御園 政光   坂井 忠裕   半田 拓也   小田 浩一   
電子情報通信学会技術研究報告. WIT, 福祉情報工学 108(488) 31-36 2009年3月
筆者らは、図、表、グラフィックのような2次元で表わされる視覚的な情報を、空間知覚が可能な触覚を用いて提示した場合のコンテンツの理解や探索への効果を検証している。本報告は、表のセルや階層構造を表す要素(以下オブジェクト)を2次元触覚提示装置で格子状に配置したオブジェクを提示する場合に、オブジェクトのサイズや間隔、配置パタンを要因とし、これらの提示条件が探索時間に与える影響を実験で求めた。その結果、探索時間は、すべての要因の主効果で有意となり、配置パタンの長さ方向で探索時間が極小となる条件があ...