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プロフィール自己紹介メッセージ 研究や教育が好きというよりは、大学が好きでこの道を選びました。キャンパスでいろいろな人と話すことが好きで、こんな生活がずっと続くといいなと思って大学院に進学しました。そんなわけで、たいした実績もありません。 一つだけ細々と続けてきたことがあります。C・ライト・ミルズの『社会学的想像力』を読むことです。生活に根ざした視点と世界史的な視点を関わらせ、米国のコミュニティやタウンシップを支える問題解決の知を点検し、再生すること論じています。文学や歴史学の知が高く評価され、想像力の重要さが説かれています。 東京女子大学現代教養学部国際社会学科にコミュニティ構想専攻が設置され、20年以上在籍した社会学専攻から、移籍しました。大学が掲げる実践的リベラルアーツの探求に、本書を活かせないか、とここ数年考えてきました。コミュニティ構想専攻は、課題設定型の学び、プロジェクト方式の学びを、本学独自のものにすることを模索しています。これからは、これまで積み上げてきたものを踏まえて、まちづくり、ひとづくりのモチーフ、そこにおけるサブカルチャーやポピュラー文化といった文化資源の動員、そこにおける権力作用の問題について考えてゆきたいと思っています。よろしくお願いいたします。 学外の委員などは記憶に基づくものです。この他、日本ポピュラー音楽学会、日本社会学会、日本社会心理学会などの学会誌の査読を単発でさせていただいたように記憶しております。
研究キーワード 動機
,サードプレイス
,コミュニティ
,文化資源
,地域文化
,サブカルチャー
,日本文化
,ポピュラー文化
,青年文化
,社会学的想像力
経歴 2001年4月 - 現在 東京女子大学 教授(文理学部→現代教養学部)
1996年 - 2001年3月 東京女子大学 助教授(文理学部)
1988年4月 - 1996年3月 岡山大学 助教授(教養部他 教養教育担当)
1985年4月 - 1988年3月 岡山大学講師(教養部)
論文 伊奈正人    東京女子大学論集 74(2) 2024年3月 産業化、情報化は、大衆社会の問題を打開したかに見えた。しかし、民主主義の危
機は、一時的に留保されただけで、グローバル化する現代社会は、大衆社会的な様相
を呈しているとも言いうる。産業化と情報化は、社会制御の手がかりとなるものだっ
たが、それらは暴走するリスクを伴うものでもあった。大衆社会論は、ファシズム批
判の社会理論としてはじまった。それは、社会の転換期に、民主主義、産業主義のリ
スクをチェックし、社会の転換、文明の転換の手がかりとなった議論でもある。本稿
は、こうした観点から、大衆社...
伊奈正人    東京女子大学論集 73(2) 57-81 2023年3月
伊奈 正人    成城大学社会イノベーション研究 10(1) 39-60 2015年1月 [招待有り]
伊奈 正人    青少年問題 60(0) 8-13 2013年1月
伊奈 正人    社会学研究 (91) 35-63 2012年 論文のもととなった東北社会学研究会のレジュメをアップロードしました。
MISC 伊奈正人    図書新聞 (3615) 3-3 2023年11月
伊奈正人    社会学評論(日本社会学会) 73(3) 274-275 2022年12月
文:末吉陽子 イラスト:おおの麻里 語り:伊奈正人    Future F.I.N. Now(未来定番研究所 ウェブ記事) 2022年3月 https://fin.miraiteiban.jp/nakama/
伊奈正人    フォーラム現代社会学(関西社会学会) 19 103-105 2020年3月
清水晋作   伊奈正人    ソシオロジ 59(1) 119-122 2014年6月
書籍等出版物 仲川, 秀樹, 松野, 弘(担当:分担執筆, 範囲:第11章 C・ライト・ミルズ──視点を編み直す「社会学的創造力」) ミネルヴァ書房 2020年4月 (ISBN:9784623088294) |
Mills, Charles Wright, 鵜飼, 信成, 綿貫, 譲治訳(担当範囲, 文庫版解説, 格差社会と『パワー・エリート』, を執筆)(担当:その他) 筑摩書房 2020年2月 (ISBN:9784480099679) |
伊奈正人(担当:分担執筆, 範囲:「サブカルチャー」を執筆) 世界思想社 2019年5月 |
伊奈正人(担当:分担執筆, 範囲:「エリート論/エリート支配」) 丸善 2017年7月 |
| 伊奈正人, 中村好孝(担当:共訳) 筑摩書房 2017年2月10日 |
講演・口頭発表等 伊奈正人    日本社会学史学会関東例会 2023年5月13日
伊奈正人    第83回日本社会学会大会一般報告 『報告要旨集』p.10 2010年11月
伊奈正人    第73回日本社会学会大会報告『報告要旨集』 p.193 2000年11月
伊奈正人    第72回日本社会学会大会報告『報告要旨集』p.52 1999年11月
伊奈正人    第70回日本社会学会大会報告『報告要旨集』p.p.487-489 1997年11月
担当経験のある科目(授業) ポピュラーカルチャー論 (立教大学, 成城大学)
社会学 (岡山大学, 岡山大学医療技術短期大学部, 岡山理科大学, 青葉学園短期大学)
学歴 1980年4月 - 1985年3月 一橋大学大学院 社会学研究科
1975年4月 - 1980年3月 一橋大学 社会学部
委員歴
2015年 - 2017年 日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員(書面審査委員)
2014年4月 - 2016年 日本社会学理論学会 理事(この他に専門委員を何度か)
2009年4月 - 2013年 関東社会学会 理事(この他に専門委員を何度か)
2011年4月 - 2012年3月 日本学術振興会 特別研究員等審査会及び国際事業委員会専門委員(書面審査委員)
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