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| 研究者氏名 | 大谷 弘 |
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| オオタニ ヒロシ |
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URL | |
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所属 | 東京女子大学 |
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部署 | 現代教養学部人文学科哲学専攻 |
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職名 | 准教授 |
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学位 | 学士(東京大学), 修士(東京大学大学院), 博士(東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻) |
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J-Global ID | 201201041390378914 |
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経歴 2023年4月 - 現在 東京大学文学部 非常勤講師
2019年4月 - 現在 東京女子大学現代教養学部人文学科哲学専攻 准教授
2019年4月 - 2020年3月 武蔵野大学人間科学部 非常勤講師
2018年4月 - 2020年3月 明治大学政治経済学部 非常勤講師
2017年4月 - 2019年3月 武蔵野大学人間科学部 人間科学科 准教授
学歴 2004年4月 - 2007年3月 東京大学大学院 人文社会系研究科 基礎文化研究
2002年4月 - 2004年3月 東京大学大学院 人文社会系研究科 基礎文化研究
委員歴
2006年10月 - 現在 日本イギリス哲学会 会員
受賞 2021年12月 東京女子大学, 東京女子大学2021年度エクセレント・ファカルティー大谷弘
2018年3月 日本イギリス哲学会, 第10回日本イギリス哲学会奨励賞大谷 弘
論文 大谷 弘    『武蔵野大学教養教育リサーチセンター紀要 The Basis』 3(3) 179-190 2013年3月 ウィトゲンシュタインの『確実性の問題』を検討し、その「世界像」という観念が従来理解されてきたような命題的なものではなく、文字通りの像として理解されるべきであると論じた。すなわち、G.E.ムーアが「常識」と呼び、ウィトゲンシュタインが『確実性の問題』の中でその本性を探った事柄の中には、真理条件を持つ命題としてではなく、我々の生活のあり方を大雑把に表す「像」として理解されるべきものが存在していることを明らかにした。
大谷 弘    国士舘哲学 13(15) 51-63-63 2011年3月 [招待有り] 倫理学を学ぶことに関して、それがどのようなレベルで、どのような仕方で意味を持つのかということを論じた。特に研究者を目指すわけではない普通の人にとって倫理学的な規範的議論を習得することがどのような点で重要であるのかを論じた。また、倫理学の規範的議論が議論の参加者相互の「信頼」というものを資源としているという点を指摘した。
大谷 弘    武蔵野大学教養教育リサーチセンター紀要 The Basis 1 119-133 2011年3月 『哲学探究』におけるウィトゲンシュタインの真理論を検討した。まず『哲学探究』において真理概念が検討されている134-137節を詳細に見ていくことで、ウィトゲンシュタインに真理のデフレ理論を帰す通常の解釈には、根拠が無いことを明らかにした。そのうえで、ウィトゲンシュタインは真理の理解は言語ゲームにおいて、命題の真偽の評価の仕方の習得と分かちがたく結び付いているという点を強調しているとした。また、このウィトゲンシュタイン解釈の哲学的な含意についてもコメントした。
Ohtani Hiroshi    Bulletin of death and life studies 7 176-197-197 2011年3月 [査読有り] ヒラリー・パトナムの道徳的実在論を検討した。まず、パトナム哲学の全体像を①実在論の論争の枠組みを構成する議論、②実在論の論争の根を診断し、治療する議論、③具体的な実践の諸相を見つめる議論、の三種の議論に分類し、整理した。そのうえで、パトナムの立場が科学主義的な立場から一線を画す独特の道徳的実在論であることを明らかにした。また、更にパトナム哲学をより理解可能なものとするためには、人間の道徳的繁栄という統制的理念にコミットする必要があると指摘し、最後に、パトナム哲学が生と死の問題に対して持つ含...
東京大学大学院人文社会系研究科 2010年9月 [査読有り]
MISC 大谷 弘    イギリス哲学研究 (46) 64-66 2023年3月 [招待有り]
大谷弘    『比較文化』 69 9-9 2023年2月 [招待有り]
『ウィトゲンシュタインの講義 数学の基礎篇 ケンブリッジ1939年』 568-597 2015年1月 『ウィトゲンシュタインの講義 数学の基礎篇 ケンブリッジ1939年』所収の訳者解説。同書の概要および意義について解説した。
道の手帖 ウィトゲンシュタイン 94-96 2011年6月 ウィトゲンシュタインの『茶色本』の紹介、解説。
道の手帖 ウィトゲンシュタイン 91-93 2011年6月 ウィトゲンシュタインの『青色本』の紹介、解説。
書籍等出版物 大谷, 弘 筑摩書房 2023年10月 (ISBN:9784480075864) |
大谷, 弘(担当:単著) 筑摩書房 2022年10月 (ISBN:9784480017574) |
大谷, 弘 青土社 2020年7月 (ISBN:9784791772872) |
青木, 裕子, 大谷, 弘(担当:共編者(共編著 者)) 晃洋書房 2020年2月 (ISBN:9784771032873) |
宮園健吾, 乘立雄輝, 大谷 弘(担当:共編者(共編著 者)) 武蔵野大学出版会 2020年1月 |
講演・口頭発表等 大谷弘    Japan All Stars研究会 2022年3月20日 [招待有り]
大谷弘    合評会:大谷弘著『ウィトゲンシュタイン―明確化の哲学』青土社、2020年(第16回常識と啓蒙研究会) 2020年12月5日
大谷弘    日本イギリス哲学会第44回研究大会(オンライン大会) [招待有り]
Hiroshi Ohtani    Wittgenstein's Philosophy in Times of Crisis 2020年7月16日 [招待有り]
大谷 弘    Symposium: Various Shapes of British Thought and Philosophy--- Centering on Enlightenment and Common Sense Philosophy 2019年10月18日
Works(作品等) コーラ・ダイアモンド 次田瞬 大谷弘 2021年12月 その他
2016年3月 その他 イギリス、ノリッチのイーストアングリア大学に一年間滞在した際の印象をもとにした、日英の大学事情の比較と考察。
大谷 弘 長田怜 2009年3月 その他 大谷弘・長田怜訳。パラコンシステント論理を用いて様々なパラドクスの解決に取り組んでいるグラハム・プリーストが「あいまいさ」の問題にその論理を応用し解決を与えようと試みた講演の翻訳。(全体を共同で翻訳したため、担当部分抽出不可能。)
大谷 弘 藤本健太郎 2007年10月 その他 大谷弘・藤本健太郎訳。現代における最も有力な真理のデフレ論者であるポール・ホリッジが真理のデフレ理論の要点を明快に解説し、擁護した講演の翻訳。(全体を共同で翻訳したため、担当部分抽出不可能。)
大谷 弘 竹内聖一 2007年3月 その他 大谷弘・竹内聖一訳。第二次大戦中の非ナチスのドイツ人により行われたユダヤ人の虐殺における反ユダヤ主義イデオロギーの役割りについてのブラウニングとゴールドハーゲンの論争を、哲学的な観点から、ゴールドハーゲンに同情的に論じたニック・ザングウィルの論文の翻訳。(全体を共同で翻訳したため、担当部分抽出不可能。)
社会貢献活動 【講師】都立高島高校 2012年7月 - 2012年7月 都立高島高校における高校生むけ出張授業。「哲学とはどういう学問か」というタイトルで、二回の授業を行った。
その他 NHK文化センター青山教室における一般向け講座。全3回。
NHK文化センター青山教室における講座。全2回でウィトゲンシュタインの『論理哲学論考』を解説した。
ウィトゲンシュタインの『論理哲学論考』の解説、紹介。6.1節から7節までを解説した。オンライン開催。
本屋B&Bにおけるトークイベントの開催。2023年1月21日。
ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』の解説。『論理哲学論考』3.1~4.128節の解説。(2022年5月29日、オンライン配信。)
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