研究者氏名 坂田 浩之
サカタ ヒロユキ URL 所属 大阪樟蔭女子大学 部署 学芸学部心理学科 職名 教授 学位 修士(教育学)(京都大学 大学院) J-Global ID 200901045318628191
研究キーワード
メンタライジング
,感情調整
,認識的信頼
,現代の心理療法
,ウェルビーイング
,不登校
,自分を慈しむ(セルフ・コンパッション)
,醜形恐怖
,不思議現象に対する態度
,遊び
,自己
,相互調整
,発達障害
,風景構成法
,変化プロセス
,ユング心理学
経歴
2024年4月
-
現在
大阪樟蔭女子大学 大学院人間科学研究科臨床心理学専攻附属カウンセリングセンター センター長
2024年4月
-
現在
大阪樟蔭女子大学 大学院人間科学研究科 臨床心理学専攻 専攻長
2022年12月
-
現在
大阪樟蔭女子大学 大学院人間科学研究科 臨床心理学専攻 教授
2022年12月
-
現在
大阪樟蔭女子大学 学芸学部 心理学科 教授
2020年4月
-
現在
大阪市中央通所ルームA スーパーヴァイザー
学歴
1996年4月
-
1999年3月
京都大学 大学院 教育学研究科 臨床教育学専攻
1994年4月
-
1996年3月
京都大学 大学院 教育学研究科 臨床教育学専攻
-
1993年3月
京都大学 教育学部 教育心理学科
委員歴
2023年4月
-
2024年3月
日本高等教育評価機構 大学機関別認証評価評価員
2011年4月
-
2017年3月
日本青年心理学会 研究委員
論文
佐久田祐子   奥田亮   川上正浩   坂田浩之   
Journal of Health Psychology Research 35(2) 147-154 2023年2月 [査読有り]
本研究では,大学生活充実度を測定するための,より信頼性,妥当性が高く,コンパクトな尺度を開発することを目的とした。奥田他(2010b)が開発した,「大学へのコミットメント」,「交友満足」,「学業満足」,「不安のなさ」の4下位尺度からなる大学生活充実度尺度(SoULS-21)が再検討された。5つの大学に所属する大学生934名のデータに基づく因子分析の結果,従来と同様の4因子構造,12項目解が採択され,十分な信頼性が得られた。次に尺度の妥当性を検討するため,関連する他尺度との相関係数が吟味され...
小城 英子   坂田 浩之   川上 正浩   
社会心理学研究 38(1) 1-8 2022年7月 [査読有り]
本研究の目的は、不思議現象に対する態度尺度を改訂し、懐疑的態度の多様な側面を捉え、信奉的態度と懐疑的態度を精緻に測定可能にすることであった。大学生を対象に質問紙調査が行われた。探索的因子分析の結果、「全面的な否定」、「現状認識に基づく否定」、「占い・呪術嗜好性」、「スピリチュアリティ信奉」、「知的好奇心」、「恐怖」の6下位尺度が抽出され、25項目の新尺度はAPPle Ⅱと名づけられた。内的整合性、確認的因子分析、再検査信頼性、基準関連妥当性の観点から、概ね十分な信頼性・妥当性が確認された。...
坂田浩之   
パーソナリティ研究 30(2) 101-110 2021年9月 [査読有り]
本研究は,容姿にこだわる若者に対する理解を深めるために,醜形恐怖心性とメンタライジングとの関連について検討した。大学生689名に対して自己報告式の質問紙とReading the Mind in the Eyes Test (RMET)が実施された。本研究の結果,メンタライジングに関する自己認知は醜形恐怖心性と弱く関連することが示された。そして,メンタライジングに関する自己認知のうち,他者に関するメンタライジングは醜形恐怖心性と正の関連が,自己に関するメンタライジングは醜形恐怖心性と負の関連...
坂田 浩之   
パーソナリティ研究 29(1) 11-13 2020年4月 [査読有り]
Reading the Mind in the Eyes Test (RMET) は,感情価による刺激写真の分類が行われ,刺激の感情価による精神状態解読能力に関する研究に用いられてきている。本研究の目的は,日本人に適用できるアジア版RMETの各写真を,原版で行われているのと同様,感情価によって分類することであった。日本人大学生女子に対して,アジア版RMETの36枚の写真を提示し,各写真の感情価を評定してもらった。そして,その評定によってアジア版RMETの写真を分類した結果,20枚がネガティ...
小城英子   坂田浩之   川上正浩   
行動科学 58(1) 1-7 2019年9月 [査読有り][招待有り]
不思議現象に対する態度に関する我々の研究は,14年間続いており,合計60の学会発表を行っている。本論文の目的は,共同研究の継続につながる要因を考察し,検討することであった。最初に,不思議現象に対する態度に関する研究の流れの概要を説明した。次に、研究の継続要因を「不思議という研究テーマの多面性・発展性」,「専門の異なる3名の連携」という2つの観点から検討した。その結果,「不思議という研究テーマの多面性・発展性」の観点からは,field drivenな研究テーマであること,価値観に関わる研究テ...
MISC
坂田浩之   
サイナビ! 2021年9月
坂田浩之   
サイナビ! 2020年6月
Eiko Koshiro   Hiroyuki Sakata   Masahiro Kawakami   
INTERNATIONAL JOURNAL OF PSYCHOLOGY 51 1166-1166 2016年7月
Yuko Sakuta   Akira Okuda   Masahiro Kawakami   Hiroyuki Sakata   
INTERNATIONAL JOURNAL OF PSYCHOLOGY 51 1167-1167 2016年7月
Hiroyuki Sakata   Masahiro Kawakami   Eiko Koshiro   
INTERNATIONAL JOURNAL OF PSYCHOLOGY 51 1167-1167 2016年7月
書籍等出版物
大島 剛, 青柳寛之, 安村直己, 森田 慎, 坂田浩之, 榮阪順子, 小海宏之, 小辻希世子, 和田野飛鳥, 伏見真里子, 林 響子, 坂野剛崇, 坂中尚哉, 古田直樹(担当:分担執筆, 範囲:第5章 人格検査――パーソナリティの多角的なアセスメントに役立つツール)
ミネルヴァ書房 2023年9月 (ISBN:9784623087150)
本書は,公認心理師カリキュラムにおける必修科目「心理的アセスメント」での学習内容に対応して,心理的アセスメントの目的とその手法について概観し,様々な領域におけるアセスメントの実際と,臨床現場で留意すべき点を豊富な事例から学ぶことを目指したものである。筆者が担当した「人格検査」の章では,まず人格のアセスメントをする上で踏まえておくべき潮流について述べた。次に,人格検査の2大法である質問紙法と投映法の特徴と限界について述べ,代表的な人格検査について紹介した。最後に,要支援者の心の健康の保持増進...
編者, 伊藤良子, 角野善宏, 大山康宏, 分担執筆, 伊藤良子, 石谷真一, 坂田浩之(担当:分担執筆)
創元社 2009年3月
心理臨床学の発展期に京都大学を中心に学んだ心理臨床家を編者として,この実践学問領域を探求しつづけてきた京都大学の知の集積を,複雑多様化する現代社会を見据えつつ,世に問おうとの意図で編集された「京大心理臨床シリーズ」の第7巻であるこの書物は,「発達障害」と心理臨床に関する論文集である。
担当部分:「「発達障害」とされる子どもとの心理臨床に関する事例研究-「自閉症」と診断された男子との10年間の遊戯療法の経過概要を対象として-」(単著)
本稿では,発達の遅れがあるとされ,後に「自閉症」と診...
編者, 皆藤章, 分担執筆, 皆藤章, 北口雄一, 坂田浩之(担当:分担執筆)
ミネルヴァ書房 2007年4月
本書は,人間であれば誰しも体験する悩みや苦しみに対して,人間のこころに関わる「心理臨床」という専門領域がいかに関わろうとするのかについて語ったものである。生きることが大変な現代において,悩みや苦しみを抱えて生きる人にたいして,心理臨床家に求められている援助がどのようなもので,また,心理療法や心理査定を行うために必要な考え方や知識,スキル,態度がどのようなものかを「関係性」と「主観性」をキーワードにまとめている。
担当部分:第6章「心理臨床の具体(2):ロールシャッハ法」(単著)
筆者は,ロ...
編者, 岡田康伸, 河合俊雄, 桑原知子, 分担執筆, 岡田康伸, 河合俊雄, 坂田浩之(担当:共著)
創元社 2007年3月
心理臨床学の発展期に京都大学を中心に学んだ心理臨床家を編者として,この実践学問領域を探求しつづけてきた京都大学の知の集積を,複雑多様化する現代社会を見据えつつ,世に問おうとの意図で編集された「京大心理臨床シリーズ」の第5巻であるこの書物は,心理臨床における個と集団に関する論文集である。
筆者は,個人心理療法と集団心理療法を同一の心理臨床家が担当するというユニークな構造で,不登校の中学生の心理的成長のサポートが行われている通所施設でのスタッフとしての経験を踏まえ,同施設で共に実践を行ってきた...
監訳者, 角田豊, 共訳者, 角田豊, 葛西真記子, 坂田浩之, 森田慎, 竹田伸子, 大谷真弓, 青柳寛之, 伊藤俊樹, 安村直己(担当:共訳, 範囲:第4章「技法の10原則」)
金剛出版 2006年7月
本書は,Kohut,Stolorowにつづく自己心理学派の中心的な分析家である3名の著者が,幼少期に性的虐待を受けた女性と10年近く精神分析作業を行った自験例でのやりとりを記した詳細な逐語記録と,そこでの分析家の内的思考と後からの振り返りを提示し,さらにそのプロセスに対して,動機づけシステム理論と10の技法原則を軸にした理論的検討を行い,自己心理学にもとづく臨床実践と臨床技法を明らかにした指導書である。坂田が訳出したのは,分析者(心理臨床家)が,マニュアルに機械的に縛られず,自発性や創造性...
講演・口頭発表等
坂田浩之   川上正浩   小城英子   
日本心理学会第87回大会 2023年9月17日 日本心理学会
科学知識で説明できないことが不思議現象の定義となっている以上,不思議の概念は,科学の概念と対立すると想定される。このことに関して,川上他(2010)は,APPleと科学観・自然観尺度(川上他,2009)を用いて両者の関連について検討している。その結果,「占い・呪術嗜好性」と「癒やす自然」,「スピリチュアリティ信奉」と「脅威を与える科学」「癒やす自然」「保護を求める自然」の間に正の関連,「懐疑」と「保護を求める自然」,「霊体験」と「人智を超えた自然」の間に負の関連が認められている。本研究では...
奥田亮   川上正浩   坂田浩之   佐久田祐子   
日本パーソナリティ心理学会第32回大会 2023年9月10日 日本パーソナリティ心理学会
本研究では,大学での学びに関する満足度,大学での交友関係に対する満足度,大学へのコミットメント,大学生活における不安感を測定できる「大学生活充実度尺度」(佐久田他,2023;以下,SoULS-12)を用いてコロナ禍以前から蓄積されてきた単一大学の縦断的調査データを年度ごとに分析し,コロナ禍が大学生活充実度に与えた影響について検討した。 その結果,年度間の差については,2020年度より2022年度の方が学生の不安が少ないという結果のみ認められ,COVID-19の感染拡大が始まった2020年度...
小城英子   坂田浩之   川上正浩   
日本社会心理学会第64回大会 2023年9月7日 日本社会心理学会
本研究では,小城ほか(2022)がAPPleを改訂,不思議現象に対する懐疑的側面を細分化したAPPleⅡと,二分法的思考・特権意識・批判的思考態度との関連について,小城ほか(2022;2021)にさらにデータ数を追加した結果を報告した。大学生576名が参加した質問紙調査を分析した結果,不思議現象に対して懐疑的な「全面的な否定」「現状認識に基づく否定」はいずれも二分法的思考の3下位尺度すべてとの間に正の関連が認められた。一方,不思議現象に対して信奉的な「占い・呪術嗜好性」「スピリチュアリティ...
坂田浩之   
日本メンタライゼーション研究会第2回学術集会 2023年2月11日 日本メンタライゼーション研究会
本研究では,自己愛パーソナリティにおけるメンタライジング能力の特徴について,実際のメンタライジング能力およびその自己認知の観点から検討することを目的とした。メンタライゼーション質問紙(山口,2016),アジア版Reading-the-Mind-in-the-Eyes Test(Adams et al., 2010),NPI-S(清水ら,2006)を用いた質問紙調査に日本人大学生689名が参加した。分析の結果,他者に対するメンタライジング能力が実際には低いにもかかわらず高いと自己認知している...
川上正浩   小城英子   坂田浩之   
日本社会心理学会 2022年9月14日 日本社会心理学会
本研究では,APPle(小城他,2008)を改訂して開発されたAPPle II(小城他,2022)を用いて,改めて不思議現象に対する態度と,制御欲求,LOCと関連について,大学生1,178名が参加した質問紙調査のデータ(制御欲求に関わる分析には252名,LOCに関わる分析には352名のデータ)を用いて検討が行われた。その結果,APPleの下位尺度と制御欲求との相関関係と方向的には整合的であるものの,相関の現れ方としては,やや異なるものであった。LOCについても,APPleの下位尺度とLOC...
担当経験のある科目(授業)
2021年4月
-
現在
学校心理臨床概論(教育・学校心理学) (京都大学)
2020年4月
-
現在
臨床心理学特論Ⅰ (大阪樟蔭女子大学大学院)
2020年4月
-
現在
公認心理師の職責 (大阪樟蔭女子大学)
2019年4月
-
現在
心理的アセスメント(面接) (大阪樟蔭女子大学)
2018年4月
-
現在
子どもと絵本B (大阪樟蔭女子大学)
共同研究・競争的資金等の研究課題
心理療法と癒しの文化を巡る臨床心理学の開発的研究 日本学術振興会: 科学研究費助成事業 基盤研究(C)皆藤 章 大山 泰宏 濱野 清志 坂田 浩之 石原 宏 金山 由美 鈴木 七美 鶴田 英也 
研究期間: 2004年 - 2005年
社会貢献活動
【パネリスト】大阪樟蔭女子大学カウンセリングセンター 大阪樟蔭女子大学カウンセリングセンター開設記念第1回心の相談コロキアム (奈良) 2002年2月 - 2002年2月
平成13年11月に大阪樟蔭女子大学カウンセリングセンターが開設したことの地域,一般社会への広報を兼ねて,「現代のストレス対処法について」というテーマで,一般の方を集めて開催されたコロキアムで,二つの小講演を踏まえての討論が行われたが,そこでディスカッサントとして発言した。具体的には,これまでの心理臨床や大学教員として青年期の学生に関わってきた体験の中から,現代の思春期・青年期の若者たちがストレスに感じていることについて,コメントした。
教育方法の実践例
件名
アニメーション作品の活用
年月日(From)
2000/04/00
概要
講義内容と関連したアニメーション作品(ビデオ・DVD・Blu-ray)を使用することで,抽象的になりやすい心理学の理論やモデルを,学生の具体的な体験と結びつけることができる,心理臨床家の訓練における事例研究と同じように登場人物の心の動きに共感的に寄り添う体験をすることで,人間の心の動きについての理解を体験的に深めることができるなどの利点がある。
件名
(Web)ミニッツペーパーの活用
年月日(From)
2000/04/00
概要
毎回授業の終わりの5分から10分を利用して,その回の授業に対する感想・コメント・質問を書かせ,回収して検討することで,①学生の授業内容に対する理解度を知ることができる,②そして,理解の不十分な内容に関しては,次回授業で質問に応える形で,より分かりやすい説明を用いて伝えることができる,③内容だけでなく,授業の方法(資料の見やすさなど)や教室の環境(教室の温度や私語)についての情報を得ることができるなどの利点がある。2018年度からは,LMS(manaba)を使ってWeb上にミニッツペーパーの書き込みが行えるようにし,学生が落ち着いて考えて書けるように工夫した。
件名
心理検査(心理調査法)を用いた自己理解の促進
年月日(From)
2001/04/00
概要
20答法,二面性尺度、ユング心理学的タイプ尺度20答法やSD法,二面性尺度(TSPS),ライフラインなどを授業内で学生に実施し,その結果を各自個別に分析させることで,自己概念を把握するための方法を体験的に知ることができると同時に,自分自身の自己概念や自己像をあらためて体験的に考察することが可能になるという利点がある。
件名
レポート採点チェックリストを用いたレポート評価
年月日(From)
2001/09/00
年月日(To)
2005/03/00
概要
複数教員が担当する実習授業において,レポートを採点・添削する際に,全教員が共通のチェックリストを用いて,採点・添削を繰り返すことで,担当教員が学生達に要求しているレポートの形式・内容や評価基準を明確に伝えることができると同時に,学生達の目標やそれへの到達度を明確にすることができるという利点がある。後のルーブリックを用いたレポート評価の前身となる工夫であった。
件名
心理学研究法の体験学習
年月日(From)
2001/09/00
概要
学生に実際に実験や調査を参加者として体験してもらうと共に,得られたデータの処理・解釈を体験させた。加えて,調査に関しては実際に質問紙を作成させ,調査者として質問紙を配布,回収も体験させた。これにより,①講義では既存の知識として受け身的に取り入れるしかない心理学の先行研究の知見を,自らの経験や生のデータを通じて実感できるしたり,批判的に検討したりすることができる,②心理学を研究する際の手法を一度は実際に経験しておくことで,以後自分が心理学研究を計画,実践するときに,この体験を雛形として活用・応用することができる,などの利点がある。
作成した教科書
件名
「はじめての心理学」(氏原寛・松島恭子・千原雅代編,創元社)第6章「それでも私は私である(人格)」執筆
年月日(From)
2000/03/00
概要
はじめて心理学を学ぶ人のための教科書として用いることのできる本として作られたものだが,内容的には心理学の主要分野に関する各テーマについての小論集といった内容で,一般の人向けの心理学の入門書である。著者は,「それでも私は私である」と題された人格の章を執筆し,「《私》とは何か」という問いを深めつつ,自己意識や個性,人格の恒常性と可塑性などのテーマについて,人格心理学の基本的な理論を踏まえながら論じた。
件名
「よくわかる心理臨床」(皆藤章編,ミネルヴァ書房)第6章「心理臨床の具体(2):ロールシャッハ法」執筆
年月日(From)
2007/04/00
概要
本書は,大学生・大学院生向けの臨床心理学の教科書として用いることのできる本として作られたものだが,人間であれば誰しも体験する悩みや苦しみに対して,人間のこころに関わる「心理臨床」という専門領域がいかに関わろうとするのかについて語ったものである。生きることが大変な現代において,悩みや苦しみを抱えて生きる人にたいして,心理臨床家に求められている援助がどのようなもので,また,心理療法や心理査定を行うために必要な考え方や知識,スキル,態度がどのようなものかを「関係性」と「主観性」をキーワードにまとめている。
実務経験を有する者についての特記事項(教育上の能力)
件名
大阪市こども相談センターメンタルフレンド事前研修会 講師
年月日(From)
2009/05/00
年月日(To)
2019/05/00
概要
毎年5月頃に行われる大阪市こども相談センター(児童相談所)が不登校の子どもの支援のために家庭に派遣しているボランティア「メンタルフレンド」を対象とした事前研修会において,不登校の子どもの支援において必要な知識や心構えについて講義した。
件名
スーパーヴァイザー
年月日(From)
2005/08/00
概要
臨床心理士を目指す大学院生、スクールカウンセラー、児童福祉施設臨床心理士、精神科クリニック臨床心理士(公認心理師)等30名以上に対するスーパーヴィジョンを行ってきた。
件名
奈良県スクールカウンセリングカウンセラー
年月日(From)
2012/04/01
概要
奈良県立教育研究所のケース検討会で助言・指導したり、学校で教員研修会の講師を務めたりしてきた。
件名
公認心理師心理実践実習実習指導者
年月日(From)
2020/04/00
概要
大阪市中央通所ルームAにて、神戸女学院大学大学院の公認心理師「心理実践実習」の実習指導者を務めてきた。
件名
臨床心理士実習指導
年月日(From)
2010
概要
大阪市児童通所ルーム・パル、大阪市中央通所ルームAにて、京都大学大学院、梅花女子大学大学院、神戸女学院大学大学院の臨床心理士養成のための実習を受け入れ、指導してきた。
その他(教育上の能力)
件名
(実習指導実績)樟蔭女子短期大学人間関係科「人間科学基礎実習」担当
年月日(From)
2000/04/00
年月日(To)
2001/03/00
概要
「人間科学基礎実習」は1・2年生対象の選択科目で,2単位(2時間×30回)の通年科目である。1グループ約10名で,4回を1区切りとしてのべ約80名の学生を指導した。実習内容は,新入学生の学科への所属意識を高めると共に,臨床心理学の実践と研究において基礎となる,それぞれの人の個性的な自己表現と相互の関係性を尊重する態度を身につけるために,メンバー間の相互交流を活性化するグループワークを行ったり,お互いの興味・関心について発表し合ったりした。
件名
(学内外における大学教育改善に関する活動)大阪樟蔭女子大学 自己点検・評価委員会 委員
年月日(From)
2001/04/00
年月日(To)
2005/03/00
概要
大学の教育,機能,経営を改善し,より魅力ある樟蔭女子大学を創っていくことを目指して,いかに大学の自己点検・評価を行っていくかについて検討している。手始めとして,「大阪樟蔭女子大学教育・研究者総覧」を編集し,大阪樟蔭女子大学の専任教員のそれぞれの研究テーマや業績,教育・研究方針について公表し,教員相互,あるいは教員と学生の相互理解の促進を図った。その後,大学の自己点検・評価のあり方について研究・検討し,自己点検・評価項目を作成した。また,平成14年7月と平成15年1月に自己点検・評価シンポジウムを開催し,自己点検・評価作業と大学改革に向けて,現状における課題と今後目指すべき方向性について大学教職員の意見を集めた。その後,学内の各部署からの自己点検・評価報告を取りまとめ,「大阪樟蔭女子大学自己点検評価報告書1998~2002学内用」の編集作業に取り組み,平成16年11月に発行した。また平成17年に改めて「大阪樟蔭女子大学教育・研究者総覧」を編集した。
件名
(実習指導実績)大阪樟蔭女子大学人間科学部心理学科)「心理学実験基礎実習B」担当
年月日(From)
2001/04/00
年月日(To)
2004/03/00
概要
「心理学実験基礎実習B」は1年生対象の必修科目で,1単位(4時間×7回)の半期科目である。各グループ約15名の10グループの学生に対して,1回完結で,「要求水準」をテーマとした実習を行った。内容としては,講師が実験者となり学生に被検者として実験を実際に体験させ,その上で得られたデータに関して処理法や整理法を指導しながら分析・考察させ,心理学研究のプロセスを体験的に学ばせた。また,心理学の学術雑誌に準じた形式で,レポートを作成させ,添削指導を行って,心理学のレポート・論文の書き方を学ばせた。
件名
(実習指導実績)大阪樟蔭女子大学心理学部(平成21年3月まで人間科学部心理学科)「心理学実験基礎実習B」「心理検査基礎実習(平成17年3月まで「人格検査法基礎実習」)」「臨床心理査定実習(平成16年3月まで「人格検査法実習」)」「心理療法実習」担当
年月日(From)
2001/04/00
年月日(To)
2013/03/00
概要
「心理検査基礎実習」は2年生対象の必修科目で,1単位(2時間×15回)の半期科目である。約40名の学生に対して,投映法と知能検査・発達検査をテーマとした実習を行った。内容としては,実際に人格検査を実習生に被検者として体験してもらい,その上で個々の検査のメカニズム,成立のプロセスや背後にある人格理論,結果の分析法を講義して,実習生に自分の検査結果を分析してもらった。そうして,実体験をふまえて個々の検査の長所と問題点について考察してもらった。
「人格検査法実習」は3年生対象の選択科目で,1単位(2時間×15回)の半期科目である。約30~80名の学生に対して,投映法をテーマとした実習を行った。内容としては,筆者は主にロールシャッハ・テストの実習を担当し,実習生にロールシャッハ・テストを被検者として体験してもらった上でロールシャッハテストの特性と解釈理論を説明し,反応の記号化を学習してもらう。その後,実習生同士で検査者・被検者を交互に体験してもらい,自分が検査者として実施したロールシャッハ・テストのプロトコルを継起分析してもらった。受講生の人数が少ない場合には,描画法(バウムテスト・風景構成法),TATの実習にも関わった。
件名
(実習指導実績)大阪樟蔭女子大学短期大学部人間関係科「心理学研究法実習」「カウンセリング実習」担当
年月日(From)
2001/04/00
年月日(To)
2003/03/00
概要
「心理学研究法実習」は1・2年生対象の選択科目で,1単位(2時間×15回)の半期科目である。約10名の学生に対して,実験法,質問紙調査法,人格検査法,投映法をテーマとした実習を行った。内容は,実習生に被験者(被検者)として実際の実験や検査を体験してもらった上で,それぞれの心理学研究法の基本的な原理と長所・短所,統計の知識を説明して,自分達のデータを分析させた。調査法の実習では,実際に実習生に項目を考えさせて,質問紙を作成させた。
「カウンセリング実習」は2年生対象の選択科目で,1単位(2時間×15回)の半期科目である。約60名の学生に対して,カウンセリング,プレイセラピー,イメージ療法,絵画療法,箱庭療法をテーマとして,カウンセリング・心理療法を行うときに絶対的に必要とされ,またその質を決定づけるカウンセラーとクライエントの間の信頼関係(ラポール)の重要性を体験的に学び取ってもらうことを主眼とした実習を行った。内容は,ペアや少人数のグループを作り,様々な形態のカウンセリング・心理療法を体験してもらい,また同じ課題でペアを変えてみることで,自分の態度や表現,安心感などがどう変わるかを振り返りってもらった。
資格・免許
件名
臨床心理士
年月日
1998/04/01
概要
文部省が認可した財団法人日本臨床心理士資格認定協会が行う資格試験に合格し,同協会が認定する「臨床心理士」の資格を取得した。この資格は,医療,教育,産業,司法,福祉にわたる心理臨床活動の専門家としての資質を問う資格であり,現在の日本においても最も権威と知名度のある心理臨床家の資格である。
件名
公認心理師
年月日
2018/02
概要
保健医療、福祉、教育その他の分野において、心理学に関する専門的知識及び技術をもって、心理に関する支援等を行う国家資格である。
実務経験を有する者についての特記事項(職務上の実績)
件名
(臨床実績)奈良県スクールカウンセリングカウンセラー
年月日(From)
2012/04/00
概要
奈良県内の学校で生じた問題行動に関して、当該学校を訪問し、校内ケース会議に参加しての助言、当該児童生徒の行動観察によるアセスメント等のコンサルテーションを行った。
共同研究・受託研究
研究科題名
不思議現象に対する態度
共同/受託
共同研究(Collaborate)
共同連携先・受託先
小城英子;川上正浩
期間(開始)
2004
研究科題名
大学生活充実度・大学への帰属感
共同/受託
共同研究(Collaborate)
共同連携先・受託先
奥田亮;川上正浩;佐久田祐子
期間(開始)
2002
研究科題名
異形・異類
共同/受託
共同研究(Collaborate)
共同連携先・受託先
黒川麻実;川上正浩
期間(開始)
2020
研究科題名
香芝市と東大阪市における不登校・別室登校をする児童・生徒に対する心理的支援 ― 個人心理療法を導入した継続的支援 ―
共同/受託
共同研究(Collaborate)
共同連携先・受託先
高橋裕子;根本眞弓;奥田亮
期間(開始)
2017/04
期間(終了)
2018/03
代表者
坂田浩之
研究科題名
自分に対する“慈しみ”を育む 美容教育プログラムの開発
共同/受託
共同研究(Collaborate)
共同連携先・受託先
武藤祐子
期間(開始)
2016/04
期間(終了)
2017/03
代表者
武藤祐子