安部 永   安部 尚平   
大阪樟蔭女子大学 研究紀要 12 83-87 2022年1月
小学校学習指導要領の図画工作科の目標には,育成する資質・能力の三つの柱のそれぞれに「創造」が位置付けられ,図画工作科の学習が造形的な創造活動を通して,生活や社会の中の形や色などと豊かに関わる資質・能力を育成するものであると示されている。図工科は、造形活動を通してより豊かに、力強く育むことで学童期の子どもの感性の発達に大切な役割を果たしているといえる。この度は発達段階に応じた題材と授業展開の工夫や教師の支援と評価のあり方について、液体ねん土の実践を通して研究を行ったその記録の報告である。