竹田 直樹   八木 健太郎   
環境芸術 4 1-8 2004年
主として自治体によって推進されてきた、いわゆる「彫刻のある街づくり事業」の作品選定システムには、(1)野外彫刻展型[宇部型]、(2)既成作品購入型[長野型]、(3)彫刻シンポジウム型[八王子型](4)オーダーメイド型[仙台型]の4つの類型がある。本報は、その中の一つ、野外彫刻展型に着目するものである。宇部市、神戸市、秦野市、小田原市など多数の自治体がこのタイプの彫刻設置事業を展開したが、時代の変遷にともない、その作品選定システムに様々な改良が加えられる。本報は、これらの自治体が、如何なる改...