市東 正幸   羽山 伸一   近江 俊徳   名切 幸枝   河上 剛   杉山 将   鄭 英和   宇田川 智野   多田 尚美   土田 修一   落合 和彦   
霊長類研究 Supplement 27(0) 35-35 2011年 [査読有り]
【目的】ヒトにおけるShort tandem repeat(STR)多型は、親子鑑定・個体識別・人類遺伝学的解析など幅広く利用されている。さらに近年、性染色体特異的なSTRであるX‐STR、Y‐STRが開発され法科学的解析に重要な手法となっている。一方、動物においても、STR多型は個体識別・血統登録・品種分化などの手段として研究されているが、性染色体STRマーカーの開発はごく一部の種に留まっている。ニホンザルにおけるY-STR多型の開発は、ニホンザルの父系解析を可能とし、新たな集団遺伝学的...