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研究者業績

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研究者業績

研究者検索結果一覧 >> 田原 広史
 

田原 広史

 
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研究者氏名田原 広史
 
タハラ ヒロシ
URL
所属大阪樟蔭女子大学
部署学芸学部国文学科
職名教授
学位文学修士(東京外国語大学)
J-Global ID200901050326065620

研究キーワード

 
方言学 ,日本語学 ,社会言語学

研究分野

 
  • 人文・社会 / 日本語学 / 

経歴

 
2008年4月
 - 
現在
大阪樟蔭女子大学 学芸学部 国文学科 教授   
 
2007年4月
 - 
2008年3月
大阪樟蔭女子大学 学芸学部 国文学科 准教授   
 
1993年4月
 - 
2007年3月
大阪樟蔭女子大学 学芸学部 国文学科 助教授   
 
1989年10月
 - 
1993年3月
大阪樟蔭女子大学 学芸学部 国文学科 専任講師   
 
1988年4月
 - 
1989年9月
愛知教育大学 教育学部 助手   
 

学歴

 
1987年4月
 - 
1988年3月
大阪大学 大学院 博士後期課程 文学研究科 日本学専攻
 
1984年4月
 - 
1987年3月
東京外国語大学 大学院 外国語学研究科 日本語学専攻
 
 
 - 
1984年3月
東京外国語大学 外国語学部 英米語学科
 

論文

 
 
樟蔭国文学   (第28号)    1991年3月   
近畿中央部において4世代,計236名におこなった方言アンケート調査の結果から,「買った」をコータと言うかカッタと言うかといったワ行五段動詞の音便形,「そやけどナ,~ネ,~サ,~ヤ」といった文末詞,「雨が降るヨッテ,~サカイ,~シ,~カラ」といった接続助詞,以上三つの調査項目について,それぞれ併用のパターンに注目し,使用の実態を明らかにした。また,世代差の結果から,現在おこりつつある変化の方向と理由について分析をおこなった。p.1~11、11頁
 
分担執筆   田原広史   杉藤美代子   
重点領域研究『日本語音声』A3班研究成果報告書(代表者 徳川宗賢)「方言音調の諸相-西日本-(1)」      1990年3月   
杉藤が,老年層3名,若年層3名の大阪方言話者について調査した66,000語のアクセントデータを用いて分析をおこなった。まず,発話者6名のアクセントの一致度について検討した結果,拍数が多いほど一致度が高いことが分かった。ただし,4拍語では拍数の割に一致度が高く安定しているといえる。品詞別では,動詞,形容詞の一致度が高く,名詞,副詞の一致度が低いことが分かった。後半では,アクセント型の構成比について語種別,拍数別に集計し,分布を明らかにした。 p.9~26、18頁<br />
担当部分:分析,...
 
分担執筆   杉藤美代子   田原広史   
『日本語音声』A3班研究成果報告書(代表者 徳川宗賢)「方言音調の諸相 -西日本-(1)」      1990年3月   
単語アクセントを計量的に分析するために必要な要件について,杉藤が収集した66,000語の大阪方言話者,高年3名,若年3名のアクセント資料を紹介しつつ解説した。具体的には,アクセントに付随するデータとして,読み,表記,拍数,品詞,特殊拍,結合型,東京アクセント,分解したアクセント,類聚名義抄アクセントがあり,それぞれの必要性を述べた。p.1~8,8頁<br />
担当部分:執筆は田原がおこない,杉藤が確認した。
 
分担執筆   杉藤美代子   田原広史   
「アジア・アフリカ文法研究」18      1990年3月   
杉藤が,老年層3名,若年層3名の大阪方言話者について調査した66,000語のアクセントデータを用いて,対応する東京式のアクセント型との比較をおこなった。1989年4月に発表したものと比較して,統計の手法をより厳密なものとし,具体的な数値データも追加した。大阪,東京のアクセント核位置一致度に関しては,語構成別,語種別の一致度の結果を加え,より精密な比較をおこなった。その結果,漢語に関しては1拍語では一致率が30%程度であるが,2拍語では90%近くの語が一致していることなどが分かった。 p.1...
 
吉沢典男教授追悼記念論文集      1989年12月   
「家で家族と話すとき」「テレビでアナウンサーと話すとき」「手紙や日記に書くとき」の三つの場面による単語の使い分けに関する方言面接調査のデータを,トライアングラムという統計手法によって分析し,場面差と世代差及び地域差の特徴を論じた。調査地域は東京,埼玉,栃木,福島の4県,世代は10~70歳代の7世代,総計307人である。この結果,「テレビ」のみで使われる語形はなく,この場面は,「書く時」の場面に含まれるということが分かった。また,世代差からは,ことばの変化が場面差にどのように投影されるかにつ...

書籍等出版物

 
 
監修者, 北原保雄, 編者, 江端義夫, 分担執筆, 江端義夫, 斉藤孝滋, 木部暢子, 日高水穂, 町博光, 久木田恵, 大西拓一郎, 彦坂佳宣, 狩俣繁久, 友定賢治, 田原広史, 小林隆, 沢木幹栄(担当:共著)
朝倉書店   2002年10月      
本シリーズは21世紀初頭の日本語研究の成果を総括し、最新の切り口で、日本語の全領域にわたり、日本語の諸相について解明する講座である。第10巻は方言における諸問題と今後の課題が扱われている。 全265頁
担当部分:「第11章 方言のデータベースとコンピュータ言語地図」(単著) p.199~217,19頁
本章では、コンピュータを用いた方言地図の作成方法について述べた。まず、方言データベースを取り巻く環境に触れ、これまでの、そしてこれからのデータベースのあり方について述べた後、実際の調査データ...
 
編者, 日本方言研究会, 分担執筆, 田原広史(担当:共著)
国書刊行会   2002年6月      
本書は、新しい世紀を迎えるにあたり、21世紀に向けて方言研究はどのような方向をたどるべきなのかという点をテーマに書かれている。 全434頁
担当部分:「第6章 新時代の研究方法を探る コンピュータと方言研究」(単著) p.394~408,15頁
この論文では、コンピュータを用いた方言研究が20世紀末から21世紀初頭にかけて、どのように展開し、発展してきたのかについて、筆者の経験を述べながら概観している。80年代の大型計算機時代から、90年代以降のパソコン時代(これはさらにMS-DOS時、W...
 
分担執筆, 田原広史, 村中淑子(担当:共著)
私家版   2002年3月      
平成9・10年度に第一回東大阪市地域研究助成金を受けて行った共同研究の後半部分の成果報告書である。この研究では、アクセントと待遇表現を扱ったが、本書では待遇表現についての報告をおこなっている。前半は、東大阪市における待遇表現に関わる事項について、調査方法、結果の記述、および各項目の分析をおこなっている。後半については、さらに詳細な分析をおこない既に論文として発表したものを転載した4本の論文、および新たに論文として掲載した論文からなる。 全155頁
担当部分:5章の転載部分については村中が単...
 
編者, 国立国語研究所, 編集担当者, 佐藤亮一, 江川清, 田原広史, 井上文子(担当:共編者(共編著 者))
国書刊行会   2001年11月      
平成13年11月~平成20年3月。昭和52~60年度にかけて文化庁でおこなわれた「各地方言収集緊急調査」という全国規模での方言談話の収録事業の資料から精選したものについて、文字化については校訂作業をおこない、音声についてはディジタル化及び編集作業をおこなった上で、図書として刊行したものである。全国47都道府県の談話音声資料が全20巻で刊行される予定である。冊子体に加え、CD・CD-ROM各一枚を付属している。平成15年7月現在の出版状況は以下の通りである。
H13.11 第11巻 京都・滋...
 
分担執筆, 田原広史, 村中淑子(担当:共著)
1999年3月      
平成9・10年度に第一回東大阪市地域研究助成金を受けて行った共同研究の前半部分の成果報告書である。内容は,東大阪市における単語アクセントについて,現在変化が起こりつつある部分を調査し,実態の把握と理論化をおこなったものである。具体的には,二拍名詞の類別語彙Ⅳ類・Ⅴ類の統合,三拍語及び複合名詞のアクセントにおける世代差をあつかった。資料として調査結果のグラフが掲載されている他,国語学会平成10年度秋季大会において口頭発表を行った発表原稿資料,徳島大学紀要,日本語研究センター報告に掲載した論文...

講演・口頭発表等

 
 
第21回「西日本国語国文学データベース研究会」   2003年6月   
第16回DB-Westで本データベースの構想を発表したが、本発表ではその後この計画がどのように進み、現在に至っているかを中心に報告した。計画段階から変更があった点と理由、作成段階で新たに得られた知見、今後の研究の見通しなどについて発表をおこなった。
 
第76回「日本方言研究会研究発表会」   2003年5月   
東日本を中心とする共通語の使い分け意識の実態を分析した先行論文を踏まえ、近畿で同様の調査をおこない、その結果、他の地域では見られない方言と共通語の使い分け意識が確認されたことを発表した。具体的に言うと、場所に左右されず、相手に応じてのみ言葉を使い分けるという態度である。結論では、先行研究で提唱され、近畿以外では広く見られる「方言主流社会」という概念に対し、近畿地方に見られる使い分け意識を持つ社会を「方言中心社会」と新しく命名するとともに、この概念を提唱した。
 
日本語研究センター開設10周年記念講演・シンポジウム「日本語教育はどこに行くのか」   2002年12月   
記念講演・シンポジウムに先立ち、大阪樟蔭女子大学日本語研究センターがこの10年におこなってきたことについて報告した。教育面では日本語教育課程の運営をおこなっており、現在までに500名を越える修了生を送り出したことにふれた。研究面では、スタッフ個人の研究以外に、西日本国語国文学データベース研究会の事務局として会の運営にあたってきたこと、日本語研究センター報告という紀要を通じて学外の方にも発表の場を提供してきたこと、その他、随時講演会をおこなっていること等を紹介した。
 
分担発表   岸江信介   高橋顕志   田原広史   大西拓一郎   鳥谷善史   
第100回「変異理論研究会」シンポジウム「日本の社会言語学とPC言語地図」   2002年11月   
パソコンで描く言語地図について4名のパネリストが各自の手法等を紹介し、その後、ディスカッションをおこなった。田原は、パソコン地図が社会言語学という学問分野にどのような影響を与えてきたかについて報告した。自分がおこなった調査データを他人に公開、共有し、追試してもらうことの重要性について触れ、データベース的発想からの地図づくりを目指すならば、社会言語学の学モンテ発展に大いに寄与するであろうという点を強調した。
担当部分:パネリストの一人として上記内容を報告した。
 
第20回「西日本国語国文学データベース研究会」   2002年7月   
第20回記念講演会に先立ち、本研究会がこの10年間でおこなってきた活動を紹介した。本会がどのような趣旨で設立し、活動してきたかについても確認した。この分野の性質上、パソコンの発展と切り離すことができず、良きにつけ悪しきにつけ、会の方向性もそれに応じて変化せざる得ないことを述べた。

担当経験のある科目(授業)

 
2011年4月
 - 
現在
日本語講読 (大阪樟蔭女子大学)
1989年4月
 - 
現在
日本語学ゼミナール (大阪樟蔭女子大学)
1989年4月
 - 
現在
国文学入門 (大阪樟蔭女子大学)
1989年4月
 - 
現在
日本語文法概論 (大阪樟蔭女子大学)
1989年4月
 - 
現在
日本語学概論 (大阪樟蔭女子大学)

Works(作品等)

 
 
分担執筆   田原広史   鳥谷善史   大和シゲミ   
2005年3月   その他
平成16年9月に東大阪市においておこなった方言面接調査の途中経過報告である。方言語彙、外来語の発音、否定表現、可能表現についての4項目からなっている。 p.35~53,19頁
担当部分:調査概要、否定表現、可能表現について執筆した。
 
2003年6月   その他
平成15年6月~平成16年3月(予定)。データベース科研「全国方言談話資料データベース」により編集,整備されたデータを同名の資料集(全二〇巻)として公開するための研究をおこなうため,研究の委嘱を受けた。
 
監修   田原広史   編集   富田林河内弁研究会   
2003年4月   その他
『南河内ことば辞典 やぃ われ!』を改訂、再出版したもの。 全202頁
担当部分:同上
 
2003年4月   その他
平成15年4月~平成16年3月。本研究では、愛媛県松山市において問題となっている次の二つの現象を調査し、実態を解明する。一つは、代表者が10年にわたり近畿地方においておこなっている「類別語彙2拍名詞Ⅳ類・Ⅴ類のアクセントの統合現象」について京阪アクセント地域の最西端である当地において進行の状況を確認することである。もう一つは、全国的に問題になっている「ラ抜きことば」の実態を確認することであるが、先行研究により、当地は全国でももっとも「ラ抜きことば」が進んでいる地域の一つである。
 
分担執筆   田原広史   鳥谷善史   
2003年3月   その他
平成13年度夏期休業中に集中講義としておこなった「情報処理演習A」という授業の詳細な報告を通じて、国語国文学分野の学生に対しどのような情報処理教育をおこなっていくべきかについて検討した。この授業は、現在進行中の旧カリキュラムから新カリキュラムへの橋渡しとなる科目であることから、さまざまな実験的な試みもおこなわれている。材料として方言調査の結果得られた研究資料を用いることにより、単なる情報処理技術の習得にとどまらず、専門教育あるいは教養教育の一環としてのカリキュラムを提示した。 p.xx~x...

共同研究・競争的資金等の研究課題

 
 
日本列島諸方言音声の地域差と世代差に関する研究
日本学術振興会: 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
岸江 信介 井上 史雄 田原 広史 木部 暢子 半沢 康 大橋 純一 久能 三枝子 鳥谷 善史 山下 暁美 高丸 圭一 
研究期間: 2011年4月 - 2014年3月
 
方言音声データベースの作成と利用に関する研究
日本学術振興会: 科学研究費助成事業 重点領域研究
田原 広史 板橋 秀一 杉藤 美代子 江川 清 
研究期間: 1997年 - 1997年
 
方言音声データベースの作成と利用に関する研究
日本学術振興会: 科学研究費助成事業 重点領域研究
田原 広史 板橋 秀一 杉藤 美代子 江川 清 
研究期間: 1996年 - 1996年
 
方言音声データベースの作成と利用に関する研究
日本学術振興会: 科学研究費助成事業 重点領域研究
田原 広史 板橋 秀一 杉藤 美代子 江川 清 
研究期間: 1995年 - 1995年
 
パソコン版GLAPSの開発
日本学術振興会: 科学研究費助成事業 総合研究(A)
荻野 綱男 田原 広史 沢木 幹栄 熊谷 康雄 井上 史雄 
研究期間: 1993年 - 1995年

社会貢献活動

 
 
【助言・指導】
 2018年9月1日 - 現在
 
【運営参加・支援】
 2017年12月11日 - 現在

その他(職務上の実績)

 
 
 

学内委員会等