林 祐太   安田 誠宏   森 信人   中條 壮大   間瀬 肇   奥 勇一郎   
Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B2 (Coastal Engineering) 67(2) I_1181-I_1185 2011年11月 [査読有り]
気候変化に伴う台風の強大化が指摘されており日本沿岸では高潮による災害規模の変化が懸念される.全球大気モデルの温暖化予測実験において計算された関東地方に接近する将来の極端台風を対象とし,温暖化シナリオ下における東京湾の高潮の可能最大クラス値を求めた.高潮の可能最大クラス値は,高潮災害の規模が台風経路に敏感であるため,気象モデルを用いて対象台風の経路がずれた場合の計算を複数行い(経路アンサンブル実験),それぞれの台風経路における高潮偏差の最大値をもって与えた.