研究者業績

内平 隆之

ウチヒラ タカユキ  (Takayuki Uchihira)

基本情報

所属
兵庫県立大学 環境人間学部 教授
学位
博士(工学)(2007年3月 神戸大学)

研究者番号
70457125
ORCID ID
 https://orcid.org/0000-0003-0679-3649
J-GLOBAL ID
202001003265190621
researchmap会員ID
R000007414

外部リンク

社会の変化が人々の暮らしやまちづくりに与える影響に着目し,人と環境が折り合いをつけながら住み続けられるまち,すなわち居住適応性(habitability)の高いまちのあり方を研究しています。経済や産業を伸ばす(経済開発),制度や仕組みを整える(社会開発),人の能力を高める(人間開発)といった従来のアプローチに対し,私が重視するのは,問題を生み出している状況そのものに働きかけて変えていくこと(状況開発)です。

近年は,社会的孤立・孤独の予防を主題としています。人を地域活動につなぐ「社会的処方」の限界をふまえ,人が自然に立ち寄り過ごせる環境を整える「空間的処方」と,行動を後押しする情報を届ける「情報的処方」の効果を,全国規模のWEB調査やランダム化比較試験,地域と連携した社会実装実験によって検証しています。

その中核に据えているのが,「生活圏における開かれた自分時間」という考え方です。これは,交流がない状態ではなく,人と関わることも関わらないことも選べる余地が保たれたまま,その場で過ごす時間を自分のための時間として意味づける体験を指します。ついでに立ち寄れる,なにもしなくてもよい,関わっても関わらなくてもよいという三つの開かれに着目し,それを支える場所の条件と,孤立・孤独やポジティブソリチュードとの関係を明らかにするとともに,生活圏の状態を診断する指標の開発に取り組んでいます。こうした知見を,人口減少社会における公共施設の適正配置にも統合し,孤立・孤独のゼロ次予防に資する計画論の構築をめざしています。

主な研究の柱は次のとおりです。

  1. 孤立・孤独の予防に資する近隣社会環境と空間的処方の解明
  2. 「生活圏における開かれた自分時間」の概念化と居住空間診断指標の開発
  3. 開かれた自分時間を育むプレイスメイキング手法の開発
  4. 行政・地域団体との協働による状況開発
  5. 環境資源の次世代継承と地域人材の育成

論文

 61

MISC

 51

書籍等出版物

 15
  • 山浦 陽一, 中塚 雅也, 筒井 一伸 (担当:共著, 範囲:第12章「関係系」動機によるやる気の持続モデルp178-188)
    農山漁村文化協会 2025年3月11日 (ISBN: 4540231707)
  • 佐々木, 秀之, 中沢, 峻, 友渕, 貴之, 高橋, 結, 佐藤, 加奈絵, 森谷, 健太, 西芝, 雅美, 石井, 大一朗, 内平, 隆之, 田澤, 紘子, 山田, 一隆 (担当:分担執筆, 範囲:第3部 地域共生型実践教育のビジョンを探る(pp105-142))
    北樹出版 2024年8月 (ISBN: 9784779307539)
  • 佐久間康富, 柴田祐, 内平隆之 (担当:共編者(共編著者), 範囲:2-2 空き家化する城下町の街並みを市民出資で再生する仕組み【兵庫県たつの市龍野地区】)
    学芸出版社 2023年4月 (ISBN: 9784761528508)
  • 中塚, 雅也, 山浦, 陽一 (担当:分担執筆, 範囲:9章街並み継承と人材パイプライン(p215−244))
    農山漁村文化協会 2022年3月 (ISBN: 9784540212963)
  • 中塚, 雅也 (担当:分担執筆, 範囲:第13章 地域協働プロジェクトと人材育成(p249-264))
    神戸大学出版会,神戸新聞総合出版センター (発売) 2019年1月 (ISBN: 9784909364043)

講演・口頭発表等

 46
  • 内平隆之
    地域創生に応える実践力養成ひょうご神戸プラットフォーム 2024年3月12日  招待有り
  • 伊藤 波輝, 中桐 斉之, 内平 隆之
    第81回全国大会講演論文集 2019年2月28日
    近年、全天球カメラなどの360度撮影が可能な機器や、ドローン(無人航空機)の普及により、観光PRにおいてパノラマVRや空撮映像が用いられることが多くなってきた。ドローンやパノラマVRについて、個別にはいくつか研究もされてきているが、両者のどちらがどの用途に向いているのかを解析した研究はない。そこで本研究では、ドローンによる空撮映像と全天球カメラによるパノラマVRを利用した観光PRの比較検討を、観光客と住民の認識という観点から解析を行う。また、地域のPRにおいてより効果的な手段はどちらか、観光PRの手法としてどちらが取り入れやすいかなどについても調査を行う。
  • 伊藤 波輝, 内平 隆之, 中桐 斉之
    第80回全国大会講演論文集 2018年3月13日
    本研究は、観光における人々が街を回遊してくれないという問題点を踏まえ、まちあるきにゲーミフィケーションを加えることで人々の回遊意欲を促すための研究である。本研究で開発した携帯端末向けアプリケーションにはスタンプラリーシステムを採用している。そこにゲーミフィケーションの要素を新たに加えることで、人々の街歩きへの意欲を高め、地域活性化に貢献することが目的である。
  • 井関崇博, 内平隆之
    日本公共政策学会2017年度研究大会 2017年6月18日  招待有り
  • 川口 和夏, 内平 隆之, 中桐 斉之
    第79回全国大会講演論文集 2017年3月16日
    本研究では、時間とゲーミフィケーションの概念を組み入れたまちあるきアプリケーションによって、地域活性化を促進するシステムの構築を行う。従来、地域活性化を目的としたアプリは多数あるが、時間や距離を考慮したものが非常に少ない。そこで、これを考慮し、また、ユーザーのモチベーションの維持・向上のためゲーミフィケーションを取り入れた、新しいシステムを構築し、実証実験を行った。具体的には、スマートフォン等の携帯端末を用いてユーザーが実際にまちあるきをしているかどうかを時間と距離から判定し、まちあるきをしていると、ポイントがたまり、それを使用するなどのゲーミフィケーションを取り入れることで街歩きを楽しんでもらうシステムとした。

担当経験のある科目(授業)

 28

所属学協会

 4

共同研究・競争的資金等の研究課題

 44

学術貢献活動

 11

社会貢献活動

 9