高見 美保   
老年精神医学雑誌 31(8) 817-822 2020年8月
認知症の人とのコミュニケーションでは、「聴く・(相手を)理解する・伝える」という相互の循環的なやりとりが重要であり、このようなコミュニケーションを重ねることで、認知症の人が有している力が引き出され、認知症の人の生活がより安寧なものになっていくことが期待できる。そして、コミュニケーションから始まる日々のケアが"認知症の人の生活や人生にどうつながっていくのか"をイメージすることが、認知症ケアチームの実践力を支える基盤になると考えられる。(著者抄録)