研究者業績

永井 成美

ナガイ ナルミ  (Narumi Nagai)

基本情報

所属
兵庫県立大学 環境人間学部 環境人間学科 教授
学位
人間・環境学博士(京都大学)

J-GLOBAL ID
200901082455764526
researchmap会員ID
1000327043

外部リンク

【概要】
教育では、管理栄養士や栄養教諭を養成する課程で,栄養教育論の講義と実習,栄養教諭科目を担当しています。研究ではヒトを対象として,栄養生理学や疫学の手法を用いて実験的・観察的研究を行い,得られた知見を食育研究や実践活動に活かしたり,積極的に情報発信しています。また時間栄養学(健康に最適な食事時刻やタイミングの探求)のヘルスケアや臨床応用に向けたエビデンス創出を目指した研究も行っています。

【研究内容】
■ 栄養生理学研究:エネルギー代謝,心拍変動,胃電図や体温測定などを,生体電気信号解析の手法を用いて行っています。また,これらの結果と時計遺伝子,生活習慣病関連遺伝子,生体バイオマーカー,食欲スコア,食事データ等と組み合わせることで,食品の機能性成分や食事の種類(和食)や食べ方(咀嚼),そして食事に付随する五感や情報が,私たちの健康や食事の満足度にどのような影響を及ぼすかを探求しています。さらに「いつ・どのようなタイミングで食べるとよいか」という時間栄養学研究も行い、食育や生活習慣病予防教育などに活かしています。

■ 食育研究:児童,シフトワーカー,アスリートなどへの教材や食育プログラムを作成・実施し,その効果を評価する研究を行っています。開発途上国の食育活動実践者(主に卒業生)への助言や支援を行うこともあります。

◆研究内容に関するキーワード◆
女性の栄養問題(やせ・ボディイメージ),時間栄養学(朝食、クロノタイプ、シフトワーク),朝食と胃運動(胃電図・周波数解析),心拍変動解析,ヒト試験,食欲評価(日本語版VAS),シフトワーカーやアスリートに向けた栄養教材開発など。


学歴

 2

論文

 122
  • Maki Suzuki, Rie Kimura, Yasue Kido, Tomoko Inoue, Toshio Moritani, Narumi Nagai
    Appetite 114 209-216 2017年7月1日  査読有り最終著者責任著者
  • Yoko Nose, Rina Fujinaga, Maki Suzuki, Ikuyo Hayashi, Toshio Moritani, Kazuhiko Kotani, Narumi Nagai
    Child's nervous system : ChNS : official journal of the International Society for Pediatric Neurosurgery 33(4) 653-658 2017年4月  査読有り最終著者責任著者
  • 林 育代, 鈴木 麻希, 能瀬 陽子, 湊 聡美, 住友 文, 二連木 晋輔, 津崎 こころ, 坂根 直樹, 住友 理浩, 髙倉 賢二, 永井 成美
    肥満研究 = Journal of Japan Society for the Study of Obesity : 日本肥満学会誌 23(3) 233-240 2017年  査読有り最終著者責任著者
  • Mitsue Yamaguchi, Kazuhiko Kotani, Kokoro Tsuzaki, Naoko Motokubota, Naho Komai, Naoki Sakane, Toshio Moritani, Narumi Nagai
    Chronobiology international 34(10) 1478-1482 2017年  査読有り最終著者責任著者
    The 3111T/C single nucleotide polymorphism (SNP) of Circadian Locomotor Output Cycles Kaput (CLOCK) gene reportedly affects gastric motility before breakfast. It is of interest to know whether this SNP can affect the motility during the daytime. We investigated the association between the CLOCK 3111T/C SNP and several gastric motility parameters during the time period from 8:00 to 20:00 in 34 young women with scheduled meals. There were similar daytime fluctuations in gastric motility before and after the meals between the major (T/T) and minor (T/C) allele carriers. The CLOCK SNP may affect daytime gastric motility less than food stimulation.
  • Maki Suzuki, Emi Mura, Ayako Taniguchi, Toshio Moritani, Narumi Nagai
    Journal of nutritional science and vitaminology 63(3) 186-192 2017年  査読有り最終著者責任著者
  • 鈴木麻希, 大竹恵子, 永井成美
    子どもの心とからだ 25(3) 202-211 2016年11月1日  最終著者責任著者
  • 鈴木 麻希, 泉 杏奈, 村 絵美, 林 育代, 森谷 敏夫, 永井 成美
    日本栄養・食糧学会誌 69(4) 163-171 2016年  最終著者責任著者
    <p>エネルギーを有さない人工甘味料のスクラロースが食欲感覚や胃運動に及ぼす影響を, スクロースとの比較により明らかにすることを目的とした。15℃で150 mLのスクラロース溶液 (SR) , 等温・等量・同程度の甘さのスクロース溶液 (S) , コントロール (軟水, W) を, 異なる日の朝9時に前夜22時より絶食した若年女性に負荷した。30 mLずつ分注したサンプルを口に含み口腔内に十分に行き渡らせてから飲み込む方法で甘味刺激を5回繰り返し, 0・1・5杯目の甘味の感じ方を調べた。胃電図, 心電図 (心拍数) , 体温は, サンプル摂取20分前から摂取65分後まで測定し食欲感覚は15分毎に評価した。SとSRともに摂取直後の食欲を一過性に抑制しSRで低下が顕著だった。その後の食欲は溶液の甘味を強く感じるほど高まった。胃電図の応答はSとSRで異なり, 心拍数増加はSでのみ認められた。本結果よりSRは心拍数や体温は上昇させないが, 一過性に食欲を抑制し異なる胃運動を示すことがSとの比較において示唆された。</p>
  • 高木 絢加, 岸田 菜々, 鈴木 麻希, 武田 一彦, 木村 理恵, 永井 成美
    栄養学雑誌 74(6) 165-173 2016年  最終著者責任著者
    【目的】我々は,温スープ摂取後の安堵感の上昇にはスープの嗜好性が,体温上昇にはスープの温度が関連することを若年女性において見出したが,スープ中のナトリウム(Na)の影響の程度は不明であった。本研究の目的は,日常で摂取している容量のNaが嗜好性・安堵感や主観的温度感覚,深部・末梢体温の上昇に及ぼす影響を,スープと食塩のみを除いたスープ(食塩無スープ)を用いた実験により明らかにすることである。<br>【方法】前夜から絶食した若年女性12名に対し,スープ(Na 440 mg)摂取,食塩無スープ(Na 61 mg)摂取,スープ摂取なし(ブランク)の3試験を異なる日の朝9時より無作為な順序で行った。サンプル(65&deg;C,150 ml)は5分間で摂取し,直後に嗜好調査を行った。深部体温(鼓膜温),末梢体温(手先温・足先温),心拍数は,摂取10分前から65分後まで測定し,安堵感と主観的温度感覚は質問紙で6回測定した。<br>【結果】スープでは食塩無スープと比べて嗜好得点が有意に高く,摂取後の足先温(曲線下面積:AUC)も有意に高かった。重回帰分析より,足先温上昇に嗜好得点が関連していることが示された。安堵感,主観的温度感覚,心拍数の各AUCは,両スープともにブランクより高かったがスープ間での差はなかった。<br>【結論】スープに含まれるNaは,食塩としてスープの嗜好性を高め,摂取後の足先温上昇に関与することが示唆された。一方,両スープ摂取後の安堵感,主観的温度感覚,鼓膜温,心拍数は類似した経時変化を示したため,本研究で用いたサンプルのNa濃度の影響は限定的だと考えられる。
  • 能瀬 陽子, 林 育代, 藤永 莉奈, 鈴木 麻希, 小谷 和彦, 永井 成美
    栄養学雑誌 74(6) 157-164 2016年  最終著者責任著者
    【目的】我々は,夕方から夜にかけて活動しやすい夜型指向の女子大学生で,朝に低調な心臓自律神経活動を示すとともに,その胃の動きが食事時刻のばらつきに影響されることを報告している。そこで,同じ食事時刻で寮生活を送る女子高校生を対象に,朝型-夜型指向と朝の胃運動および体温,血圧,心拍数等のバイタル指標との関連を調べた。<br>【方法】2014年5月にA高校寮内に設けた測定室で,女子生徒41名の血圧,耳内温,心電図,胃電図を朝食前の時間帯に10分間測定した。心電図から平均心拍数と心臓自律神経活動を求めた。胃運動,すなわち1分間に約3回生じる空腹期胃運動の評価のために,腹壁表面の電極から胃の活動電位を導出し,その胃電図波形をスペクトル解析する方法でパワー(強さ)とピーク周波数(出現頻度)を求めた。生活習慣と朝型-夜型指向は質問紙で調査し,10項目の質問への回答を1~5点で採点した合計点を朝型-夜型スコアとした。本研究では,平均点(28.5点)以上を朝型傾向群,未満を夜型傾向群として各項目を比較した。<br>【結果】夜型傾向群は,朝型傾向群と比べて1)平日と休日の起床時刻が有意に遅く,2)心拍数が有意に高く,3)胃運動ではパワーに差はなかったが,出現頻度は有意に高値を示した。<br>【結論】寮生活を送る女子高校生において,夜型傾向群で起床後の高い心拍数が認められた。胃運動の減弱は認められず,定時の食事摂取が胃の予知活動につながったと考えられる。
  • 森 数馬, 本田秀仁, 永井成美, 和田有史
    消費者行動研究 22 49-68 2016年  査読有り
  • 本窪田 直子, 駒居 南保, 鈴木 麻希, 林 育代, 森谷 敏夫, 永井 成美
    日本栄養・食糧学会誌 69(2) 65-74 2016年  査読有り最終著者責任著者
    生体リズム位相には個人差があり, 日中に活動しやすい朝型と夕方から夜間に活動しやすい夜型があることが知られている。そこで, "朝型と夜型では体内時計支配下にある自律神経活動や胃運動・食欲感覚の日中の変動が異なる"という仮説を立て, 実験による検証を行った。前夜22時より絶食した若年女性34名の胃電図, 心電図 (心臓自律神経活動) , 食欲感覚, 眠気, 深部体温 (耳内温) を8-20時まで1時間毎に測定した。食事と間食は定時に供した。全測定後に朝型-夜型を質問紙によりスコア化し, 中央値以上を朝型傾向群, 未満を夜型傾向群として結果を比較した。夜型傾向群は朝型傾向群と比べて, 終日, 交感神経活動優位の自律神経活動と高い心拍数, 眠気スコアが示された。また, 午前中の空腹感スコアが低く, 食後胃運動の周波数シフトに有意な上昇を認めなかった。本結果より, 午前中の食欲や活動が減弱しやすい夜型傾向群の特徴が示唆された。
  • Naho Komai, Naoko Motokubota, Maki Suzuki, Ikuyo Hayashi, Toshio Moritani, Narumi Nagai
    Journal of nutritional science and vitaminology 62(5) 288-294 2016年  査読有り最終著者責任著者
  • 高木絢加, 武田一彦, 岸田菜々, 鈴木麻希, 永井成美
    栄養学雑誌 73(5 Supplement) 168 2015年9月24日  最終著者責任著者
  • 高木 絢加, 加古 千菜都, 駒居 南保, 本窪田 直子, 鈴木 麻希, 林 育代, 住田 実, 永井 成美
    栄養学雑誌 73(6) 230-242 2015年  査読有り最終著者責任著者
    【目的】特別な支援が必要な児童生徒への食育では,学習者の保有する感覚を活用した教具の選択が重要とされるが,その有効性を検証した研究は少ない。我々は特別支援教育において立体識別感覚を重視した教具が広く活用されている現状に着目し,「障害の種類や程度が様々で特別な支援を必要とする児童生徒への食育において,立体教具は平面教具と比べて児童生徒のより高い関心と反応を引き出す」との仮説を立てた。この仮説の検証を目的として以下の研究を行った。<br>【方法】学習者は肢体不自由を主とした障害を有するS養護学校小学~高等部の45名(参加率54.2%)であり,2013年9月に疑似収穫体験を主活動とする食育を行った。教具は,給食や栽培体験でなじみがある野菜8種類とした。B1 サイズのパネル(縦)の右半分に紙,左半分に布を張り畑の様子を再現し,右半分にはほぼ実物大の作物を模した平面教具(紙製),左半分には立体教具(布製)を同数マジックテープ等で張り付けた。児童生徒はクラス単位(4~6名)でランチルームに来室し,約15分間壁面に張り付けた畑から作物を自由に収穫した。児童生徒の反応(視線・発声等)と収穫数を観察者が記録しスコア化した。担任からは自由記述による評価を得た。<br>【結果】立体教具は,平面教具よりも反応スコア,収穫数ともに有意に高値を示した。担任評価からも立体教具の優位性が示された。<br>【結論】本研究で対象とした特別支援学校における児童生徒への食育において,立体識別感覚を重視した立体教具によって児童生徒のより高い関心や反応を引き出すことが,平面教具との比較において示唆された。
  • Mitsue Yamaguchi, Kazuhiko Kotani, Kokoro Tsuzaki, Ayaka Takagi, Naoko Motokubota, Naho Komai, Naoki Sakane, Toshio Moritani, Narumi Nagai
    PloS one 10(3) e0120009 2015年  査読有り最終著者責任著者
  • 永井成美, 坂根直樹
    Lipid 25(1) 64-73 2014年1月25日  招待有り筆頭著者
  • 高木絢加, 谷口彩子, 駒居南保, 村 絵美, 永井 元, 森谷敏夫, 永井成美
    日本栄養・食糧学会誌 67(1) 19-25 2014年  査読有り
    炭酸水の口腔内刺激 (清涼感) に着目し, 炭酸水の飲水が実体温をどの程度変化させるのか, その反応は炭酸の口腔内刺激のみでも起こるのかどうかを明らかにするために, 等温・等量の炭酸水と水を用いた飲用試験と偽飲 (Sham-feeding;SF) による口腔内刺激のみの試験を行った。炭酸水の飲水 (炭酸水) , 水の飲水 (水) , 炭酸水の偽飲 (炭酸水SF) , 水の偽飲 (水SF) の4試行をrandomized crossover designで実施した。前夜10時より絶食した若年女性13名に, 室温を26℃に保持した実験室で異なる日の朝9時にサンプル (15℃, 250 mL) を負荷した。心電図 (心拍数, 心拍変動) をサンプル負荷前20分間および負荷後40分間測定し, 深部体温 (鼓膜温) , 末梢体温 (足先温) を高感度サーモセンサーで連続測定した。鼓膜温は水・炭酸水ともにSFでは変化せず, 飲水で一過性に低下した。足先温は, 飲水 (水, 炭酸水) で約2.5-3℃低下し, 水SFでは約1℃の低下であったのに対し炭酸水SFでは約2.5℃の低下を認めた。心拍数は, 炭酸水, 炭酸水SFで負荷直後に一過性に上昇した。結果より, 炭酸水の口腔内刺激 (味, 炭酸刺激) のみでも足先温や心拍数を変化させることが示された。
  • 脇坂しおり, 武田,一彦, 御堂直樹, 高木絢加, 森谷敏夫, 永井成美
    肥満研究 20(2) 110-119 2014年  査読有り
  • 尾﨑はすみ, 尾崎莉沙, 小池未菜, 駒居南保, 山口光枝, 住田 実, 永井成美
    栄養学雑誌 72(4) 200-211 2014年  査読有り
    【目的】聴覚障がい幼児において発音の獲得は重要な教育課題であり,給食や食育を通して口腔機能の発達を支援することは栄養教諭に求められる専門性と考えられる。そこで,聴覚特別支援学校に在籍する幼児と保護者を対象として,「よく噛んで食べること」を給食や家庭の食事で意識・実践するための食教育を行い,PDCサイクルの各段階における評価により実施効果と課題を検討した。<br>【方法】2012年5~11月に,K聴覚特別支援学校の在籍児(4・5歳児17名)とその保護者(17名)に食教育を実施した。幼児には,視覚教材「かみかみ人形」を用いた咀嚼指導と給食時の声かけを行った。保護者には,よく噛むことが発音や歯並びに与える利点や家庭での取組み方法を講義等で伝えた。食教育の前後に,聴覚支援教育専門教員であるクラス担任(以下クラス担任と記す)の給食時観察による咀嚼状況調査と保護者への質問紙調査を行った。企画評価は,クラス担任とのミーティングによる指導案の評価,および幼稚園教育要領「ねらい及び内容」との整合性の評価を行った。プロセス評価は,食教育への学習者(保護者)の感想,咀嚼指導へのクラス担任の意見,および夏休み後の中間調査に関して行い,影響評価は,前後比較の結果から実施効果と課題を検討した。<br>【結果】企画段階の評価は良好であったが,プロセス評価では,保護者やクラス担任の意見からは,幼児への意識づけの難しさ等の課題が,夏休み後の中間調査からは,取組みが後退した家庭があることが明らかとなった。影響評価では,クラス担任の給食時観察で「所見あり」であった9名中6名に改善が見られ,家庭では,「歯ごたえを残すように調理する」との回答が有意に増加し,平日のテレビ等視聴時間が有意に減少した。<br>【結論】前後比較の結果から,食教育後に給食時の咀嚼状況や家庭での取組みに改善が見られた。一方で,夏休み中の「後戻り」防止が課題となった。今後は,食教育内容の改善と継続的な実践が望まれる。
  • 高木絢加, 武田一彦, 御堂直樹, 駒居南保, 山口光枝, 永井成美
    栄養学雑誌 71(2) 49-58 2013年  査読有り
    【目的】温かい飲食物摂取後の,「体の温かさ」や体温の変化を検討した報告は少ない。本研究の目的は,温度の異なるスープをサンプルとして,飲食物の温度が摂食者の主観的温度感覚と深部・末梢体温に及ぼす影響を調べることである。<br>【方法】前夜から絶食した若年女性20名に,異なる日の朝9時に,65&deg;Cスープ摂取,対照として 37&deg;Cスープ摂取,スープ摂取なし(ブランク)の3試行をランダムな順序で実施した。26&deg;Cの実験室で検査衣を着用した安静状態の被検者の,サンプル摂取10分前から摂取65分後までの主観的温度感覚,深部体温(鼓膜温),末梢体温(手先温,足先温),心拍数を測定した。スープ摂取後には嗜好調査を実施した(大変おいしい[10点]~大変まずい[0点])。<br>【結果】嗜好得点は,65&deg;Cスープでは37&deg;Cスープより有意に高かった。摂取後の鼓膜温,足先温,心拍数の変化量は,65&deg;Cスープ, 37&deg;Cスープ,ブランクの順に高値で経時変化した(Sample effect, Sample×Timeとも有意)。各測定時点の多重比較からは,65&deg;Cスープでは,主観的温度感覚は摂取直後で 37&deg;Cスープやブランクと比べて有意に高値であること,鼓膜温は摂取20分後まで,足先温は摂取15分後まで 37&deg;Cスープと比べて有意に高値であることが示された。<br>【結論】37&deg;Cスープとの比較から,65&deg;Cスープ摂取後の鼓膜温や足先温の上昇はスープの温度の影響を受けていると考えられた。3試行の結果から,飲食物に含まれるエネルギー基質や美味しさなどの要因に加え,飲食物の温度自体も主観的温度感覚や体温に影響を及ぼすことが示唆された。
  • 永井成美, 赤松利恵, 長幡友実, 吉池信男, 石田裕美, 小松龍史, 中坊幸弘, 奈良信雄, 伊達ちぐさ
    日本栄養士会雑誌 56(2) 98-109 2013年  査読有り
    卒後教育システム検討の資料とするため、卒後おおむね10 年以内の管理栄養士(日本栄養士会会員、n=3 , 055)の専門的実践能力到達度を58 のコンピテンシー測定項目(1~5 点の自己評価)を用いて調査した。回答者の約半数が病院勤務であった。全体では、意欲や態度、食中毒や個人情報に関する項目の到達度が高く、公衆栄養(疫学)や調査研究に関する項目の到達度が低かった。養成教育別の比較では、平成13 年以前の旧カリキュラムによる養成教育を受けた者(n=787、勤務5 年以上が91 . 8%)は、平成14 年開始の新カリキュラムによる養成教育を受けた者(以下、新カリ卒業生と記す。n=1 , 702、同37 . 5%)や管理栄養士養成施設卒業生でない者(n=530、同83 . 7%)に比べて、39/58 項目で点数が高かった。新カリ卒業生では、基本コンピテンシー(意欲、態度)、共通コンピテンシー(行動科学の理論やモデルの活用)、職域別コンピテンシー(SOAP 様式による記録)の4 項目で点数が高かった。結果より、コンピテンシー到達度には、経験年数や養成教育のカリキュラムが関連している可能性が考えられる。
  • 山口光枝, 高木絢加, 森井沙衣子, 北山大輔, 角谷和俊, 永井成美
    栄養学雑誌 71(3) 120-129 2013年  査読有り
    【目的】大学新入生に携帯電話を活用した朝食支援プログラムを実施し,効果を評価するとともに,より効果的な実践を行うための考察を行う。<br>【方法】学部新入生全員(209名)が受講する情報の授業において,学生の携帯電話所持や料金プランを把握した。その上で,(1)受講生の一部にメールを毎週1回のペースで計8回配信する,(2)誰に送信しているかは公開しない,(3)受信者は内容を人に教えない,(4)8週後にメール配信した学生と残りの学生の行動を比較する,という方法で「模擬社会実験」を行うことを学生に伝えた。メール(朝食支援のURLへのアクセスを促す内容)を配信した学生を介入群(104名),残りの学生を対照群(105名)として,2回の質問紙調査やウェブへのアクセス状況から介入効果を評価した。<br>【結果】1)アクセス人数の割合は初回が最も高く,次第に減少した。第5回からの追加メール配信開始以降に増加に転じたが再び減少し,最終回に増えるという変化を示した。2)ウェブコンテンツではレシピへの関心が高く,積極的閲覧者(High responder: HR)では介入後に料理の好きな者が有意に増加した。3)第2回調査では,介入群,対照群ともに変容ステージ維持期の者が減少し朝食欠食者が増加したが,これらの変化は対照群でのみ有意であった。<br>【結論】朝食支援プログラムは,介入群の朝食摂取行動を改善させなかったが,悪化を緩和する可能性が示唆された。より有効な支援とするためには,調理と喫食に時間がかからず,経済性や保存性を考慮した朝食レシピの充実,インタラクティブなコミュニケーションツールの導入,セグメント化した対象のニーズに合った情報提供が望まれる。
  • Miho Nozue, Kyungyul Jun, Yoko Ishihara, Yasuko Taketa, Akiko Naruse, Narumi Nagai, Katsushi Yoshita, Hiromi Ishida
    Journal of nutritional science and vitaminology 59(1) 22-8 2013年  査読有り
  • Mitsue Yamaguchi, Kazuhiko Kotani, Naoki Sakane, Kokoro Tsuzaki, Ayaka Takagi, Shiori Wakisaka, Toshio Moritani, Narumi Nagai
    Physiology & behavior 107(1) 87-91 2012年8月20日  査読有り
  • 赤松 利恵, 永井 成美, 長幡 友実, 吉池 信男, 石田 裕美, 小松 龍史, 中坊 幸弘, 奈良 信雄, 伊達 ちぐさ
    榮養學雑誌 70(2) 110-119 2012年4月  査読有り
  • 長幡 友実, 吉池 信男, 赤松 利恵, 永井 成美, 石田 裕美, 中坊 幸弘, 小松 龍史, 奈良 信雄, 伊達 ちぐさ
    榮養學雑誌 70(2) 152-161 2012年4月  査読有り
  • 永井 成美, 赤松 利恵, 長幡 友実, 吉池 信男, 石田 裕美, 小松 龍史, 中坊 幸弘, 奈良 信雄, 伊達 ちぐさ
    榮養學雑誌 70(1) 49-58 2012年2月  査読有り
  • 永井 成美, 脇坂 しおり, 高木 絢加, 山口 光枝, 森谷 敏夫
    榮養學雑誌 70(1) 17-27 2012年2月  査読有り
  • 高木絢加, 山口光枝, 脇坂しおり, 坂根直樹, 森谷敏夫, 永井成美
    女性心身医学 17(2) 193-205 2012年  査読有り
    邦人若年女性の約半数が日常的に四肢などに冷え感を有していることが報告されている.我々はこれまでに,若年女性の冷え感と低いエネルギー摂取量や体温・熱産生に関与する交感神経活動が関連していることを見出している.この結果に基づき本研究では,「若年女性の冷え感は,体熱産生が低いために,深部体温は保持されるものの末梢体温が低下し,その自覚症状として表れている」との仮説を立て,以下の実験による検証を試みた.被験者は,「四季を通じて日常的に四肢などに強い冷え感を自覚している女性(冷え群)」と「四季を通じて日常的に四肢などに冷え感をほとんど自覚したことのない女性(非冷え群)」各10名(18-21歳)とした.前夜から絶食した被験者に半袖半ズボンの検査衣を着用してもらい,異なる2日の午前8時30分に,体組成と安静時エネルギー消費量測定,もしくは体温と温度感覚(冷え感),交感神経活動(心拍変動解析)測定を26℃の実験室で行った.深部体温の指標として鼓膜温,末梢体温の指標として手先と足先の皮膚温度を,高感度サーモセンサーで60分間連続測定した.冷え感はビジュアルアナログスケールを用いて15分間隔で測定した.冷え群では非冷え群と比較して,体温・熱産生に関与する交感神経活動が有意に低く,除脂肪体重あたり安静時エネルギー消費量も低値傾向を示した.鼓膜温は全測定ポイントで2群で差がなかったが,冷え群では60分後の体温較差(鼓膜-手先,鼓膜-足先)が開始時と比べて有意に増加した.足先の冷え感スコアと鼓膜-足先の体温較差には,有意な正の相関を認めた.以上の結果から,日常的こ強い冷え感を有する若年女性は,(1)低い安静時エネルギー消費量,(2)深部体温には差がないが26℃・60分の曝露で深部-末梢体温較差が増加,(3)体温較差が大きいほど冷え感を強く感じるといった特徴を有することが示唆され,本研究の仮説が支持されたと考えられる.
  • 永井成美, 日比壮信, 山口亨, 亀尾洋司, 小林滋, 片嶋充弘
    肥満研究 18(1) 39-51 2012年  査読有り
  • Shiori Wakisaka, Hajime Nagai, Emi Mura, Takehiro Matsumoto, Toshio Moritani, Narumi Nagai
    Journal of nutritional science and vitaminology 58(5) 333-8 2012年  査読有り
  • Kazuhiko Kotani, Shinji Fujiwara, Kokoro Tsuzaki, Yoshiko Sano, Narumi Nagai, Toshiyuki Yamada, Naoki Sakane
    Journal of clinical medicine research 3(6) 319-24 2011年12月  査読有り
    BACKGROUND: Limited studies have shown inconsistent data about the association between the uncoupling protein 1 (UCP1) gene A-3826G polymorphism and high-density lipoprotein (HDL) cholesterol levels. The present study investigated the association between the A-3826G polymorphism and low HDL-cholesterolemia in non-obese and obese subjects. METHODS: Anthropometric and biochemical factors, in addition to genotyping by an allele-specific DNA assay, were measured in 294 community-dwelling Japanese subjects (male/female: 127/167, mean age: 65 years). Obesity was defined as a body mass index (BMI) ≥ 25 kg/m(2), and low HDL-cholesterolemia was defined as < 1.04 mmol/L of HDL-cholesterol. RESULTS: The subjects with the G/G genotype (n = 27) showed a significantly higher prevalence of low HDL-cholesterolemia (37%) than those with the A/A + A/G genotype (13%) in the obese group (n = 102). There was a non-significant difference in the prevalence of low HDL-cholesterolemia between subjects with the G/G genotype (n = 45, 13%) and with the A/A + A/G genotype (15%) in the non-obese group (n = 192). A multivariate-adjusted logistic regression analysis of the presence of low HDL-cholesterolemia revealed that carrying the G/G genotype was an independent and significant factor positively associated with low HDL-cholesterolemia [odds ratio (OR): 6.85, 95% confidence interval (CI): 1.65-28.49] in the obese group, while carrying the G/G genotype exhibited a non-significant but reduced OR, by one-half, for low HDL-cholesterolemia (OR: 0.51, 95% CI: 0.13-1.96) in the non-obese group. CONCLUSIONS: The obesity status could have opposing impacts on the relationship between the G/G genotype and low HDL-cholesterolemia, providing insight into the need to consider the obesity levels when studying the association between the UCP-1 gene A-3826G polymorphism and HDL-cholesterol. KEYWORDS: Obesity; Body mass index; HDL-C; Atherosclerotic risk.
  • 山口 光枝, 渡邊 敏明, 高木 絢加, 脇坂 しおり, 坂根 直樹, 森谷 敏夫, 永井 成美
    女性心身医学 16(2) 160-168 2011年10月  査読有り
  • 高木 絢加, 山口 光枝, 脇坂 しおり, 坂根 直樹, 森谷 敏夫, 永井 成美
    肥満研究 : 日本肥満学会誌 = Journal of Japan Society for the Study of Obesity 17(2) 119-126 2011年8月  査読有り
  • N. Nagai, N. Sakane, K. Tsuzaki, T. Moritani
    INTERNATIONAL JOURNAL OF OBESITY 35(8) 1050-1055 2011年8月  査読有り
  • N. Nagai, N. Sakane, K. Tsuzaki, T. Moritani
    International Journal of Obesity 35(8) 1050-1055 2011年8月  査読有り
  • Narumi Nagai, Naoki Sakane, Kazuhiko Kotani, Taku Hamada, Kokoro Tsuzaki, Toshio Moritani
    Nutrition research (New York, N.Y.) 31(4) 255-61 2011年4月  査読有り
  • 脇坂しおり, 松本雄大, 永井 元, 村 絵美, 森谷敏夫, 永井成美
    日本栄養・食糧学会誌 64(1) 19-25 2011年  査読有り
    (採択)
  • Taku Hamada, Kazuhiko Kotani, Narumi Nagai, Kokoro Tsuzaki, Yoshiko Sano, Yukiyo Matsuoka, Mami Fujibayashi, Natsuki Kiyohara, Seitaro Tanaka, Makiko Yoshimura, Kahori Egawa, Yoshinori Kitagawa, Yoshinobu Kiso, Toshio Moritani, Naoki Sakane
    Nutrition (Burbank, Los Angeles County, Calif.) 27(1) 34-39 2011年1月  査読有り
  • 永井 成美, 菱川 美由紀, 三谷 信, 中西 類子, 脇坂 しおり, 山本 百希奈, 池田 雅子, 小橋 理代, 坂根 直樹, 森谷 敏夫
    日本栄養・食糧学会誌 : Nippon eiy◆U014D◆ shokury◆U014D◆ gakkaishi = Journal of Japanese Society of Nutrition and Food Science 63(6) 263-270 2010年12月  査読有り
    本研究の目的は, 若年女性の肌状態に栄養, 生理学的要因が関与するかどうかを検討することである。横断的研究として, 肌状態, 生理学的検査, 2日間の食事調査, 精神状態, ライフスタイルに関するデータを皮膚疾患のない54名 (2022歳) の女子学生より得た。肌状態と生理学的検査項目 (体温, エネルギー消費量, 自律神経活動) は非侵襲的手法により測定した。統計解析の結果, 角層細胞面積とエネルギー代謝, 角層水分量とビタミンA・B1摂取量, 交感神経活動指標に関連が認められた。バリア機能の指標である経皮水分蒸散量と炭水化物, ビタミンB1, 野菜摂取量にも関連が認められた。また, 肌状態はメンタルな面や自宅での冷暖房使用とも関連していた。以上の結果から, 若年女性の肌状態には栄養的な因子とともに活発な代謝と自律神経活動が関与することが示唆された。
  • 永井 成美, 山本 百希奈, 御堂 直樹, 磯村 隆士, 脇坂 しおり, 森谷 敏夫
    日本栄養・食糧学会誌 : Nippon eiy◆U014D◆ shokury◆U014D◆ gakkaishi = Journal of Japanese Society of Nutrition and Food Science 63(6) 279-285 2010年12月  査読有り
    本研究の目的は, スープ摂取後の安堵感(心がほっと安らぐ感覚)の定量的評価を行い, スープの種類による安堵感の違い, および安堵感に影響を及ぼす心理的, 生理的要因を検討することである。予備試験では, 訓練された6名のパネルによる官能検査を4種類のサンプル(コーンポタージュ[90 kcal], チキンコンソメ[43 kcal], および等エネルギーで風味に乏しいコーン・プラセボ, チキン・プラセボ)について行い, 各サンプルの特性を位置づけた。本試験では, 前夜から絶食した11名の女性(22.6±0.3歳)に, スープサンプルを朝食として, 異なる4日間にランダムな順序で負荷した。安堵感スコア, 満腹感スコア, 心拍数, 交感・副交感神経活動(心拍変動解析による), エネルギー消費量(呼気ガス分析による)を, スープ摂取前および摂取1時間後まで経時的に測定した。サンプルへの嗜好スコアは, コーンポタージュ, チキンコンソメの順に高く, 両プラセボで最も低かった。スープ摂取後の安堵感は, コーンポタージュでは他のスープサンプルより有意に高値を示した。安堵感は, 嗜好スコア, 満腹感スコア, 心拍数と正相関し, 副交感神経活動と負の相関を示した。本結果から, コーンポタージュ摂取後の高い安堵感には, スープへの嗜好性, および摂取後の満腹感と心拍数の上昇が関連していることが示唆された。
  • 野末 みほ, JUN Kyungyul, 石原 洋子, 武田 安子, 永井 成美, 由田 克士, 石田 裕美
    榮養學雑誌 68(5) 298-308 2010年10月  査読有り
    本研究は,小学5年生の児童における学校給食のある日とない日における栄養素等と食品群の摂取量について明らかにすることを目的とした。さらに,1日の食事における食事区分別の比較の検討も行った。東京都と岡山県において,2007年10月から2008年2月に横断研究を実施した。学校給食の摂取量の把握は観察者による秤量と観察,家庭での食事調査については写真画像を併用した児童による目安量記録法により行った。調査期間は連続しない学校給食のある日(平日)2日と学校給食のない日(土曜日または日曜日)1日の3日間とし,体格が普通の児童82名を対象とし解析を行った。カルシウム,ビタミンB1,野菜類と乳類において,学校給食のない日よりもある日に摂取量が有意に高く,食塩と調味料類においては学校給食のない日よりもある日に摂取量が有意に低かった。昼食において,カルシウム,ビタミンB1,ビタミンB2について,学校給食のない日に比べて学校給食のある日の摂取量の割合が大きかった。本研究の結果より,学校給食のあり,なしが,児童の一日全体の栄養素等及び食品群の摂取量に違いを与えていることが示唆された。<br>(オンラインのみ掲載)
  • Miho Nozue, Katsushi Yoshita, Kyungyul Jun, Yoko Ishihara, Yasuko Taketa, Akiko Naruse, Narumi Nagai, Hiromi Ishida
    NUTRITION RESEARCH AND PRACTICE 4(5) 400-404 2010年10月  査読有り
  • Miho Nozue, Katsushi Yoshita, Kyungyul Jun, Yoko Ishihara, Yasuko Taketa, Akiko Naruse, Narumi Nagai, Hiromi Ishida
    Nutrition research and practice 4(5) 400-4 2010年10月  査読有り
  • Mika Umabiki, Kokoro Tsuzaki, Kazuhiko Kotani, Narumi Nagai, Yoshiko Sano, Yukiyo Matsuoka, Kaori Kitaoka, Yukiko Okami, Naoki Sakane, Akane Higashi
    The Tohoku journal of experimental medicine 220(4) 267-71 2010年4月  査読有り
  • 池田 雅子, 住田 実, 菰島 未来, 横田 成美, 中務 紗代子, 難波 有美子, 脇坂 しおり, 菱川 美由紀, 山本 百希奈, 亀甲 薫, 永井 成美
    榮養學雑誌 68(1) 51-58 2010年2月  査読有り
    本食教育プログラムは視覚教材と舌で味わう体験を含み,児童の野菜への苦手意識を減じて積極的な野菜摂取を促すためのものである。我々は,この食教育プログラム『食べる授業』(45分の授業+90分の実習)を小学6年生の4クラス(n=133)にそれぞれ実施した。食教育の効果は,食教育実施期間の前後に質問紙調査を行い,児童の苦手な野菜を食べようとする態度と意欲,及び家庭での野菜調理体験より評価した。質問紙には,児童の野菜への苦手意識のわずかな変化を観察するためのビジュアルアナログスケール(VAS)も用いた。その結果,20名(18.7%)の児童に苦手な野菜を食べてみようとする意欲が認められ,VASスコアからは,20品目中16品目の野菜において苦手意識の有意な低下が示された。食教育プログラム実施後には,家庭での野菜料理体験にも有意な変化が認められた(p < 0.001)。この食教育プログラムは,児童の野菜への苦手意識を改善し,野菜を食べることや調理することへの意欲を促す一助となり得ると考えられる。さらにVAS法は,児童において,野菜への苦手意識のわずかな変化を評価するための感度の良い測定方法である可能性がある。<br>(オンラインのみ掲載)
  • 脇坂 しおり, 小橋 理代, 菱川 美由紀, 山本 百希奈, 池田 雅子, 坂根 直樹, 松永 哲郎, 森谷 敏夫, 永井 成美
    日本栄養・食糧学会誌 : Nippon eiy◆U014D◆ shokury◆U014D◆ gakkaishi = Journal of Japanese Society of Nutrition and Food Science 62(6) 297-304 2009年12月  査読有り
    胃電図は, 腹部に装着した表面電極から経皮的に胃筋電活動を記録する非侵襲的な胃運動評価法である。本研究では, 胃電図を指標として朝食欠食と朝の胃運動の関連を検討するために, 朝食摂取習慣のある女性11名 (21.5±0.2歳) に, 1週間の朝食欠食および1週間の再摂食試験を連続して行った。各試験の前後に検査日を設け, 前夜から絶食した被験者の体組成, 空腹感と食欲 (Visual analog scaleによる) を測定し, 午前9時より胃電図と心電図を同時に記録した。得られた胃の電気信号を解析し, 1分間に約3回生じる正常波パワー (Normal power), 正常波パワー含有率 (% Normal power) およびその出現頻度 (Dominant frequency; DF) を定量した。心電図からは心臓自律神経活動を定量した。1週間の朝食欠食は, 有意ではないが% Normal powerとDFを低下させた。DFは欠食後から再摂食後にさらに低下した (p=0.074 versus baseline) 。朝食欠食後の空腹感スコア (r=0.55, p=0.077), 食欲スコア (r=0.60, p=0.051) と % Normal powerの相関には有意傾向が認められた。以上の結果より, 1週間の朝食欠食が習慣的に朝食を摂取している若年女性の胃運動を減弱させ...
  • Taku Hamada, Kazuhiko Kotani, Narumi Nagai, Kokoro Tsuzaki, Yukiyo Matsuoka, Yoshiko Sano, Mami Fujibayashi, Natsuki Kiyohara, Seitaro Tanaka, Makiko Yoshimura, Kahori Egawa, Yoshinori Kitagawa, Yoshinobu Kiso, Toshio Moritani, Naoki Sakane
    The Tohoku journal of experimental medicine 219(4) 337-42 2009年12月  査読有り
  • 小橋 理代, 脇坂 しおり, 林 直樹, 坂根 直樹, 森谷 敏夫, 永井 成美
    肥満研究 : 日本肥満学会誌 = Journal of Japan Society for the Study of Obesity 15(2) 179-184 2009年8月25日  査読有り責任著者
  • 武田 安子, 脇坂 しおり, 永井 成美
    肥満研究 : 日本肥満学会誌 = Journal of Japan Society for the Study of Obesity 14(3) 251-257 2008年12月  査読有り

MISC

 31

書籍等出版物

 22

講演・口頭発表等

 32

担当経験のある科目(授業)

 13

共同研究・競争的資金等の研究課題

 11

学術貢献活動

 1

社会貢献活動

 44

主要なメディア報道

 3