中村 龍哉   
電子情報通信学会技術研究報告. EMCJ, 環境電磁工学 EMCJ2011-2(18) 7-12 2011年 [査読有り]
筆者らはこれまで,日本古来の伝統的な瓦製造法の一つである燻し技術を用いて,瓦粘土から成るピラミッド成形体表面に導電性のカーボン膜を形成させ,ピラミッド形電波吸収体を試作してきた.また,導電性カーボン膜の抵抗値を制御することにより,電波吸収特性を改善できることについて報告した.本研究では,マイクロ波帯に加え,ミリ波帯用の燻し瓦ピラミッド電波吸収体を作製し,その電波吸収特性について検討した.さらに,FDTD法による数値解析により,電波吸収特性を計算した.