土井幸輝, 菅間敦, 西村崇宏, 瀬尾明彦, 井野秀一, 布川清彦, 小菅一彦, 宮崎明人, 杉山雅章, 田中良広, 澤田真弓, 金子健, 大内進, 金森克浩
電子情報通信学会技術研究報告 福祉情報工学研究会 WIT2013 113(195) 97-99 2013年8月
視覚障害者に広く利用されている炭素繊維製強化プラスチック製の白杖では,自転車との接触によって杖が折れることなどが問題視されていた.また,長時間の歩行によって手首や上肢への身体負担を訴える利用者も少なくなく,改善の要望が多かった.そこで本研究では,炭素繊維よりも軽量で高い耐衝撃性を備えたアラミド繊維を用いて白杖を作製した.そして白杖の折れやすさについて耐衝撃製試験によって評価した.また,上肢負担の軽減効果について従来の白杖と比較することで実験的に検討を行った.