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研究者業績

研究者リスト >> 紀平 知樹
 

紀平 知樹

 
アバター
研究者氏名紀平 知樹
 
 
URL
所属兵庫県立大学
部署看護学部
職名教授
学位博士(文学)(大阪大学)
J-Global ID200901085100029123

研究キーワード

 
観光倫理学 ,持続可能性 ,観光 ,環境倫理学 ,現象学

研究分野

 
  • 人文・社会 / 哲学、倫理学 / 

経歴

 
2020年4月
 - 
現在
兵庫県立大学 看護学部 教授 
 
2012年4月
 - 
現在
甲南女子大学大学院 看護学研究科 非常勤講師   
 
2021年4月
 - 
2021年9月
近畿大学 文芸学部 非常勤講師 
 
2015年4月
 - 
2020年3月
兵庫医療大学 共通教育センター 教授   
 
2014年4月
 - 
2020年3月
京都大学大学院 医学系研究科人間健康学系専攻 非常勤講師   
 

論文

 
 
紀平知樹   
平成20年度〜平成22年度科学研究費補助金基盤研究(C)研究成果報告書課題番号20520015      2011年3月   
環境問題の解決方法として外部不経済の内部化という考え方がある。これは経済の外部にあるものを内部化し、市場で管理するということを意味している。そしてそのことによって、自然の価値は、市場経済的価値,すなわち交換価値によって評価されることになる。しかし、自然の価値は必ずしも交換価値のみに尽くせるわけではない。本稿では、経済価値の別の可能性を追求するために、限界効用を引き起こし、現代の経済学にも大きな影響を与えているカール・メンガーの思想にまで立ち戻って考察を行っている。
 
紀平知樹   
医療・生命と倫理・社会   (9) 24-33   2010年3月   [査読有り]
改正された臓器移植法では、本人の拒否の意思表示がない限り、臓器提供は家族による承認のみで可能になった。また親族への優先提供も可能になっている。こうした変更によってどのような問題が生じうるのか、特に臓器提供は無償の社会的行為であり、そこに個人の意思がどの程度反映されるべきかを考察している。
 
紀平 知樹   
倫理学研究   (38) 135-145   2008年3月   [査読有り]
本稿では、現在環境保護の取り組みの中心的理念となっている「持続可能な開発」という理念について、特に「持続可能性」のついての検討を行っている。<br />
「持続可能性」には、強、弱2つの解釈の可能性があるが、弱い持続可能性の解釈をとるなら、それはほぼ開発と同じことを意味することになるということをまずは明らかにした。しかし現在、外部不経済の内部化という考えのもとで行われている環境保護の取り組みは、弱い持続可能性の理念に沿うものであり、それは環境ではなく、経済的価値を保護するものとなってしまう...
 
紀平知樹   
大阪大学21世紀COEプログラム「インターフェイスの人文学」研究報告書2004-2006 第1巻『岐路に立つ人文学』   149-165   2007年1月   
自然破壊とは、人間の自然に対する働きかけが強大になりすぎたことによって引き起こされた問題であるといえる。本論文では、人間と自然との間にあり、それらの関係を可能にしているもの(インターフェイス)のあり方について考察している。特に現代社会では、このインターフェイスは、市場経済であると考えられる。現在、環境破壊を引き起こしたと考えられる市場経済が、逆に環境破壊を回避するためのシステムとしても考えられているが、本当にそれが可能かどうか、あるいはどのような経済であれば環境破壊を回避することができるか...
 
紀平 知樹   
待兼山論叢. 哲学篇   40 1-16   2006年12月   [招待有り]
フッサールは、学問の絶対的な基盤を見いだすために、いかなる自明性もそのままにしておかないということを自らの探求の指針としてとっていた。それではフッサール自身は、自らの自明性を十分に批判的に検討することができていたかということを確認するのが、本稿の主題である。特に『形式論理学と超越論的論理学』におけるフッサールの排中律の擁護に焦点を当てて、この問題を考察し、結局フッサールは理性への信頼を十分に批判することができなかったことを明らかにした。

書籍等出版物

 
 
紀平知樹(担当:分担執筆, 範囲:第14章 エコツーリズムと環境倫理:240-254)
昭和堂   2020年10月   (ISBN:4812219345)
 
伊藤邦武, 藤本忠, 田中龍山, 山口雅広, 松田克進(担当:共著, 範囲:第13章 応用倫理学: 183-199)
晃洋書房   2018年4月   (ISBN:9784771030442)   
第13章の「応用倫理学 生活の中に潜む倫理的問題」の執筆を担当した。
 
二瓶社   2017年4月      
 
末廣謙, 紀平知樹, 常見幸(担当:共著, 範囲:96頁〜124頁)
二瓶社   2014年3月      
担当した第6章「医療と倫理」では、医療と倫理がどのように関係するかを説明したあと、特に現在の医療倫理の基本原則となっている自律尊重、無危害、善行、正義の原則について解説を行っている。
 
鷲田清一, 中岡成文, 本間直樹, 紀平知樹(担当:共著, 範囲:188頁〜212頁)
大阪大学出版会   2010年9月      
本稿では、鷲田清一によって提唱され、展開されている臨床哲学について、それがどのような哲学なのかということを明らかにしようとしている。

講演・口頭発表等

 
 
紀平知樹   
ワークショップ「観光とリアリティ」 中央大学人文科学研究所 リアリティの哲学、時間・偶然研究会   2024年3月3日   
 
常見幸, 紀平知樹   
第55回日本医学教育学会大会   2023年7月29日   日本医学教育学会   
 
紀平知樹   
観光学術学会第12回大会   2023年7月9日   
 
紀平知樹   
観光学術学会第9回研究集会   2022年2月19日   [招待有り]
 
常見幸   紀平知樹   
第53回日本医学教育学会大会   2021年7月   

共同研究・競争的資金等の研究課題

 
 
障がい児とその家族の社会的孤立に対する支援モデル構築
日本学術振興会: 科学研究費助成事業
大村 佳代子 林 知里 古川 恵美 紀平 知樹 田中 晴佳 
研究期間: 2023年4月 - 2028年3月
 
観光のエートスから考える観光倫理学
日本学術振興会: 科学研究費助成事業
紀平 知樹 
研究期間: 2023年4月 - 2027年3月
 
技術哲学を結節点とした科学技術イノベーションと人間・社会の関係に関する総合的研究
日本学術振興会: 科学研究費助成事業
金光 秀和 直江 清隆 上杉 繁 北野 孝志 紀平 知樹 鈴木 俊洋 高浦 康有 寺本 剛 
研究期間: 2023年4月 - 2026年3月
 
身体の変容をめぐる技術哲学的考察
日本学術振興会: 科学研究費助成事業
金光 秀和 直江 清隆 北野 孝志 紀平 知樹 鈴木 俊洋 寺本 剛 
研究期間: 2019年4月 - 2023年3月
 
研究期間: 2017年4月 - 2023年3月