森村茂   稲垣秀一   郎   梅崎宗規   重松亨   木田建次   
日本食品科学工学会誌 52 578-583 2005年12月 [査読有り]
大豆加工食品(納豆や味噌、醤油)を製造する過程で副生する大豆煮汁を原料に用い、麹を添加後、酵母によるエタノール発酵および酢酸菌による酢酸発酵を経て醸造酢を製造する方法を確立した。本研究では、異なる麹を用いた際の製造物の嗜好性の調査や、大豆煮汁の発泡性に及ぼすエタノール発酵の影響、製造過程におけるタンパク質の分解度を調査した。また、<I>in vitro</I>生理活性評価により抗酸化活性、ACE阻害活性、およびAGE生成抑制効果を有することを示した。