下ろされている。啓蒙に寄らず、学術にとじこまらず、場所にこだわり、地域にとどまらず、間を目指して編まれている。
かつて武蔵野は海沿いを果てに、関八州までを指したが、さらに範囲を彼方へと拡げることもあった。古代からの武蔵野の記憶を探り、今の武蔵野を見つめるとき、紋切り型の武蔵野イメージから解き放たれ、懐かしくも未知だった武蔵野と出会う。 知られざる武蔵野、懐かしき武蔵野/今の武蔵野、古代から現代までの武蔵野文化...
土屋忍(担当:単著)
新典社 2013年9月
本書では、第一に、全体を通じて「南洋文学」というジャンルの存在を論証し、文学史の中に位置づけた。第二に、個々のテクストの分析を通じて、「南洋文学」を主軸に据えるなら一九四〇年代の文学を論じることは現代の文学を論じることにつながり、また現代の文学を論じる際にも必要だということを明らかにした。第三に、南洋という視座から日本近代文学を読みなおすことにより、新たなテクストとコンテクストを見出し、個々の作品研究、作家研究に寄与することを目した。具体的には、永井荷風、横光利一、山田美妙、押川春浪、中河...
土屋忍(担当:単著)
柏書房 2010年2月
ライブラリー日本人のフランス体験 第7巻。『巴里』『巴里素描』『DORAMES D'AMOUR』を復刻し、解題とエッセイを書き、著作年譜を作成した。総頁数841
講演・口頭発表等
土屋忍   
小金井公民館緑分館 市民講座 2023年3月11日 [招待有り]
土屋忍   
小金井公民館緑分館 市民講座 2023年3月4日 [招待有り]
土屋忍   
小金井公民館緑分館 市民講座 2023年2月25日 [招待有り]
土屋忍   
武蔵野地域五大学共同講演会 2022年10月22日 [招待有り]
土屋忍   
国際学術会議「文学:ポスト帝国の文化権力を考える」(翰林大学国際会議場(HYBRID)) 2022年7月16日 [招待有り]
担当経験のある科目(授業)
2014年
-
現在
(ゼミの課外活動)卒業論文集の編集制作の監修
Works(作品等)
土屋忍 2020年5月 - 現在 Web Service
土屋忍(建築家 水谷俊博氏とともに) 2018年4月 - 現在 建築作品
土屋 忍・小谷忠典・黒井千次 2019年7月 芸術活動
脚本・プロデュースを担当した映画「たまらん坂」が、マルセイユ国際映画祭のワールドプレミアのインターナショナルコンペティション部門に入選。上映。ティーチインなどに参加。
土屋 忍 2017年6月 - 2019年 芸術活動
教育上の能力に関する大学等の評価
件名
九州大学大学院比較社会文化研究科・学府より博士学位論文の調査委員(副査)の依頼
年月日(From)
2005/03/15
年月日(To)
2005/03/31
概要
Barnaby Breaden氏(バーナビー・ブレーデン、オーストラリア国籍)の博士学位請求論文「近代における〈夢〉と〈南島譚〉の接続―〈距離〉と〈到来〉の構造と地理表象の機能分析―」の審査をおこなった。同論文は、平成17年5月31日に受理された(学位記番号:比文博甲第85号)。(詳細は下記のとおり) 主査:助教授 石川巧 副査:教授 有馬學 教授 太田好信 琉球大学 助教授 新城郁夫 武蔵野大学 講師 土屋忍
実務経験を有する者についての特記事項(教育上の能力)
件名
中国の天津外国語学院 講師
年月日(From)
2009/03/00
概要
交換教授として集中講義及び講演会(2回)
講演会の題は「<桜>をめぐる日本文学史」と「<満州>を舞台にしたアニメーション」(講演会については「再掲」)
件名
平成21年度武蔵野市寄附講座の企画立案・コーディネート
年月日(From)
2009/04/00
年月日(To)
2009/07/00
概要
武蔵野市の依頼をうけて、「〈武蔵野〉の記憶と現在」と題する講座を企画し、運営した。
実務経験を有する者についての特記事項(職務上の実績)
件名
株式会社電通社員
年月日(From)
1992/04/00
年月日(To)
1993/05/00
概要
FMノースウェーブの立ち上げ(新番組企画)に関わる業務を主に担当した。
件名
武蔵野文学館企画展示の準備と実施
年月日(From)
2008/04/00
年月日(To)
2010/10/25
概要
(準備)平成20年4月〜
(実施)平成22年10月22〜24日
「土岐善麿・秋山駿・黒井千次ー武蔵野の教壇に立った文学者ー」を企画、学生スタッフとともに準備、実施し、特に近隣の市民に好評を博した。
件名
武蔵野文学館企画展示の準備と実施
年月日(From)
2011/01/00
年月日(To)
2011/09/05
概要
(準備)平成23年1月〜
(実施)平成23年9月3〜4日
「武蔵野に迷う―保谷・三鷹・小金井の作家たち―」を企画、学生スタッフとともに準備、実施し、特に近隣の市民に好評を博した。広報にも努め、読売新聞、朝日新聞、ケーブルテレビの取材をうけて、紹介された。