研究者氏名 辻 弘美
ツジ ヒロミ 通称等の別名 辻弘美 URL 所属 大阪樟蔭女子大学 部署 学芸学部心理学科 職名 教授 学位 Ph.D.(University of London UCL Institute of Education) 科研費研究者番号 80411453 J-Global ID 200901019659781736
研究キーワード
創造性
,Science Capital
,STEM教育
,Theory of Mind
,Literacy
,Cognitive development
,interpersonal communication
,Language development
,心の理論
,リテラシー発達
,認知発達
,対人コミュニケーション
,言語発達
研究分野
人文・社会 / 認知科学 /
人文・社会 / 教育心理学 /
経歴
2015年4月
-
現在
大阪樟蔭女子大学 学芸学部 心理学科 教授
2013年4月
-
2015年3月
大阪樟蔭女子大学 心理学部心理学科 教授
2011年4月
-
2013年3月
大阪樟蔭女子大学 心理学部 発達教育心理学科 教授
2009年4月
-
2011年3月
大阪樟蔭女子大学 心理学部 発達教育心理学科 准教授
2005年4月
-
2011年3月
大阪樟蔭女子大学 人間科学部心理学科 准教授
学歴
2001年1月
-
2004年7月
ロンドン大学教育研究所大学院 心理学研究科 人間発達心理学専攻
委員歴
2021年4月
-
現在
大阪樟蔭女子大学 認証評価委員
2020年4月
-
現在
大阪樟蔭女子大学懇話会 大阪樟蔭女子大学懇話会委員
2020年4月
-
現在
大阪樟蔭女子大学 研究倫理相談員
2019年4月
-
現在
尼崎市小規模保育事業所認可施設あみんぐ保育園 第三者 委員
2019年1月
-
現在
国際幼児教育学会 国際幼児教育研究編集委員
受賞
2020年10月
日本心理学会, 学術大会優秀発表賞,内集団と外集団に所属する他者の内面の推論は異なるのか?発達的観 点からの検討辻 弘美 Peter Mitchell
2014年9月
国際幼児教育学会, 国際幼児教育学会学術賞,How parenting style relates to the development of child mental state language
2002年9月
英国教育省 Overseas Research Students Awards (優秀海外留学生対象の博士研究への賞:3年間の授業料をサポート)
2000年11月
University of London Prakesh De Silva Prize (発達心理、初等教育研究成績優秀者対象)
論文
Hiromi Tsuji   
大阪樟蔭女子大学研究紀要 7巻 27-38 2017年1月
本研究は、日本語話者が出来事を記述する場合どのように心的動詞を使用するのかについて検討した。実験には出来事の刺激動画として、ある人物が一連のアクションを行なっている間に,誤信念を抱くことになるシーンをの有無を操作したものを用意した。実験対象者は,これらの刺激動画を見た後、場面についての記述を行なった。刺激場面を記述する条件として,実験対象者を構文的なフレームワークを与えられた条件群と自由記述条件群のどちらかに割り当てた。記述に用いられた動詞タイプとその頻度を場面の種類および記述条件間で比較...
辻 弘美   山田 千枝子   
国際幼児教育研究 Vol.23(23) 83-92 2016年3月 [査読有り]
本稿は,幼児教育現場で展開される実践研究のあり方を考察するための一助として,ある幼稚園(M幼稚園)での取り組みケースについて,その契機をはじめ,取り組みのプロセス,現時点での評価についての実践記録を記述することを目的とした。
Hiromi Tsuji   Chieko Yamada   
国際幼児教育研究 Vol.23(440) 29-42 2016年3月 [査読有り]
本研究では,幼児期の子どもがどの心的状態語をどの程度耳にするのかを推定するために,成人女性を対象に気持ちを表す言葉の使用頻度について質問紙調査を実施した.成人女性の心的状態語の使用頻度を4歳から6歳児の心的状態語の獲得順序に照らし合わせ検討した。6歳齢までに獲得されている心的状態語は,そうでない語に比べて,成人女性においてより頻繁に使用されている結果が得られた。
辻 弘美   戸井 洋子   
電子情報通信学会技術研究報告 115(418) 19-24 2016年1月
本研究は,自分や他者の内面に言及した心的状態語の発達について日本語話者を対象に検討したデータより,3歳児齢(3;0)の心的状態語の産出に注目しその個人差の検討結果を報告する.保護者の心的状態語チェックリストへの記入データをもとに分析を行なった.3歳児齢においては,一般の語彙発達と同様に心的状態語の産出の個人差は大きいことが確認できた.これらの個人差は,前言語期の社会認知発達によって規定されることことが示された.また環境要因(保護者の教育歴や就労形態,家族構成,ブックスタート体験など)のうち...
辻 弘美   山﨑 綾香   藤原 はづき   
大阪樟蔭女子大学研究紀要 6巻 13-19 2016年1月
本研究は,欧米で開発された心の理論の個人差を測定するために用いられたインタビュー課題(Bosacki, 2000)を日本語話者に応用することを目的とし,その可能性について検討した。インタビュー課題は2課題からなり,曖昧な文脈で起こる出来事をストーリー刺激として呈示し,それらを聞いた後,面接者の質問に答える形式で,出来事の因果や登場人物の心的状態について自分の解釈をしてもらった。面接質問への回答を,どの程度登場人物の内面や出来事の因果に言及しながら解釈をしているかの程度をコーディングし点数化...
MISC
Ann Dowker   Douglas Frye   Hiromi Tsuji   
Frontier in Psychology Section of Cognitive Science 13 2023年1月 [招待有り]
心の理論にかかわる研究論文を、広い視点から集めて編集した特別号の編集のeditorialである。
企画者   辻弘美   近藤龍彰   林創   国際研究交流   
2022年2月
このワークショップでは,ピーター・ミッチェル氏の進行で,英国および日本で発達支援の実践を行っている実践者および研究者ら3名による話題提供を踏まえて,それぞれの国の実践の有効性や背景にある文化的違いなどを参加者とともに議論した。
辻 弘美   企画   ファシリテーター   
発達心理学会32回年次大会発表論文集 2021年3月
発達心理学会第32回年次大会(オンライン開催)のプレカンファレンス企画として実施した。英国Nottingham大学との共同研究(Economic and Social Research Council UK-Japan SSH Connection )への資金を活用した活動の一つである。オンラインで英国の心理学会発達部門との共同オンライン開催を通して,コロナ禍における課題とその対応について未来志向で参加者とともに議論できる機会を企画した。
辻 弘美   
2021年3月
英国Nottingham大学およびCardiff大学からElizabeth Sheppard,Amy Paine,Sarah Cassidyによる話題提供とPeter Mitchellに指定討論により,以下の内容について議論した。
Our struggle to adapt to a new-normal environment under the recent pandemic reflects both the flexibility and rigidity of human nat...
辻弘美   
2020年(90) 14-16 2020年6月 [招待有り]
2019 年の英国心理学会発達部門の年次大会プレカ ンファレンス・ワークショップに続き,日本発達心理 学会第31回大会では,英国心理学会発達部門(BPS)と日本発達心理学会(JSDP)の合同企画を 3 本用意したこと,招待講演をケンブリッジ大学から Clair Hughes 先生によるビデオ講演と,ノッティンガム大学から Peter Mitchell 先生と Elizabeth Sheppard 先生の講演が予定されたこと,シンポジウム企画は,英国から 来日された先生方を中心に 4 本の話...
書籍等出版物
松川利広, 横山真貴子, 編著, 分担執筆, 福田きよみ, 神戸洋子, 辻弘美, 八幡真由実, 永渕泰一郎, 畠山寛, 吉田ゆり, 平野知見, 滝浪常雄(担当:共著)
保育出版 2010年4月
2章2節「目とことば」(p49〜52) 執筆担当
乳幼児期の視知覚の発達について,具体的な例を示しながらわかりやすく解説するとともに,子どものこのような育ちと言葉とのかかわりを示す中で,保育者がどのような支援を子どもにすることができるかを示唆した。
7章3節「伝え合う力を育むために保育者はどう支援すべきか」(p122〜124)執筆担当
乳幼児期のコミュニケーションの基盤とその発達を解説するとともに,コミュニケーション障害にかんする知識も踏まえながら保育者がいかに子どもの年齢を考慮しながら,...
菊野春雄, 編著, 分担執筆, 橋本典尚, 箱井英寿, 中村健, 辻弘美(担当:共著)
創元社 2007年4月
第2章(p27~39)
2章-2節:乳児の認知 乳幼児期の知覚および認知的能力の発達について概説した。
2章-3節:養育と愛着行動 愛着の概念と愛着行動の発達について概説するとともに最近の実証研究についてわかりやすく解説した。
第5章(p105~122)
5章-1節:言語習得理論 言語習得にかかわる諸理論(生得論、学習論など)についてのべ、それらの問題点について指摘した。
5章-2節:言語習得の過程 日本語の言語習得過程に焦点をしぼり、詳しく記述した。
5章-3節:読みの発達 読む活動に必...
甲斐睦朗, 松川利広, 横山真貴子, 編著, 分担執筆, 生田貞子, 稲垣由子, 野村勝彦, 吉見昌弘, 古茂田貴子, 吉岡真知子, 三浦正雄, 冨田久枝, 坂田和子, 辻弘美(担当:共著)
保育出版 2005年3月
「外国の保育に学ぶ-イングランドの4歳児の保育の場合」を執筆担当(単著)
英国教育コンサルタントが報告する事例研究をもとに、イングランドナショナルカリキュラムがどのように実際の保育現場で実施されているかを具体的に概観できるようにした。また日本との違いが伝わるように、イングランドにおける言葉の保育を特徴付ける内容を重視しながら、カリキュラム・実践・評価が関連性を持っていることが明確になるような構成の工夫をした。(全212頁)
講演・口頭発表等
辻弘美   井上真理子   
日本発達心理学会第35会大会 2024年3月6日
井上真理子   辻弘美   
日本発達心理学会第35会大会 2024年3月6日
辻弘美,鈴木直人   
日本心理学会第87回大会 2023年9月15日
Hiromi Tsuji   
The 8th Lancaster Conference on Infant and Early Child Development 2023年8月24日
辻 弘美   
日本発達心理学会第34会大会 2023年3月4日
担当経験のある科目(授業)
-
現在
保育内容指導法 言葉 (園田学園女子大学)
-
現在
生涯発達心理学 (大阪樟蔭女子大学)
所属学協会
Association for Psychological Science
Works(作品等)
2016年2月 その他
本研究は、乳幼児期の心的表象の発達を支える言語の役割機能について検証するため に、(1)言語学習過程における心的状態を 表す日本語データベースの構築、(2)養育 者の社会的コミュニケーションスタイルと 心的状態語の使用の関係性の検討、(3)心的状態語を用いたコミュニケーション・トレーニングの、他者の心の理解発達への効果検討を行った研究成果をまとめた。
学術貢献活動
学術調査立案・実施尼崎市学びと育ち研究所 研究代表者:神戸大学大学院人間発達環境学研究科 北野 幸子 2018年4月1日 - 現在
企画立案・ 運営等日本発達心理学会33回大会 2022年3月5日 - 2022年3月7日
企画立案・ 運営等日本発達心理学会32回大会 2021年3月29日 - 2021年3月31日
社会貢献活動
【編集】国際幼児教育学会 2019年1月 - 現在
【講師】東大阪市立図書館 2023年1月31日 - 2023年1月31日
教育方法の実践例
件名
学習者による評価を通した学びの深化
年月日(From)
2015/04/01
年月日(To)
2017/3/31
概要
受講生が他の受講生に学びを効果的に伝達することで学びを深める取り組みを行った。コミュニケーションの心理学で学んだ内容を活かして、他者につたわっているかを評価する過程で、修得内容が深まった。受講生による評価基準の議論から評価の共有、自分に向けられた評価をもとに振り返る過程をデザインすることで、学びが深めることができた。
件名
個の能力に併せた学修プログラム
年月日(From)
2015/4/1
年月日(To)
2021
概要
外国語(英語)の文献を読むにあたり、英語力の個人差や学習スタイルの違いにあわせて、自分のペースで学びが進められ、そのプログレスを可視化し、授業内でフィードバックができるシステムをLMSのmanabaを通して作成した。自分の
ペースで学修がすすめられ、対面でのフィードバックを得られるとともに、最新の心理学の研究内容について解説が聞けることから、外国語文献を読むことへのモチベーションが高まり、15回の演習終了後には英語文献への抵抗が少なくなり卒論プロジェクトに英語論文を読む学生が出てきた。
作成した教科書
件名
保育者養成課程テキスト 子どもの育ちと「ことば」
概要
2章2節「目とことば」(p49〜52) 執筆担当
乳幼児期の視知覚の発達について,具体的な例を示しながらわかりやすく解説するとともに,子どものこのような育ちと言葉とのかかわりを示す中で,保育者がどのような支援を子どもにすることができるかを示唆した。
7章3節「伝え合う力を育むために保育者はどう支援すべきか」(p122〜124)執筆担当
乳幼児期のコミュニケーションの基盤とその発達を解説するとともに,コミュニケーション障害にかんする知識も踏まえながら保育者がいかに子どもの年齢を考慮しながら,支援のありかたを考えていけるかを記述した。
その他(教育上の能力)
件名
英国ロンドン大学教育研究所博士課程入学セミナー
年月日(From)
2003/09/00
概要
英国ロンドン大学教育研究所博士課程入学セミナーのプログラムの一つとして、在学生による博士課程新入生へのガイダンス(スライドによる博士課程での研究生活についてのプレゼンテーション)を行い、新入生との情報交換の場を提供した。
件名
Advanced Diplomaコース学位認定試験論文の採点
年月日(From)
2004/06/00
概要
心理学コースの学位認定試験で設定された論文の採点および成績評定を行う。
件名
発達障害をもつ学生の特別支援の一環としての個別指導
年月日(From)
2005/05/00
年月日(To)
2006/03/00
概要
心理学実験レポート作成のための個別指導を週1回単位で設定し、レポートの書き方についての指導を中心に行う。関連領域の学習の仕方についても必要に応じて指導するとともに、大学教職員との連絡を密にとりながら、当該学生が、無理なく大学生活に適応できるように支援を行う。
件名
滋賀県安土町ボランティア講座講師
年月日(From)
2006/07/00
概要
地域のボランティア登録者向けの講習会10回シリーズの1回の講義を「子どもの心と発達」という表題で担当した。子どもとかかわる機会も多いボランティアの方々に、基本的な子どものこころの発達についての知識を理解してもらうことにより、子どもへの適切なかかわりについてあらためて考えてもらう機会をもうけた。
件名
大阪樟蔭女子大学オープンカレッジ講師
年月日(From)
2007/10/00
概要
香芝市によって実施されているブックスタート事業の中で、母子の絵本を介したコミュニケーションに関する研究を行った成果についての報告を行った。子どもと養育者のコミュニケーションの基礎的な枠組みを呈示するとともに、香芝市の母子のデータに基づく分析結果について考察を行った。
資格・免許
件名
中学校教諭一級普通免許(数学 昭六二中一普 第197号)
年月日
1988/03/00
概要
滋賀県教育委員会
件名
中学校教諭一級普通免許(理科 昭六二中一普 第196号)
年月日
1988/03/00
概要
滋賀県教育委員会
件名
小学校教諭一級普通免許(昭六二小一普第116号)
年月日
1988/03/00
概要
滋賀県教育委員会