研究者氏名 杉浦 隆
URL 所属 大阪樟蔭女子大学 部署 学芸学部国際英語学科 職名 准教授 学位 修士(文学)(関西学院大学) J-Global ID 200901036759105837
研究分野
人文・社会 / 外国語教育 /
人文・社会 / 英語学 /
経歴
2015年4月
-
現在
大阪樟蔭女子大学 学芸学部 国際英語学科 准教授
2013年4月
-
2015年3月
大阪樟蔭女子大学 心理学部 心理学科 准教授
2009年4月
-
2015年3月
大阪樟蔭女子大学 心理学部 ビジネス心理学科 准教授
2007年4月
-
2009年3月
大阪樟蔭女子大学 人間科学部 教養教育 准教授
2007年4月
-
2008年3月
神戸学院大学 共通教育機構 兼任講師
学歴
1992年4月
-
1995年3月
関西学院大学大学院 文学研究科 博士後期課程 英語学専攻
1990年4月
-
1992年3月
関西学院大学大学院 文学研究科 博士前期課程 英語学専攻
1984年4月
-
1988年3月
関西学院大学 文学部 英文学科
論文
人間科学研究紀要 (第5号) 17-24 2006年1月
「感情」を表す名詞がとるthat節を取り上げ、このthat節が「発話」、「思考」などの意味を表す名詞がとるthat節と比べて、「同格性」において異なった振る舞いを見せることを指摘した。
編者 田中実   神崎高明   
英語語法文法研究の新展開 97-102 2005年10月
英語においてあまり顧みられることの少ない「語彙化」された節を取り上げ、単独で用いられる場合と形容詞的に用いられる場合があることを指摘し、後者の場合、後続する名詞に意味的な制限があることを指摘した。
人間科学研究紀要 (第2号) 1-8 2003年1月
「オノマトペ+つく」の形式を持つ日本語の複合動詞に焦点をあて、語彙概念構造の枠組みで分析を行った。「つく」には非能格タイプと非対格タイプがあること、オノマトペ表現は「つく」に対して副詞的に働き、状態変化を表すものと、活動の様態を表すものがあることを示した。
文化研究 (14号) 87-96 2000年6月
同格のthat節を取りうる名詞のうち、'advantage'や'benefit'など、これまであまり省みられてこなかった名詞群を「状況」を表す名詞であると捉え、コーパスに基づいた用例を語彙概念構造の枠組みで分析し、辞書表記の方法を考察した。また、従来の名詞分類における意味的な分類には限界があることを指摘し、語彙概念構造に基づく、名詞の本質的な意味を考慮した分析が必要であることを主張した。
英米文学 成田義光先生退職記念号 第44巻(第1号) 84-94 2000年3月 [査読有り]
日本の英語学習者にとって習得が困難な文法事項の一つである「同格節をとる名詞」を取り上げた。「発話」や「思考」を表す名詞について、意味の上では類似性が認められるにもかかわらず、同格のthat節を取ることのできる名詞と取ることができない名詞について、コーパスに基づいた用例を語彙概念構造の枠組みで分析し、両者の違いを辞書表記の形で明示化した。その際、同格のthat節を取ることができる名詞の本質は「情報」であることを主張した。
講演・口頭発表等
関西語法文法研究会第8回例会 2003年12月
that節をとるいわゆる同格節をとる名詞について、思考や認識を表す名詞に加え、客観的心的態度の名詞がthat節を取る例について、コーパスからの例を基に考察を行った。
関西学院大学英米文学会総会 1996年6月
「英語学研究のためのコンピュータ利用」インターネットを通じたコンピュータ利用が広まるとともに、従来コンピュータとは無関係であると思われてきた、文学・語学系の研究にもコンピュータの利用は不可欠となってきている。本シンポジウムでは、英語学研究におけるコンピュータ利用の目的の一つは従来の手作業による用例収集を効率化し、CD-ROMなどの電子化した言語資料(コーパス)やインターネット上のコーパスサイトを利用することで分析の精度を高めることであると指摘した。また、その際、研究対象に対して否定的なデー...
関西言語学会第14回大会 1993年11月
日本語の造語要素である『同』が、それが形成する語によって様々な意味を表すことに注目し、特に「先ほどの」、「前に述べた」、「その」という意味を持つ『同』を含んだ表現を取り上げ、こららがアクセントパターン及び意味の点から、他の『同』を含む表現とは異なる指示詞であることを示した。またこれらが照応表現であることを指摘し、照応表現が成立する際の制限を考察し、この『同』が特定の先行詞を必ず言語文脈に要求する制限の厳しい照応表現であることを論じた。
Works(作品等)
2004年4月 その他
大規模コーパスを利用した英和辞典である。形容詞の項目を分担執筆した。
社会貢献活動
【助言・指導】大阪市阿倍野区 2022年12月10日 - 2023年3月31日
【助言・指導】大阪市阿倍野区役所 2020年12月10日 - 2021年3月31日
教育方法の実践例
件名
新たな英語教育カリキュラムの作成、実践(共同)
年月日(From)
2001/04/00
概要
大阪樟蔭女子大学人間科学部発足当初より、従来の大学における英語教育の問題点を検討し、新学部にふさわしい英語教育を求めて、専任英語教員が共同でカリキュラムの検討、実践を行っている。 対象科目は大阪樟蔭女子大学人間科学部教養教育科目の英語必修科目、Comprehensive English I,II(1年次配当各1単位), III, IV (2年次配当各1単位),およびCommunicative English I, II(1年次配当各2単位), III, IV(2年次配当各1単位)である。 外部基準テス
件名
新たな英語教育カリキュラムの作成、実践(共同)
年月日(From)
2001/04/00
概要
大阪樟蔭女子大学人間科学部発足当初より、従来の大学における英語教育の問題点を検討し、新学部にふさわしい英語教育を求めて、専任英語教員が共同でカリキュラムの検討、実践を行っている。 対象科目は大阪樟蔭女子大学人間科学部教養教育科目の英語必修科目、Comprehensive English I,II(1年次配当各1単位), III, IV (2年次配当各1単位),およびCommunicative English I, II(1年次配当各2単位), III, IV(2年次配当各1単位)である。 外部基準テス
作成した教科書
件名
英語自主練習用ワークブック(共同)
年月日(From)
2004/04/00
概要
大阪樟蔭女子大学人間科学部教養教育科目の英語必修科目、Comprehensive English I,II(1年次配当各1単位), III, IV (2年次配当各1単位),およびCommunicative English I, II(1年次配当各2単位),, III, IV(2年次配当各1単位), の内容について音声面の自学自習(リスニング、ディクテーション、シャドウイング)ができるように、テキストの内容に沿って、自習用ワークブックを他の担当教員と共同で作成した。また、独自に音声ファイルを作成し、学生の
教育上の能力に関する大学等の評価
件名
学生による授業評価
年月日(From)
2003/07/00
概要
平成15年7月、12月 大阪樟蔭女子大学人間科学部における、平成15年度の学生による授業評価については以下の通りであった。(5点法) 担当科目 「Comprehensive English I,II」 評価項目14項目について、全て前授業科目の平均値を上まわっていた。 (4.1/平均3.7) 「Comprehensive English III, IV」 評価項目14項目について、全て前授業科目の平均値を上まわっていた。 (4.0/平均3.7) 「Comprehensive En
実務経験を有する者についての特記事項(教育上の能力)
件名
香芝市提携オープンカレッジ
年月日(From)
2003/11/00
概要
香芝市との提携で行うオープンカレッジにおいて、「英語で話そう香芝のこと」というタイトルで、専任英語教員が共同で、テキストの作成、講義、指導に当たった。
件名
香芝市提携オープンカレッジ
年月日(From)
2004/11/00
概要
香芝市との提携で行うオープンカレッジにおいて、「ホームステイの英語」というタイトルで、専任英語教員が共同で、テキストの作成、講義、指導に当たった。
件名
香芝市提携オープンカレッジ
年月日(From)
2005/11/00
概要
香芝市との提携で行うオープンカレッジにおいて、「緊急時の英語」というタイトルで、専任英語教員が共同で、テキストの作成、講義、指導に当たった。
その他(教育上の能力)
件名
神戸学院大学人文学部担当 非常勤講師 (「英語総合」1,2年生対象の必修科目、担当)
年月日(From)
1994/10/00
年月日(To)
2007/03/00
概要
「英語総合」は1,2年生対象の必修科目で、1単位の半期科目である。 英語文化圏に関する教材を用い、読解・聴解・表現の技能を向上させることを目的として指導を行った。その際、英語圏の生活文化にも関心を払い、日常レベルでの英語の知識(数字の読み方、用紙への記入の仕方など)の指導も行った。
件名
樟蔭女子短期大学英米語科 専任講師
年月日(From)
1995/04/00
年月日(To)
1996/03/00
概要
「外国語」 日本文化史学科1年生を対象にした科目で、通年で2単位である。世界各地の食文化を題材にしたテキストを使用し、基礎的な読解、語彙の指導を行った。
件名
樟蔭女子短期大学英米語科 専任講師
年月日(From)
1995/04/00
年月日(To)
1998/03/00
概要
「英語学概論」 英米語科英語コース及び秘書コース1年生を対象にした科目で通年で4単位である。 英語の現代の姿を概観するために、前半では英語史的な観点で英語の成り立ちについて講義した。後半は言語学的な観点から、英語の音声、意味、統語論の基礎、言語文化について講義した。
件名
樟蔭女子短期大学英米語科 専任講師
年月日(From)
1995/04/00
年月日(To)
1999/03/00
概要
「LL演習」 英米語科英語コース及び秘書コース1年生を対象にした科目で通年で2単位である。 英米の日常生活を扱ったテキストを用い、語彙、文章の聴解、文章の書取りの指導を行った。なお、平成10年より、英米語科のカリキュラム改革に伴い、英会話を中心とした共通テキストを導入したため、同年より、ビデオ教材を使用し日常会話における重要表現の口頭練習や応答の仕方などより実際的な指導を行った。
件名
樟蔭女子短期大学英米語科 専任講師
年月日(From)
1995/04/00
年月日(To)
2002/03/00
概要
「英語演習」 英米語科英語コース2年生を対象にした科目で通年で2単位である。 テーマは「日本語と英語の違い」である。身近に見られる様々な日本語及び英語の表現(広告やCM、マンガや小説)を題材にして、より英語らしい表現とはどのようなものかについて考察した。また、学生がこれらの題材を用いて卒業論文にまとめられるよう、文献の探し方、口頭発表の仕方、文章作法の指導も併せて行った。