藤井 拓斗   赤浜 裕一   小山 岳秀   上田 光一   水戸 毅   
日本物理学会講演概要集 71 2252-2252 2016年
<p>黒リンは層状構造のナローギャップ半導体であるが、圧力印加によってギャップが減少し、グラファイトやビスマスのような半金属物質に転移する。本研究では黒リンの半導体特性を微視的実験手法である核磁気共鳴法を用い調べた。常圧下の核スピン格子緩和率は、半導体特性を反映して高温に伴い減少を示した。講演では、半金属状態への転移とそこでの電子状態を明らかにするため、高圧下での測定結果も報告する予定である。</p>