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研究者業績

研究者リスト >> 紀平 知樹
 

紀平 知樹

 
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研究者氏名紀平 知樹
 
 
URL
所属兵庫県立大学
部署看護学部
職名教授
学位博士(文学)(大阪大学)
J-Global ID200901085100029123

研究キーワード

 
観光倫理学 ,持続可能性 ,観光 ,環境倫理学 ,現象学

研究分野

 
  • 人文・社会 / 哲学、倫理学 / 

経歴

 
2020年4月
 - 
現在
兵庫県立大学 看護学部 教授 
 
2012年4月
 - 
現在
甲南女子大学大学院 看護学研究科 非常勤講師   
 
2021年4月
 - 
2021年9月
近畿大学 文芸学部 非常勤講師 
 
2015年4月
 - 
2020年3月
兵庫医療大学 共通教育センター 教授   
 
2014年4月
 - 
2020年3月
京都大学大学院 医学系研究科人間健康学系専攻 非常勤講師   
 

論文

 
 
紀平 知樹   
臨床哲学   4 132-141   2002年6月   
脳死および臓器移植の問題において中心となるのは、身体の位置づけの問題であろう。脳死を人の死と認める立場からは、人間の人間たるゆえんを脳に求め、他方で脳死を人の死と認めない立場からは、人間にとっての身体の重要性を強調する。しかしこの議論においては両者の視点に最初からずれがあるように思われる。森岡正博が指摘するように、前者は三人称的に考察しているのであり、後者は二人称的に考察している。このずれを埋めるべく、三人称的立場からの最新の成果をもとに、人間にとっての身体の意味を考察した。
 
紀平知樹   
哲學論集   (47) 58-71   2001年3月   [査読有り]
現象学はその運動の中で次第に「現象せざるもの」の記述に重点を移してきた。その代表者がレヴィナスであろう。度々フッサールの批判者として名前が挙げられるレヴィナスであるが、彼自身は「フッサール現象学の精神を継承する」と述べている。そこで現象学は現象せざるものにいかにして近づきうるかということをフッサールの志向性と現象学的還元の分析、そしてその分析の帰結である存在することと意味すること、あるいは現象とロゴスの同一性から明らかにした。
 
紀平 知樹   
倫理学研究   31 84-95   2001年   [査読有り]
シェーラーの倫理学における生命価値の重視と精神的価値の重視というある種の矛盾をはらんだ二元論的主張を整合的に理解するための手がかりとして、彼のルサンチマンについての考察を検討した。
 
紀平 知樹   
メタフュシカ   31 151-157   2000年12月
Stanford University press,1999Issues in contemporary Phenomenology and Cognitive ScienceNaturalizing PhenomenologyJean Petitot,Francisco J.Varela,Bernard Pachoud,Jean-Michel Roy(ed.)
 
紀平 知樹   
大谷學報 = THE OTANI GAKUHO   80(1) 18-33   2000年10月   [査読有り]
フッサールは処女作の『算術の哲学』においては心理学主義の立場に立っていたが、その後自らの立場を捨て、現象学を提唱することになる。その変化がどのような経緯で生じたかということを考察した。フッサールにとって数学における無限の問題が変化のきっかけとなったのであり、『算術の哲学』では認められていなかった実無限を認めたこと、つまり理念的対象とそれを捉える範疇的直観の相関関係という視座を獲得したことが心理学主義を捨てるきっかけになったということを明らかにした。

書籍等出版物

 
 
紀平知樹(担当:分担執筆, 範囲:第14章 エコツーリズムと環境倫理:240-254)
昭和堂   2020年10月   (ISBN:4812219345)
 
伊藤邦武, 藤本忠, 田中龍山, 山口雅広, 松田克進(担当:共著, 範囲:第13章 応用倫理学: 183-199)
晃洋書房   2018年4月   (ISBN:9784771030442)   
第13章の「応用倫理学 生活の中に潜む倫理的問題」の執筆を担当した。
 
二瓶社   2017年4月      
 
末廣謙, 紀平知樹, 常見幸(担当:共著, 範囲:96頁〜124頁)
二瓶社   2014年3月      
担当した第6章「医療と倫理」では、医療と倫理がどのように関係するかを説明したあと、特に現在の医療倫理の基本原則となっている自律尊重、無危害、善行、正義の原則について解説を行っている。
 
鷲田清一, 中岡成文, 本間直樹, 紀平知樹(担当:共著, 範囲:188頁〜212頁)
大阪大学出版会   2010年9月      
本稿では、鷲田清一によって提唱され、展開されている臨床哲学について、それがどのような哲学なのかということを明らかにしようとしている。

講演・口頭発表等

 
 
紀平知樹   
ワークショップ「観光とリアリティ」 中央大学人文科学研究所 リアリティの哲学、時間・偶然研究会   2024年3月3日   
 
常見幸, 紀平知樹   
第55回日本医学教育学会大会   2023年7月29日   日本医学教育学会   
 
紀平知樹   
観光学術学会第12回大会   2023年7月9日   
 
紀平知樹   
観光学術学会第9回研究集会   2022年2月19日   [招待有り]
 
常見幸   紀平知樹   
第53回日本医学教育学会大会   2021年7月   

共同研究・競争的資金等の研究課題

 
 
障がい児とその家族の社会的孤立に対する支援モデル構築
日本学術振興会: 科学研究費助成事業
大村 佳代子 林 知里 古川 恵美 紀平 知樹 田中 晴佳 
研究期間: 2023年4月 - 2028年3月
 
観光のエートスから考える観光倫理学
日本学術振興会: 科学研究費助成事業
紀平 知樹 
研究期間: 2023年4月 - 2027年3月
 
技術哲学を結節点とした科学技術イノベーションと人間・社会の関係に関する総合的研究
日本学術振興会: 科学研究費助成事業
金光 秀和 直江 清隆 上杉 繁 北野 孝志 紀平 知樹 鈴木 俊洋 高浦 康有 寺本 剛 
研究期間: 2023年4月 - 2026年3月
 
身体の変容をめぐる技術哲学的考察
日本学術振興会: 科学研究費助成事業
金光 秀和 直江 清隆 北野 孝志 紀平 知樹 鈴木 俊洋 寺本 剛 
研究期間: 2019年4月 - 2023年3月
 
研究期間: 2017年4月 - 2023年3月