| 研究者業績
| 研究者氏名 | 紀平 知樹 |
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所属 | 兵庫県立大学 |
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部署 | 看護学部 |
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職名 | 教授 |
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学位 | 博士(文学)(大阪大学) |
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J-Global ID | 200901085100029123 |
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研究キーワード 観光倫理学
,持続可能性
,観光
,環境倫理学
,現象学
経歴 2020年4月 - 現在 兵庫県立大学 看護学部 教授
2012年4月 - 現在 甲南女子大学大学院 看護学研究科 非常勤講師
2021年4月 - 2021年9月 近畿大学 文芸学部 非常勤講師
2015年4月 - 2020年3月 兵庫医療大学 共通教育センター 教授
2014年4月 - 2020年3月 京都大学大学院 医学系研究科人間健康学系専攻 非常勤講師
論文 紀平 知樹    メタフュシカ 30 99-112 1999年12月 [査読有り] フッサール現象学は意識の志向性に着目した、一方で意識と世界の相関関係の分析であり、他方でその分析による学問の基礎づけである。学問は諸判断から成立するが、その学問は世界についての学問である。従って世界と判断とは同型的でなければならない。世界にしろ判断にしろフッサールにとってその根源は意識であり、類型を介した世界との関わりが世界と判断の同型性を成立させる。つまり対象は類型を通して初めて現れるが、その類型は既に判断形式という一定の構造をもっているのであり、それこそが世界と判断との同型性を保証する...
紀平 知樹    臨床哲学 1 32-42 1999年3月 現在、大阪大学で進められている臨床哲学という試みについて論じた。臨床とは「問題が生じている場」ととりあえず定義することができる。そのような場にいかにして哲学が関わることが可能か、というのが問題である。臨床哲学は生じている問題に当事者として関わるべきであり、ある状況の中での思惟ということができる。その場の偶然性、特殊性こそが、その場の問題の意味を生み出しているのであり、そのような点的なものをロラン・バルトに従いプンクトゥムとなづけた。そしてそれに即し、そこから思惟を始めるのが臨床哲学である。
紀平 知樹   キヒラ トモキ   Kihira Tomoki    待兼山論叢 32(0) 55-68 1998年12月 [査読有り] 目下看護や医療などで議論されているケアについて、シェーラーの共感論に基づき考察した。シェーラーは共感論を自他の区別を前提とした上で、フッサールのような他者構成論とは異なる、感情の理論として展開している。彼によれば人格は対象化不可能であり、ただ共感を通してのみ与えられるという。しかしその共感を導くのは愛であり、それこそが初めて共感を可能にするのである。価値創造的な愛は、他者のより高い価値を目指して進む。しかし人格は対象化不可能であるがゆえに、愛は他者と自己とを同一化することはない。このように...
書籍等出版物 紀平知樹(担当:分担執筆, 範囲:第14章 エコツーリズムと環境倫理:240-254) 昭和堂 2020年10月 (ISBN:4812219345) |
伊藤邦武, 藤本忠, 田中龍山, 山口雅広, 松田克進(担当:共著, 範囲:第13章 応用倫理学: 183-199) 晃洋書房 2018年4月 (ISBN:9784771030442) 第13章の「応用倫理学 生活の中に潜む倫理的問題」の執筆を担当した。 |
末廣謙, 紀平知樹, 常見幸(担当:共著, 範囲:96頁〜124頁) 二瓶社 2014年3月 担当した第6章「医療と倫理」では、医療と倫理がどのように関係するかを説明したあと、特に現在の医療倫理の基本原則となっている自律尊重、無危害、善行、正義の原則について解説を行っている。 |
鷲田清一, 中岡成文, 本間直樹, 紀平知樹(担当:共著, 範囲:188頁〜212頁) 大阪大学出版会 2010年9月 本稿では、鷲田清一によって提唱され、展開されている臨床哲学について、それがどのような哲学なのかということを明らかにしようとしている。 |
講演・口頭発表等 紀平知樹    ワークショップ「観光とリアリティ」 中央大学人文科学研究所 リアリティの哲学、時間・偶然研究会 2024年3月3日
常見幸, 紀平知樹    第55回日本医学教育学会大会 2023年7月29日 日本医学教育学会
紀平知樹    観光学術学会第12回大会 2023年7月9日
紀平知樹    観光学術学会第9回研究集会 2022年2月19日 [招待有り]
常見幸   紀平知樹    第53回日本医学教育学会大会 2021年7月
共同研究・競争的資金等の研究課題 身体の変容をめぐる技術哲学的考察日本学術振興会: 科学研究費助成事業金光 秀和 直江 清隆 北野 孝志 紀平 知樹 鈴木 俊洋 寺本 剛  研究期間: 2019年4月 - 2023年3月
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