山本 高美, 田中 喜美, 鳴海 多恵子
産業教育学研究 34(2) 17-24-24 2004年7月 査読有り
本研究は、大学における専門職業教育としての、アパレルCAD入門期のための授業用テキストを開発し、授業実践を通して、その妥当性および有効性を検証することを目的とする。テキストは、(1)パターンメーキング機能の習得、(2)CADの基礎的な操作を習得、(3)平面作図の基礎を習得、(4)アパレル生産のシステムを体得、(5)学生間の進度差に対応、を特徴とした。授業実践の評価は、各授業後に提出させた作図、確認テスト、アンケートにより分析した。その結果、テキストはCAD入門期用として、妥当であり有効性も高いことが明らかとなった。