岡 和範   藤田 大輔   野原 康信   井上 創造   有村 公一   飯原 弘二   小橋 昌司   
日本医用画像工学会大会予稿集 40回 257-260 2021年10月
脳血管疾患は日本の死因第4位であり,2019年の死亡者数は約10万人に上る.その要因の一つは脳内血腫(ICH;intracerebral hemorrhage)である.ICHは専門医でも読影が難しく,診断に時間を要する為,医師の負担軽減や診断の迅速性・正確性向上の為に,脳CT画像からのICH領域自動抽出法が必要とされている.従来研究として,FCNによる手法が研究されているが,実用化には不十分で,特に高吸収を示す脳室内やクモ膜下出血領域の誤抽出が多い.本研究では,高吸収領域の過抽出を削減する...