林田 一子   池西 悦子   
日本精神科看護学術集会誌 59(2) 43-47 2017年7月 [査読有り]
本研究の目的は、患者から暴力を受けた精神科看護師が様々な困難を抱えながらも仕事を継続するに至るまでのプロセスと、その影響要因を明らかにし、患者から暴力を受けた看護師に対するサポート方略の示唆を得ることである。暴力は「危害を加える要素をもった行動で、容認できないと判断される、すべての脅威を与える行為」と定義し、研究デザインは複線径路・等至性モデル(Trajectory Equifinality Model:TEM)を使った質的研究法で行った。研究対象者は、過去に患者から暴力を受けた経験があり...